会社の業績で、効率をはかる指標がいくつかあります。
代表的なものは、ROA[総資産(総資本)]利益率。
投資したものに対して、どれだけ利益が出ているか?という投資効率をあらわす指標です。
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【今日のテーマ】
・時間を加味した投資効率
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同じ利益でも
次の図では、①も②も同じくらいの利益が計上されています。(赤)
しかし、①の方が、②よりも多くの資産を持っています。
資産には、現金、預金、売掛金(未収の代金)、在庫、土地、建物、車などがあり、いわば、会社がいくら投資しているかを示します。
効率を考えると、投資額が少なくて、利益を上げる方が好ましいわけです。
株式を100円買って、100万円の利益を出すのと、1万円買って、100万円の利益を出す場合を考えてみてください。
当然、前者の方が効率がいいです。
①と②では、②の方が少ない資産で利益を出しているので、投資効率がよいということになります。
時間を加味した投資効率
私は決算書に表現されないもう1つの指標に注目しています。
それは時間です。
③と④は、資産も同じくらい、利益も同じくらいですが、その利益を生むために必要な時間が異なります。
③は④よりも、時間の効率がいいのです。
私は、業績を判断する際に、この「時間」も加味します。
ここでいう「時間」とは利益に直結すると思われる時間です。
③の場合は、④の場合よりも、利益につながらないものに時間を投資できる機会が多くなります。
「利益につながらないものへの時間投資」が、結局は、利益を増やすことになる気がします。
もちろん、「利益につながらないものへの時間投資」ばかりではいけませんけどね。
(自戒の念をこめて(^_^;))
だからこそ、時間と利益(お金)の両方の視点が必要なのです。
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