23日(土)に「法人税の申告書作成の基礎を4時間でマスターするセミナー」を開催しました。
当事務所の開催ということで、4名限定です。
経営者、監査法人に勤めている方、税理士事務所に勤めている方、企業で経理を担当されている方とそれぞれ異なる立場の方が集まっていただきました。
懇親会を含めて、それぞれの立場からいろんな情報交換ができたのも収穫です。
内容としては、講義→ワークという流れで、実際に申告書を手書きで作っていただいています。
通常、我々税理士事務所では、申告書作成ソフトで作っているのが現状です。
しかし、ソフトに頼っていると、思わぬ間違いがあったり、税金を多く計算してしまうこともあるのです。
ソフトの中には、簡単に作成できるものもあります。法人税がわかっていなくても作成できてしまうという弊害もあり、業界内でも、「そのソフトを使っていた人は採用したくない」という声もあります。
法人税の申告書の様式、税法の規定は、非常に複雑ですし、なぜこんなに難しくしているのだろうと疑問に思う点もあります。
一説によると、簡単にしてしまうと、税理士の仕事がなくなるから・・・・・という声も。
申告書や税法のしくみはシンプルにして、各会社でも申告できるようになって欲しいと思っています。
確かに申告書作成という税理士の仕事は減るかもしれませんが、別の部分で勝負しますので(^_^)
法人税の申告書の複雑さ
なぜ法人税の申告書が複雑かというと、まず、申告書が見づらい点が挙げられます。
下の画像は、申告書の一番上の別表(一)と言われるものです。
経営者の方は、この紙に署名、捺印しているのでご存じの方も多いかと思います。
e-Taxだと、署名・捺印していない場合もあります。
この用紙に最終的に支払う税金が書かれているのですが、その金額を探すのも困難です。
どこにあるかというと、この赤い部分です。
右下なら、わかりやすいのですが、なぜかこの部分にあります。
次に、記入箇所の多さが挙げられます。
上記の別表(一)のほかに数枚の用紙がセットになって、1つの申告書です。さらには地方税(都道府県、市区町村)への申告書もあります。
ある1つの事項を記入する場合には次のように、何カ所にも記入しなければいけません。
①、②、③の順に転記し、別表一で税金を計算したら、再度その金額を④と⑤の手順で転記します。
別表一、A、B、Cを行ったり来たりして、記入する必要があるのです。
申告書ソフトだと、①の入力だけですむのですが、この流れを理解できるかどうかは法人税申告書を作成するキーポイントとなっています。
今回のセミナーで多くのフィードバックをいただきましたので、参加者の方には、さらにフォローアップの資料を作ることを約束しました。
それを踏まえて、Ver.2.0のセミナーを企画する予定です。
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昨日、久しぶりにプールに行きました。
泳ぐようになって、はじめての冬を迎えようとしていますが、とにかく寒い・・・・・・。
泳いでいるときはいいんですけどね。
着替えた後のケアも含めて、対策しないと即風邪をひきそうです。
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