「普通は」「みんな」「聞いたことない」を打ち崩せば道は開ける

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独立後、道を切り開くには、他と違うことをしておきたいものです。
そのためにも「普通は」「みんな」「聞いたことない」を打ち崩しましょう。

※2001年税理士試験の問題 by Nikon Z7Ⅱ+50mmF1.2

「普通は」「みんな」「聞いたことない」

昨日探しものをしていて、出てきたのが、税理士試験の問題。
(問題は持ち帰ることができました)
紙を使わない私が持っている貴重なものです。

2001年の試験なので、今(2023年)から、22年前。
人生を変えた出来事でした。

税理士試験は、こういったものです。
・11科目のうち5つ合格すればいい(必須のものもあり)
・現実的には、1年に受験できるのは最大3つ。少なくとも2年かかる。
・税理士試験は8月の3日間、それぞれ3科目ずつ(11科目のうち同じ時間帯のものもあるので)
・試験勉強のボリュームが多い強敵もある(そのうち1つは絶対に合格しなければいけない)

公務員をやめて税理士の道を目指したときに決めていたのは、最速での合格。
最速だと現実的には2年。
10年かかると言われている税理士試験にそれ相当の覚悟で臨みました。

実質的に1年目の2001年。
私は受験に専念しました。
貯金が持つのは最大1年。
1年は専念して、その後就職する予定でした。

就職するとお金は手に入りますが、勉強時間はなくなります。
受験に専念すれば勉強時間が増えますが、食べていくことはできません。
(公務員時代からひとり暮らしで、このチャレンジには両親からお金の援助を受けないと決めていました)

私の戦略は、1年目に3つ合格し、2年目に2つ合格。
強敵(法人税)は、2年目に回し、1年目に3つを狙いました。

このとき、
・「普通は」その組み合わせでは受験しない
・「みんな」初歩的な2つを受験する
・その組み合わせは「聞いたことない」
と言われたものです。
専門学校や友人に。

私が選んだ組み合わせは、3日間ある日程のうち1日目に集中していました。
当日がつらいからやめておいたほうがいいというのが、反対される理由です。
ただ、それを除けば、組み合わせの効率はよく、1年で合格できる見込みでした。

結果、
・1年目に2つ(1つは不合格)
・2年目に2つ
・3年目に1つ
と、「2年」は達成できませんでしたが、なんとか実質3年(その前の年にちょこっと受験しています)で合格できたのです。

2年目の強敵(法人税法)も、
・「普通は」2年以上かけて合格を狙う
・「みんな」1年では受からない
・1年で合格を狙う人なんて「聞いたことない」
と言われました。

「ひとの1年を軽くいうんじゃねー」と若かりし頃(29歳でしたけど)の私は思い、奮起したものです。
その1年合格を応援してくれたのが恩師でした。

「普通は」「みんな」「聞いたことない」は打ち崩したいものです。

「普通は」「みんな」「聞いたことない」。
独立後は、なおさら必要ありません。

独立後に打ち崩してきたもの

独立後も、「普通は」「みんな」「聞いたことない」を打ち崩してきました。

・そんな高い値段、「普通は」つけない
・セミナーは3,000円以下にしないと、「普通は」申込みがない
・税理士がMacだけで仕事をするなんて「聞いたことない」
・「みんな」紹介会社(手数料を払ってお客様を紹介してもらう)を利用している
・ネットから「普通は」変な問い合わせしか来ない
・ブログを毎日書くなんて「聞いたことない」
・自分でやるなんて「聞いたことない」
・「みんな」オフィスを借りている。自宅でやるなんて「聞いたことない」
・「普通は」人を雇う
・「普通は」拡大していく
・「みんな」忙しい
・「普通は」1つの仕事をする

「普通は」「みんな」「聞いたことない」といったことを守っておいたほうが安全・安心・安定かもしれません。
ただ、それだと、強みもつくれないでしょうし、おもしろくないでしょう。

そもそも、独立も、
・「普通は」どこかに勤める
・「みんな」定年まで勤め上げる
・独立してリスクを負うなんて「聞いたことない」
というものです。

独立後、強みをつくりたいなら、「普通は」「みんな」「聞いたことない」を打ち崩していきましょう。
そのためには日々の鍛錬が必要です。

「普通は」「みんな」「聞いたことない」を打ち崩す鍛錬

税理士試験のときは、「普通は」「みんな」「聞いたことない」を打ち崩しましたが、すべてのことでそれができていたわけではありません。
特に独立当初は、迷いもありました。

それをちょっとずつ鍛えてきたのです。
・「普通」とちょっと違うことをやってみる
・「みんな」と違うことがないか、自分を分析してみる
・「聞いたことない」と言われるようなことをあえてやってみる
と。

日常に疑問を持ちことからはじめましょう。
ちょっとした疑問も大事にし、打ち消さないようにしたいものです。

私が税理士試験のときに幸い疑問を持てたのは、公務員という別世界から税理士業界に来たからです。
1997年から2000年まで3年3ヶ月勤めましたが、嫌になり、独立=税理士を目指しました。
公務員から税理士(試験)を目指して20年。そのリスクとリターン

公務員で、
・「普通は」がはびこっている
・「みんな」に合わせる
・「聞いたことない」ことは通用しない=前例がないとダメ
などといったことをさんざん経験したのもかえってよかったかもしれません。

自由への船出をしたとたん、税理士試験で「普通は」「みんな」「聞いたことない」という話がありましたが、その経験があったので大丈夫でした。
別世界を経験するのもおすすめです。
「普通は」「みんな」「聞いたことない」というのは、その世界だけの狭い話ですから。

独立後はせっかく自由な海に出てきたのですから、「普通は」「みんな」「聞いたことない」にとらわれず、自分を持ちましょう。
仮に失敗したとしても納得がいきますし、成功したら大きな自信になります。
(税理士試験のときは成功だったと思っています)



■編集後記
昨日は、国立競技場で駅伝に参加しました。
友人夫婦と3人で、1.4km×16周。
妻と娘も親子ランで1周400mを。
国立競技場で走る体験も含めて楽しめました。

脚を痛めていて練習ができていなかったのですが、なんとか。

1日1新Kindle『1日1新』
新国立競技場を走った
早稲田駅伝
丸亀製麺 ニラバタラーメン
Surface Laptop 4

■娘(5歳)日記→Kindle『娘日記』・ Kindle『娘日記Ⅱ』
新国立競技場での駅伝はママと親子ラン。
(ゆずりました)
ママがチョッパー、娘はエースで。
1周(400m)しっかり走りきりました。
打ち上げは、娘の好きなうどん。
ただ、めあての「いわしや」は土曜日休み……。
途中で気づき、がっくりきていました。
かわりに別の店へ。

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