会社の数字で、最も重要なのは、資金(キャッシュ)でしょう。
特に資金繰り予測をたてることは重要です。
今後、資金が減っていき、0になる可能性があるのならば、早めに手を打たなければいけません。
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【今日のテーマ】
・資金繰り予測の重要性
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資金繰り予測
資金(お金)がなくなれば、会社は倒産してしまいます。
継続することができなくなるわけです。
今後、資金が0にならないか?は、常に意識しておく必要があります。
たとえ、今、資金があっても何ヶ月か後には、0になるケースもあるのです。
次のグラフでは、赤い線が資金の残高、青が営業キャッシュ・フロー、黄色が財務キャッシュ・フローを示しています。
営業キャッシュ・フローとは本業で資金が稼ぐと増え、財務キャッシュ・フローは主に借入することにより増え、返済することにより減ります。
この例では、営業キャッシュ・フローは、ほぼ0です。
入金から仕入・経費などの支払をひくと、ほとんど残らないということになります。
財務キャッシュ・フローは、毎月500万円を返済しているので、マイナス500万円です。
この前提で計算すると、1月に4,000万円あったキャッシュが12月には0に近くなってしまいます。
何らかの手を打たなければ、会社が倒産してしまいます。
事業を続ければ続けるほど資金が減っていくのです。
場合によっては、会社を自主的に閉鎖するという選択肢も選ばざるを得ないケースもあるでしょう。
このように、常に資金がもつかどうかを資金繰りを予測することにより把握すべきです。
「そんな悲観的な・・・・」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、最悪の事態も常に想定しておいた方がいいでしょう。
自分の場合も・・・・・・。
実は私自身もこれを常に意識しています。
独立当初は、「このまま行くと、○月に資金が尽きるな」と考えていました(^_^;)
幸い、持ちこたえましたが。
資金が尽きてしまっては、何もできなくなります。
資金があるうちに、やれることはやっておくべきしょう。
そのために資金繰り予測が必要なわけです。
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