・働きながら税理士試験に合格できるでしょうか？

私は，税理士受験・独立の相談 を受け付けています。
昨年の1月に開始して以来，月に1～数名の方の相談をいただいています。
最近は若い方の相談も増えてきました。

相談では，根本的な考え方やキャリアの積み方，独立の現状についてお答えしています。
相談ページにキャリアも載せていますので，それを見て聞いてみたいと思われる方から相談を受けているという感じです。
大規模税理士法人の経験はありませんし，受験していない科目もありますしね。

働きながら試験に合格できるか？
もっとも多い質問は，「働きながら試験に合格できるでしょうか？」というものです。
結論からいうと，条件付きで可能だと考えています。

その条件とは，時間。
いくら計算が速くても暗記力が優れていても，全く時間がなければ試験合格レベルに達しません。
時間があればいいというものでもありませんが・・。
働きながらの場合，毎日残業続きではその時間も確保できなくなります。

学校（受験指導校）に通う日だけ残業がないという場合も厳しいでしょうね。
授業以外の自分の時間が，勉強では必要だと思います。
今でもそれは感じています。セミナー受講や読書以外の自分の時間で実践したり，考えたりすることが重要です。

受験時代の勤務先選び
中には残業もこなし，時間が少なくても合格されている方もいますが，少しでも合格確率を高めるためにも時間は必要でしょうね。
だからこそ，受験時代の勤務先選びは早期合格の秘訣の気がします。
いくつかポイントを挙げると次のようなものです。
・「残業があるかどうか」を聞いたときの受け答え
・税理士事務所のトップの受験経験談
・過去又は現在の在籍者で税理士試験合格者（5科目）がいたかどうか
・現在在籍中の税理士受験生がいるか。その受験生の受験，合格状況。

よい勤務先に恵まれても，仕事と勉強の両立は甘いものではありません。
仕事を放り出して，勉強の時間を確保するわけにもいきませんし・・。
しかし，時間を確保するために本業（仕事）の効率化を図る努力は，その後のキャリアにも役立ちます。

ブログだと書けることも少ないので，お役に立てるようでしたら，相談フォーム を利用していただければ幸いです。

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【編集後記】
先日，リッツ・カールトンにタクシーで移動するとき，運転手さんに「リッツ」と言っても，「リッツカールトン」と言っても伝わらず，やむを得ず一度降りて，後ろのタクシーに乗り直しました。
そのタクシーの運転手さんに「断られたのですか？」と聞かれたので，事情を話すと，「『ミッドタウン』と言わないと分からないかもしれませんね」と。
あまりタクシーに乗らないので分かりませんが，そういうものなんでしょうかね・・・。