Excelのマクロは確かに便利です。
しかし、その前にもっと簡単に覚えられてマクロを使わずにすむテクニックがあります。
こちらを先に習得すべきでしょう。
マクロは魔法ではない
「マクロが使えれば・・・」
「マクロで仕事を片付ける!」
「残業をなくすためにマクロを学びたい」
これらは、半分当たっていて半分外れています。
マクロを使えば、一瞬で終わる仕事は確かにあります。
マクロを使い始めて、17年ほど、マクロのおかげで多大な時間を生んできました。
ただし、なんでもかんでもマクロでできるわけではありません。
マクロを使わない方が速くなることもありますし、マクロ以外のテクニックも必要だからです。
なんでもかんでもマクロを使って効率化しようとすると、より高度な知識とトレーニングが必要となります。
そこに時間を投資するならば、Excel標準の機能で処理した方が覚える負担も少なく、簡単に効率化ができるのです。
マクロをやる前に覚えるべき3つのスキル
マクロを覚える、マクロに手を出す前に、知っておくべきスキルを3つ挙げるなら、次の3つになります。
1 ショートカットキー
キーボードを使って操作するショートカットキー。
マクロを書く場合にもショートカットキーは使いますので、慣れておいて損はありません。
こちらで、必須ショートカットキー25を配布しています。
https://www.ex-it-blog.com/excel-shortcut/
MicrosoftMVPがこの1週間でよく使ったExcelショートカットキー5選 | EX-IT
2 ピボットテーブル
集計したい、毎月繰り返しの業務を効率化したい、のならば、データを整理しつつ、このピボットテーブルを使いましょう。
マクロを使わずとも一瞬で集計できます。
3 参照、数式、関数
参照とは、「=A1」のように、「=」を使って、数値を入れること、
数式は、「+ー*/」のように、加減乗除、
関数は、SUMやIFなどをいいます。
関数なら、VLOOKUP関数は必須です。
これらをうまく使えば,無理にマクロを使わなくても済みます。
Excelでいらないデータ(列)を除いて加工する方法 | EX-IT
マクロを覚えることはExcelの理解にも役立つ
マクロを覚える前に、Excelの機能も身につけましょうという話なのですが、Excelの機能を完全にマスターしてからマクロをやりましょうというわけではありません。
さらりと上記3つをやっていただく程度でもかまいません。
なぜなら、
Excel標準の機能
↓
マクロ
というものではないからです。
Excelという山を違う斜面から登るイメージと考えておきましょう。
違った側面からExcelを見つつ、同時に勉強していくと相乗効果もあり、Excelへの理解も深まります。
Excelマクロ側から登ると楽ができると思うかもしれませんが、なかなかけわしい道のりです。まずはExcelの機能をせめてみましょう。
マクロを覚えるのであれば、こちらのカテゴリを参考にしていただくか、
■Excelマクロで効率化 | EX-IT
セミナーをご利用ください。
マクロをまったくさわったことがない方向けのセミナーです。
実践していただきながら、ゆっくりとお伝えします。
10/6 経理&会計のためのExcelマクロ入門セミナー
https://www.ex-it-blog.com/macroseminar/
フルマラソンになった横浜マラソン(これまではハーフ、10km)の抽選結果が昨日発表され、当選していました。
3/15開催です。
そのころなんかあった気もしますが、ま、気のせいでしょう(笑)
【昨日の1日1新】
※詳細は→「1日1新」
エシレ クロワッサン
新企画の打ち合わせ
フランフラン ボウル交換
■著書
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