・平成23年分確定申告の注意点ー確定申告記事まとめー

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そろそろ確定申告の準備を始める方も多いかと思います。
確定申告に関する過去記事をまとめてみました。

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今回の注意点

今回の申告から変更になるもので主なものは次のとおりです。

1 年金をもらっている方は一定の場合、確定申告をしなくてもいい制度

年金等の収入が400万円以下で、なおかつ、他のそれぞれの所得(利益)が20万円以下の場合は確定申告をしなくてもよくなりました。
ただ、「確定申告をしなくてもいい」場合でも、確定申告をした方が有利となる場合もあります。
税金が戻ってくることがあるということです。

この確定申告をしなくてもいい制度は所得税に限ります。

住民税は別途申告しなければいけません。どうせ出すなら所得税を・・・・・・となりそうです(^_^;)(所得税の申告は住民税の申告を兼ねていますので)

2 扶養控除の廃止

扶養控除が次のとおり改正となりました。
・16歳未満→廃止
・16歳以上19歳未満→上乗せ部分の廃止(これまでは63万円が控除されていましたが、38万円の控除となります)
・同居特別障害者の控除額の変更

年齢は、平成23年12月31日時点で判定します。

これまでは、18歳、15歳のお子さんがいる場合は、扶養控除は63万円+38万円=101万円でした。

これが、38万円+38万円=76万円になります。

【参考記事】

 

3 寄付金の枠の拡大

震災に関連する寄付金は控除の枠が広がりました。
また、一定のNPO法人、公益社団法人等に寄付した場合、所得控除と税額控除の選択ができます。

(所得ー所得控除)×税率ー税額控除で税金は計算されます。
税率を掛ける前の所得控除より税率を掛けた後の税額控除の方が税金が減ります。
(一定の場合を除く)

例)所得 500万 所得控除 350万 税率 5% の場合

所得控除が5万円→税金は (500万ー350万ー5万)×5% =72,500円
税額控除が5万円→税金は (500万ー350万)×5%ー5万円=25,000円

 

 

過去記事のまとめ

過去記事で確定申告に関するものをまとめてみました。
参考にしていただければ幸いです。(記事は更新した時点での情報・法令を元にしています)

全体的な流れ、年末調整と確定申告の違いを知りたい方向けの記事

 

確定申告をするすべての方に読んでおいていただきたい記事

 

還付に関する記事

 

扶養控除の改正に関する記事

 

昨年会社をやめて起業した方又は就職していない方向けの記事

 

もし、こんな方がいたら・・・という記事

 

フリーランスの方向けに支払調書に関する記事

 

不動産投資をしている方向けの記事

 

 

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【編集後記】
業界紙「納税通信」にてITによる業務効率化の記事を執筆させていただくことになりました。
6回の連載です。
第1回目の締切は来週の火曜日ということで、早速書き始めました。

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