「資産」は,「資産家」という言葉もあるとおり,多い方がいいというイメージがあります。
会計上の「資産」は必ずしも多い方がいいわけではありません。
B/S(貸借対照表)では,左側にお金の使い道である「資産」,右側にお金の調達方法である「負債」と「純資産」が表示されています。
右でお金を集めて,左で使うという流れです。
一般的には上記のように説明されますが,もう少し正確にいうと,「資産」は次の3つの種類があります。
1 お金自体→現金・預金等
2 お金の使い道→建物,車,土地などのいわゆる資産。貸付金や立替金,前払費用などを含む。
3 お金に近いがお金になっていないもの→売掛金・商品(在庫)
1は当然,多い方が好ましいですし,2は利益につながる使い道であれば問題ありません。
3については,ある程度の金額以上のものは,要注意です。
お金が眠っているケースがあるからです。
売掛金とは,売ったモノやサービスがまだ入金されていないものをいいます。
いくら売上が上がっても,入金されてなければ意味がありません。
入金されればいいというものではなく,できるだけ早く入金されるかどうかが経営上重要となります。
その場でお金を受け取る現金商売,さらには前金で受け取る方が資金繰りが安定します。
商品(在庫)は,売ることができれば,お金に変わります。
しかし,売れなければ,商品代金分のお金が眠ってしまうことになります。
とはいえ,ある程度の商品在庫は必要ですし,難しいところです。
「なんかお金が減ってるなぁ・・・」と思うときは,支出を見直すとともに,これらの「資産」が過剰に増えていないかをB/Sで確認しましょう。
それぞれの内訳を確認し,売掛金は,ずっと前に発生したものが残っていないか?,商品はもう売れないものが残っていないか?をチェックすることも重要です。
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今日のランチ前に,事務所の大掃除をしました。
メインは本を捨てること。
4箱の段ボールに詰め,ブックオフに連絡し,明日取りに来てもらいます。
他にも独立以来置いてある箱なども捨て,冷蔵庫もきれいにしました!
この本の影響です(^_^;)
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