電車に乗るときには、PCやiPhoneで出発時間、所要時間、経路、到着時間などを調べます。
iPhoneでは「乗換案内」というアプリを使っています。
次の画像だと、18:08に秋葉原駅を出発すれば、18:14に有楽町駅に到着するということが分かります。
所要時間は、6分、使う路線は京浜東北線です。
今日は「乗換案内仕事術」というテーマです。
「乗換案内」のしくみ
約束の時間に遅れそうなとき、確認のために電車の中で、「乗換案内」を再度見ることがあります。
そのときに表示される到着時間が約束の時間を過ぎていると、もうどうあがいても間に合いません。
上の例だと、18:14に有楽町駅に到着するには、18:08以前の電車に乗って出発しなければいけないということです。
途中、電車の乗換がある場合は乗換をスムーズにしたり、走ったりすれば、間に合う可能性もあります。
しかし、基本的に電車は自分の意思ではそれ以上速くならない(どちらかというと遅くなる可能性あり)ので、遅れることは確実です。
又はタクシーで所要時間を短縮する方法がありますが、むしろタクシーの方が時間がかかることがあります。
つまり、電車の所要時間が決まっていれば、出発時間を守るか、前倒しにするしかないのです。
仕事の前倒し
これを仕事にあてはめて考えることがあります。
仕事にも、スタート(出発時間)、所要時間、完了(到着時間)があります。
ある仕事が、4時間かかり、17:00までに完了しなければいけないのであれば、遅くとも、13:00以前にその仕事にとりかからなければいけません。
しかし、「乗換案内」と異なるのが、この「4時間」という時間。
仕事は所要時間が不明であることが多いです。
ひょっとすると、3時間で終わるかもしれないし、5時間かかるかもしれません。
又は、4時間ずっとその仕事に専念できないかもしれないのです。
仕事上必要なのは、この所要時間の見積もりと、できるだけ早くスタートすること、つまり仕事の前倒しだと思います。
不測の事態に対応するためであり、焦って仕事をした結果起こるミスや期限に間に合わなくなることを防ぐためでもあります。
さらには、その仕事が複数の日にまたがって行われる場合(たいていの仕事がそうでしょうが。)、スタートが遅くなれば、残業して、期限に間に合わせることをしなければならなくなります。
税理士業務で言えば、月次決算、年次決算、税務申告、そして年末調整など、期限(到着時間)が決まっているものが多いです。
これらの業務のスタートをできる限り前倒しにすることが必要とされます。
しかし、本来は仕事の所要時間をある程度見積もることができることが理想です。
私もなかなか管理できていませんが、最近、ある方法を試しています。
これについては明日記事にします。
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どちらも設立当初からご契約いただいており、着実にステップアップされています。
私自身も刺激を受け、気が引き締まる思いです。
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