税理士受験生からのメール相談の中で「なぜ安定している公務員を辞めて税理士を目指したのですか?なぜリスクを冒してまで税理士になりたいと思ったのはなぜですか?」という質問がありました。
確かにリスクがあったことです・・・
回答に当たって,その当時の気持ちを思いだし,整理してみました。
当初税理士に感じていた魅力は次の4つです。
・独立ができること
他の仕事でも独立はできますが,自分が独立するとしたら,税理士かなぁと思っていました。
・数字+PCのスキルを活かせること
公務員の時の所属は総務省統計局。調査のサンプルの抽出プログラムや調査結果の分析を行っていました。
数字をメインに使う仕事です。
また,就職してから本格的にPCを使い始めましたが,,仕事をこなす重要なツールだと思い,かなり勉強していました。
この数字とPCスキルを活かせる仕事を続けて行きたいと思い,税理士を選びました。
・一生をかけてスキルや知識を熟練させる仕事をしたかったこと
当時いた職場は調査関連の仕事だけではありません。PCをあまり使わない部署もありました。
就職してから3年間所属していた部署も異動してしまえば,また別のスキルが求められます。
組織に所属していればジェネラリストであることを求められるのは当然ですが,私としてはスペシャリスト,一生をかけてスキルや知識を熟練させる仕事をしたかったという思いがありました。
だからこそ,税理士はそれに適しているのではないかと思ったのです。
・スキルや信頼で仕事が増えていくこと
当時,自分のスキルや信頼により,他の部署から仕事が任せてもらったり,相談を受けたりすることがありました。
そういう形で自分が貢献できるフィールドが広がっていくという感覚を少しだけ経験していたのです。
税理士になれば,それをもっと大きなフィールドで実現できるのではと考えました。
こんな感じで漠然と考えていましたが,今改めて見てみると,かなり当たっていたと思います。
あえていうと3つめについては,ある意味ジェネラリストな面も求められるかなぁと。
どんなスペシャリストでもそういった面は求められます。
また,その当時では想像できない苦労や難点もありましたけどね。
税理士を目指されている方は,なぜ目指しているか,税理士のどこに魅力を感じているかをしっかり認識する必要があると思います。
そうすれば,受験勉強にも集中でき,成果も出やすいのではないでしょうか?
受験生からの質問は率直で非常に的を得た質問も多いです。
私自身も自分の原点を見直す意味で非常に大きな力をいただいております。
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