・税金の負担感を軽減するには

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税金を納めるのは国民の義務とされていますが,納める税金の種類によって,負担感が異なります。
その負担感を決めるのは,次の2つです。
・税金を納めるタイミング
・税金を減らせるかどうか

税金を納めるタイミングで考えると,その都度支払うもの,後払いで支払うもの,定期的に支払うものがあります。
その都度支払うものや定期的に支払うものは原則として税金を減らすことができません。
一方,後払いで支払うものは,税金を計算して1年分などをまとめて支払います。
税金の計算方法次第では税金を減らすことができます。
それぞれを例を挙げてみていきましょう。

その都度支払うもの

いわゆるガソリン税はガソリンを購入したとき,たばこ税はたばこを購入したときに税金を支払います。
また,給与に関する税金も年末調整という手続きを行いますが,源泉徴収という仕組みにより,給与を支払う都度に税金を支払っていることになります。
(天引きされた税金を原則として翌月に会社が支払っています。)
これらのものは,原則として税金を減らすことができず,自動的に納税していることになります。
その負担感はそれほど感じないことが多いです。(改めてその仕組みを考えると,それなりの負担感はあります)
消費税も一見,消費者がモノやサービスを購入した際に消費税を支払っていると思いがちですが,モノやサービスの提供をする側が預かり,1年分を計算して納税しています。
消費税は後払いの税金です。
定期的に支払うもの
固定資産税や自動車税などは,定期的に支払うものです。
これらの税金も納税者側で計算することはなく,通知された税金を支払います。
金額はほぼ予測できますが,後払いに近いものがあり,上記の「後払いで支払うもの」よりはやや負担感があります。
後払いで支払うもの
個人の所得に対して支払う所得税,法人の所得に支払う法人税,前述の消費税,その他地方税は後払いで支払うものです。
相続税や贈与税もいったん資産等を受け取った後に計算して後払いで支払います。
税金は計算方法次第で,その金額が増減します。
これらの税金は,さらに負担感が大きくなります。
負担感を軽減するには
特に,後払いで支払う税金は,負担感をできるだけ減らしたいものです。
負担感を減らすためには,次のようなことを行います。
・あらかじめ納税額を試算する
 いきなり税金○○○円と言われるよりも,あらかじめ納税額を試算することで負担感を減らすことができます。
 税理士事務所に依頼又は自社で決算時の利益や納税額のシミュレーションを行ってみましょう。
・必要な節税を行う
 「本来はこのくらい税金を支払う必要があったが,このくらいの税金で済んだ」というような適切な節税策は必要です。
・納税額も含めて資金繰りを行う
 せっかく利益を出しても,税金により資金が不足してしまわないように,納税額を含めた資金繰りを行います。
・× 40%取られる ○60%もらえる
 法人だと法人所得(法人税上の利益)の通常40%ほどの税金を支払うことになります。
 これを利益の40%取られると考えるか,利益の60%もらえると考えるかにより負担感は異なります。
 とはいっても,十分な節税策を行うことが前提となります。
税金は負担感があるものですが,目を背けることはできません。
しっかりと直視することが経営の秘訣の1つでもあります。
☆2/28(日)「決算書を読むための法人税の知識」勉強会 開催します。 
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【編集後記】
昨日,久しぶりに走りました。
負担をかけないように軽めにしておいてはずですが,かなりの疲労感です。
しばし爆睡してしまうほどでした・・。
やはり習慣づけないとダメですね。
走る習慣があったときは,階段で多少走っても息切れしないですし,日々の疲れも少なく,快適でした。
その頃(今年の夏頃・・)の体に戻したいと思っています。
【読み終わった本】

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小説を交えて,税金(所得税を中心)をテーマにしています。
所得税の確定申告書を見て,その人がどんな人でどんな生活を送っているかを推理する過程が面白いです。

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