「税金の知識は必要だ」といいますが,税金の知識が必要となるタイミングには2つあります。
行動前に必要な知識
1つめは,何か行動を起こす前に必要なもの。
例えば,会社の税金の計算,つまり法人税では30万円未満の資産を購入した場合は,一定の限度まで一括で経費にすることができます。そうでない場合には数年にわたって減価償却。
(所得税にも同様の制度があります。)
PCを買った場合の税金・会計上の処理
会社で役員にボーナスを出すと,税金上経費にならず,その分の税金がかかってしまいます。
それぞれ,資産を購入する前,ボーナスを出す前に知っておかなければいけません。
購入してしまった後,ボーナスを出してしまった後はどうにもなりません。
この「行動」には,確定申告書の提出や決算月を過ぎてしまうというものも含みます。
確定申告書を提出してしまったら手遅れ,決算月を過ぎてしまったら手遅れというものも少なくありません。
また,届出書を税務署に1枚出すだけで税金の金額が変わってしまうものもあります。
行動後でも使える知識
2つめは,税金の知識なしに行動しても,後から何とかなるもの。
例えば,研修費などを支出した場合は,その金額により税金の控除があります。
・研修等を行うと法人税の控除を受けることができる制度
また,交際費のうち,1人当たり5,000円以下の飲食費は,課税されません。
交際費に対する税金のしくみ
ただし,これらについても領収書等の保存や記録が整ってなければ恩恵を受けることはできません。
ダメもとで聞いてみる
前者と後者でいうと,特に前者は取り返しがつかないため,事前の知識が必要です。
経営者自身がその知識を身につけるか,その都度,税理士に聞くことになります。
経営者の時間や手間を考えると,聞く方がベターでしょうね。
クライアントからの質問で多いのも,「○○しても(税金上)大丈夫ですか?」「△△すると,税金はどのくらいかかりますか?」と事前の確認です。
ダメもとでも,まず聞いてみる姿勢が重要だと思います。
☆2/28(日)「決算書を読むための法人税の知識」勉強会 開催します。
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実家に帰って改めて思ったのですが,父親の言動と私自身を比較すると,大きく2つに別れます。
1つめは,小さい頃から見ていて,絶対にやらない!と思って真似をせず,今は正反対の言動,もう1つめは,なぜか同じような言動。
基本的には方向性が違うと思っていますが,似ている点も多いのも事実です。
どこへ出かけるにも本を持ち,隙あらば本を読むのは後者ですね。
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知識を覚える「学習」とは異なり,なぜなんだろう?と考える「科学」。
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