2015年6月14日、長崎・五島にて行われたトライアスロン(スイム3.8km、バイク180.2km、ラン42.2km)、通称バラモンキング、無事完走しました。
今後トライされる方に向けて、連載でレポートします。
前回のスイムの反省点
バラモンキングには、2013年にも出場しました。
このときは、スイムで心臓ばくばくになってしまってリタイア寸前に。
なんとか完走しましたが、苦い思い出ではあります。
レースの翌日、ホテルの前で、「ポセイ丼で、バラモンキングのブログ書いている人いますよね?」と声をかけられました。
「あ、僕です」というと、「すごく参考になり、勇気が出ました!ありがとうございました!」と。
ブログを書いていると、どこかの誰かの役になることがある・・・そのことを改めて実感した瞬間でした。
ありがたいです。
【関連記事】集中連載「鉄人への道」Vol.05 いよいよスタート!リタイアすれすれのスイム3.8km | EX-IT
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前回は、1週目55分、2周目52分の1時間48分。
制限時間は、2時間20分(実質的にはバイクへの準備があるので2時間15分ほど)。
今回はもちろん、前回をこえることを目指しました。
連載第1回目と重なりますが、6時半からのウォーミングアップの様子を書いておきます。
早めに入って、ウェットスーツに水を入れます。
水の冷たさに慣れるためです。
仲間はすぐに泳ぎはじめましたが、私は心の準備がまだできてなく、その場で浮いて、ちょっと泳いでまた戻るを繰り返します。
今回で、長短あわせてレースは32回目。
だいぶましになったとはいえ、海を泳ぐのは落ち着かないです。
浅瀬で慣れてきたので、ちょっと沖へ。
新兵器の泳法を試しつつ、全力で泳ぎ、心拍を上げます。
心拍を思いっきり上げた後は、ゆっくりのペースに戻し、呼吸を整えながら泳ぐシミュレーションを。
まあ、なんとか平常心で泳げそうでした。
陸に上がり、チームメイトと合流。
円陣を組んでかけ声を上げた後、スタート地点へ50mほど泳ぎ、スタートを待ちます。
スタート前に、「(時計を)押すのを忘れないように!」と声をかけ、スタート。
緊張していると、時計のスタートボタンを押すのを忘れることがあるからです。
同時に、直前まで話しておくことでリラックスする効果もあります。
バラモンキングの海は波がなくて泳ぎやすい
いろんなタイプの海を泳ぎましたが、バラモンキングの海は泳ぎやすいです。
港の中を泳ぐため波がありません。
潮の流れもきつくありません。
泳ぎが苦手のザックも、「これならいけそうです」と。
波があると、より体力を使います。
透明度は普通。
自分の手、近くの選手が見えるくらいです。
波がないのでブイも見えやすく、オレンジのブイは目印で、黄色のブイを回ります。
1周目の1.9kmを泳ぐといったん陸に上がり、補給(スポーツドリンク、お湯)もとれるのがありがたいです。
寒ければお湯をウェットスーツに入れます。
今回も入れてみました。
3.8kmというよりも、1.9kmを2本泳ぐというイメージで泳ぐと楽です。
上出来のスイム後、バイクへ
1周目
今回の作戦は、最近調子がいい泳ぎ方でいくこと。
マンツーマンレッスンで習った、「かっこわるいけど速い」泳ぎ方です。
腕をかくときに、きれいに水面へ手が出ているとかっこいいのですが、私の場合は遅くなります。
腕を伸ばすことに集中し、腕をぶん回す、ただし力は抜くという方法で泳いだ方が速く、前回の新島トライアスロンでもいいタイムが出ました。
地道に続けているストレッチの効果もあると思います。
スタート後、思ったよりもいい位置につくことができました。
こちらも人を抜くのでバトルも大変です。
これまでは、遅くて人を抜くことはほとんどなかったので、バトルも少なかったのですが、「普通に」泳ぐとこれくらいバトルがあるんだな。。としみじみ思いました。
コースよりもちょっと右にずれている(流されている)感覚があったので、調整。
目の前を見ると、ブイの内側(右側)を通っている選手もいます。
ブイの左側と通るルールで、失格になっても嫌なので、かなり方向修正してブイを回りました。
呼吸も乱れず、いいペースで進みます。
スイムは最初の500mくらいが勝負です。
ここまでで落ち着けば、あとはなんとかなります。
リタイアするのも最初の500mくらいまでが圧倒的に多いらしいです。
1周目は無事終了。42分くらいでした。
水を飲み、お湯をウエットスーツに入れて、2周目に向かいます。
2周目
2周目の最初に結構なバトルが。
後ろからドカッとぶつかられてゴーグルに少し水が入りました。
スイム中はぶつかられても、後ろの選手の手が足に触れようと、のっかられようと、幅寄せされようと、イラッとしないことが大事です。
わざとやっているわけではありません(たぶん)。
イラッとすると、心拍が上がり余計に苦しくなります。
それはともかく、レース中は、ゴーグルの水を抜かなければいけません。
監視員のボートに捕まって、落ち着いて水を抜こうと思いましたが、こういうときに限って近くにボートがなく、ようやく見つけたボートも前方に離れていきました。。
しかたなく立ち泳ぎで、ゴーグルを外して、再セット。
残り、1.5kmほどを泳ぎ続けます。
折り返したくらいで、単独になり、「コースを外れているのかな」と思っていましたが、
データを見ると、きれいに回れていたようです。
ただ、この辺になると、腕がちょっと疲れてきました。
不格好だけど速い泳法は、やや体力を使うからです。
力を抜いて、泳ぐことに専念します。
レース後きいたのですが、この辺で羅王がつついてたようです。
「つついてたんですけど、分かりませんでしたか?」と。
「なんで、(私と)わかったの?」と聞くと、「体格とストレートアーム(腕を伸ばして不格好)だったから・・」だそうです。
2週終わって上がると、「生き残った・・」という実感があります。
確率は低いとはいえ、スイムでは事故の可能性があるからです。
タイムは、1時間28分。前回よりも20分短縮できました。
1周目は42分、2周目は46分なので、ゴーグルの調整はあったとはいえ2周目はペースダウンしたということです。
上出来でしたが、参加682人中439位。それほど速くはありません。
スイム→バイク
陸に上がって、ゴーグルを外し、ウェットスーツを脱ぎながら走ります。
預けてあったバイクバックをとり(自分のレースナンバーのところにかけてあります)、更衣テントへ。
ウェットスーツの下を脱いで、
・ヘルメット、サングラス、ゼッケンベルト、グローブをつける
・シューズを履く
・ベスパを飲む
・ワセリンをおしりに塗る
・日焼け止めを塗る
・スイムの道具をバイクバックに入れる
といったことをやりました。
バイクのウェア(上下)は、ウェットスーツに下に着ているので、ウェットスーツを脱げばバイクの格好になります。
時間にして5分ほど。
途中、えぇ。。さんに会い、ちょっと会話を。
スイムは私より3分速かったようです。
途中で羅王もテントに。
私の顔を見ると意外そうな顔をしていましたが、「つんつんしたのに気づいてくれなかった」という意味か、「予想以上に速いな」という意味かわかりません。
チームメイト2人は確認できましたが、おそらく仙人は前に、みよっしーは前かもしれないし後ろかも。。と思い、ザックはまだ泳いでいるはずでした。
バイクバックをスタッフに渡して、バイクへ走ります。
つづく
バラモンキング(五島トライアスロン)参戦ガイド。申込・交通・宿【バラモンキング2015完走記①】
不格好だけど速い泳法で、3.8kmスイムを1時間28分【バラモンキング2015完走記②】
NEXT→眠気との戦い!180.2kmをバイクで7時間49分の長旅【バラモンキング2015完走記③】
仲間と助け合いながらのラン42.2kmを4時間47分。トータル14時間ちょっとでゴール【バラモンキング2015完走記④】
昨日は、なんだかんだと眠くて、仕事後即爆睡。。
起きたら21時で、そこからブログを更新しました。
3時間かかり(レポート系の記事は意外とかかります)、アップしたのは24時前。
Twitterやメールでも心配していただき、ありがとうございました。
毎日ブログ更新が、今や生存確認になっています。
【昨日の1日1新】
※詳細は→「1日1新」
羽田空港 般若林
明太牛たん丼
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