税務上のシロ,クロ,グレー

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税務の判断は,グレーゾーンが多いといわれます。
確かに法律には明確に定められていないこともありますし,
実務上の慣習もあります。
しかし,明確にクロのものはクロですし,
シロのものはシロです。
イメージ的には,
Newtype税理士井ノ上陽一 大人の数字力を高めるブログ|
ではなく,
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と考えています。
シロ
シロは,法律に沿って適正に処理されたものです。
シロの経費でも,勘違いがあり,意外と計上されていないケースもあります。
クロ
クロは,税務上,絶対に認められないもの。
例えば,
領収書の偽造
架空の経費の計上
売上を抜くこと
などが挙げられます。
税理士として,このクロは,絶対に認めません。
グレー
問題は,このグレー。
法律にはクロともシロとも明言されていないものです。
グレーのものは,
法律の解釈や明確な証拠があることにより,シロになります。
明確な証拠とは,領収書,請求書その他の資料です。
税務署に申告する状態は,
これらの解釈や証拠により,あくまでもシロのものを申告します。
清濁併せ呑む
「清濁併せ呑む」という言葉がありますが,
この「濁」は,クロのことではなく,グレーのことだと考えています。
クロとグレーの境界線は,経営者や税理士によっても違うとは思いますが・・。
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【編集後記】
昨日,久しぶりに本田直之さんの講演会に参加してきました。
また新たな視点からのお話で,
非常に刺激を受けています。
同じく刺激を受けたのが,プレゼン資料。
本田さんのMacでKeynoteというソフトを使われて,毎回感動します。
日曜日に開催する勉強会の資料を
昨日の夜から今朝にかけて,大幅に作り直してしまいました。
パワポなんですけど,Keynote風に。
【読み終わった本】

マイクロトレンド―世の中を動かす1%の人びと/マーク・J. ペン
¥1,890
Amazon.co.jp

「通い婚カップル」,「マック・パパ」,「太陽嫌い」,「編み物好きの若者」など,
アメリカの全人口の1%のグループが社会に大きな影響を与えることを示唆した本。
データも豊富で,日本の事例や三浦展さんの解説も掲載されています。
2008年4月に発売された本ですが,今後のトレンドを読むのに役に立ちます。

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