仕事の無駄をなくすには「やめる」基準を明確にすることが大切です。
私は手間がかかって、役に立っていないものを第一にやめるようにしています。
手間と貢献度のマトリクス
多かれ少なかれ仕事には人手、お金、時間の手間がかかります。
手間だけで考えると、仕事の品質が落ち、本来の目的を達成できないことが多いです。
「効率主義」が批判されるのもその一環でしょう。
仕事の効率化には、手間だけではなく、その仕事の貢献度、つまり役に立っているかという軸でも考えるべきだと思っています。
この「役に立っている」というのは顧客に対するもの、自分に対するものがあります。
自分のスキルを上げる、顧客へのサービスにつながるものも「役に立っている」といえます。
しかし、自己満足に陥っていないか、オールドタイプの上司が満足しているだけではないかという観点で常にチェックすることが必要でしょうね。
私も常々「これっていらないんじゃないの?」と考え直すことが多いです。
手間と貢献度を軸として、マトリクスで、「やめる」基準を考えてみます。
「やめる」仕事の基準
手間がかかる・役に立っていない→やめる
まず、手間がかかって、なんら役に立っていないことを「やめる」べきでしょう。
慣習、前任者からの引き継ぎ、IT化により必要なくなったものなど、役に立っていなくてもやり続けている仕事は多いはずです。
そういう仕事に限って、手間がかかるというケースが多い気がします。
手間がかからない・役に立っている→やめない
手間がかからず、役に立っていることは、当然必ずやるようにして、これを増やしていくようにすべきでしょう。
手間がかかる・役に立っている→やめない
手間がかかって、役に立っていることは、やめるべきではありません。
仕事の質を向上させようとすると、どうしても手間はかかるものです。
あくまで貢献度でやるかやらないかを決めるべきでしょうね。
ただ、手間がかからないような方法を考えることは必須です。
手間がかからない・役に立っていない→やめる
手間がかからず役に立っていないことは、手間がかからないが故に惰性で続けてしまいがちです。
この分野の仕事をやめて、貢献できる仕事に労力をそそぐべきでしょう。
このマトリクスは常に状況が変わります。
ITツールの導入、仕事への熟練度などにより仕事のやり方は日々変わっていきますし、顧客のニーズも変わっていくからです。
だからこそ、手間と貢献度を常にチェックして仕事のやり方を改善していくことが必要となるのではないでしょうか。
昨日の夜は、トライアスロンチーム「イオマーレ」のメンバーと一緒にサッカー観戦&飲み会でした。
みんなで集まって観戦するのも楽しいものです(^^)
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