「B/S(貸借対照表)をきれいにする」
「B/Sを掃除する」
「B/Sを整理する」
という言葉を使うことがあります。
ときどき、B/Sがちらかっていて何が何だか分からなくなっているケースがあるからです。
イメージとしては、クリアファイルの中に何が入っているかが分からず、整理整頓されていない状態のようなものといえます。
なぜ、B/Sを掃除する必要があるのか?
会計ソフトの入力を間違えたり、税法の解釈が違っていたりすると、その間違いはずっとB/Sに残ってしまいます。
P/L(損益計算書)は、1年間の成績ですのでその都度リセットされますが、B/Sはその時々の状態を示すものであり、ずっと蓄積されていくからです。
B/Sには20年前に間違えた数字が、今でも残っていたり、前任者が処理していてもう分からなくなっている数字が残っていたりします。
これをきれいにしなければ、正確な業績把握はできないのです。
冒頭のクリアファイルを、このように整理する必要があります。
いらないものは捨てて、中に何が入っているかを明らかにするのです。
B/Sで注意すべきポイント
具体的な数字を見てみましょう。
このようなB/Sがあった場合はまず中身を確認します。
クリアファイルに何が入っているかを確認するように、各項目(現金、普通預金、売掛金・・・・・・)に何が入っているかをチェックしていきます。
中身をきちんと把握できていれば、問題ないわけです。
例として次のようなポイントをチェックします。
・現金→実際の残高とあっているか?
・普通預金→預金残高とあっているか?計上されていない口座がないか?
・売掛金→不明な残高がないか?どの取引先に未回収の金額がいくらあり、いつ入金されるかが把握できているか?
・商品→実際に在庫の金額とあっているか?
・仮払金→まだ精算できていない金額はないか?
・貸付金→会社から引き出したお金がないか?返済できているか?
・器具備品→本当に存在しているか? 器具備品ではなく消耗品費で処理できるものではないか?(1つ30万円未満)
・買掛金・未払金→どこに、いつ、いくら支払うべきものかを把握できているか?
・預り金→源泉所得税の預り金が残っていないか?または預りもれがないか?
・借入金→金融期間からの借入金合計と一致するか? 利息・印紙代などを相殺されている場合は要注意。
こんなポイントで掃除してきれいにしていきます。
時々、荒療治が必要なときもありますね・・・・・・。
自社の決算書のB/Sを見て、「これ、なんだっけ?」というものがないようにしておきましょう。
仮払金、貸付金などは、決算までにきれいに精算しておく必要もあります。
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エイド(途中の補給所)で日向夏がでるみたいなので、楽しみにしてます。
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