数字を考える際に3つの視点があります。
過去,現在,未来です。
過去の数字とは,すでに終わった取引に関するもの。
1ヶ月前以前の取引についての話で,すでに終わったことです。
現在の数字とは,今現在の数字をリアルタイムに,かつ可能な限り正確につかめるかというもの。
経理の体制が整っているかということです。
未来の数字とは,今度経営上どのような変化があり,それが税金・会計にどう影響するかというもの。
今後,数字がどう動き,税金がどのくらいかかり,資金がどのくらい必要になるかを判断することです。
これら3つの視点から経営を考えます。
ただし,それぞれの割合は,場合によって異なってきます。
過去を赤,現在を黄色,未来を青とします。
ケース1 「過去の数字」の比重が高いケース
このケースは,過去の数字の処理に追われて,現在や未来を考えられていません。
儲かっているかどうかも分からない状態です。
ケース 2 「現在の数字」の比重が高いケース
過去,現在の数字も把握し,未来も見据えている状況。
理想的な状況です。
過去や現在の数字の把握も効率化され,比率は少なくなっています。
現状把握は必須なので割合的にはこんな感じになると思います。
経営上,過去の数字合わせは,それほど重要ではありません。
過去,現在を踏まえて未来を見る視点が必要となります。
ただし,過去と現在の数字の把握ができていなければ,未来を考えることはできません。
間違った数字を元に未来を考えても意味がないからです。
これは規模の大小も個人であるか法人であるかも関係なく,重要なことだと思っています。
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