カメラの「画素」は多いほうがいいのか、どのくらい必要なのかについて、まとめてみました。
※Sony α7S (1200万画素)とSIGMA fp L(6100万画素) by Panasonic S1 70-300mmF4.5-5.6
カメラの「画素」とは
カメラの画素とは、写真を構成する単位。
写真を拡大するとこのように小さい四角が集まっています。
これがいくつあるかで、◯万画素となるわけです。
横に6000、縦に4000あると、2400万画素。
最近のカメラだと2000万〜2400万画素というのが標準です。
スマホだと、iPhoneで、1200万画素。
万=メガ、画素=ピクセルで、12メガピクセルと表現されることもあります。
どのくらいの画素が必要か。
ネットで見るなら、1000万画素、A3にプリントアウトするなら2000万画素あれば十分です。
最近の標準の2000万画素〜2400万画素なら、問題ありません。
A3にプリントアウトしないでしょうから。
ただ、最近は、4000万画素、6000万画素のカメラもあります。
画素が多いほうがいいのかどうか、検証してみました。
1200万画素のSony α7Sと6100万画素のSIGMA fp Lの比較
比較したのは、1200万画素のSony α7S と6100万画素のSIGMA fp L。
この写真と、
この写真で、どちらが1200万画素、6100万画素か。
上が6100万画素、下が1200万画素です。
画面上だと、なおさらわかりません。
並べてみました。
左が6100万、右が1200万。
これだと、多少わかりやすいです。
遠くのビルがはっきりしているので。
左が6100万、右が1200万です。
これはどうか。
左が1200万、右が6100万です。
拡大してみると、たしかに差があります。
こちらが1200万画素。
こちらが6100万画素。
1200万画素、6100万画素のパッと見ての差はないと言っていいでしょう。
標準の2000万〜2400万を買っておけばいいということです。
画素が増えると、ファイルサイズも大きくなります。
・1200万画素 RAW=3MB、Jpeg=12MB
・6100万画素 RAW=90MB、Jpeg=20MB
6100万画素だとサイズがかなり大きいです。
また、画素が増えると、一般的に、カメラ自体が高くなります。
ただ、1200万画素のSony α7S が安いというわけではありません。
2014年発売のカメラで、新品だと20万、中古だと10万。
若干安いとはいえ、最近のカメラと変わりません。
最新のα7SⅢは1200万画素で、44万円くらいです。
画素を少なくして、感度を高く=暗いところでも撮れる、明暗差を活かせるという特徴があります。
この写真は、ISO感度が12800。
通常のカメラだと画質が落ちます。
(ISO感度を上げると明るくなるが画質が落ちる)
1200万画素のメリットもあるわけです。
一方で、6100万画素のメリットもあります。
6100万画素のメリット
6100万画素だと、トリミング=切り取ることができます。
1200万画素で切り取ると、さすがにちょっとぼやけますが、
6100万画素だと、結構鮮明です。
撮った写真を切り取ることができるのですが、写真を撮るときに、どう切り取るか決めておきたいという方もいらっしゃるでしょう。
私もそうです。
SIGMA fp Lだと、それができます。
クロップ(切り取る)ズームという機能があり、1.53倍、2倍、2.5倍、5倍になるように切り取ってズーム出来るのです。
切り取りなので、画質が落ちることはありません。
画素はこのようになります。
5倍だと246万で結構小さくなるので、2.5倍までがいいでしょうね。
このように5段階ズームできます。
35mmレンズなので、50mm、70mm、75mm、175mmの焦点距離になるのです。
ズームレンズいらずともいえるでしょう。
クロップズーム5倍で、246万画素だとこんな感じですので、十分といえば十分です。
ちょっと遠くのものも撮れます。
ただ、ボケに関しては、そのレンズのボケなので、35mmのボケで、175mmにズームされます。
焦点距離が長くなればなるほど、背景がボケるのですが、あくまで35mmのボケということです。
おもしろい使い道としては、近くのもの。
マクロレンズのように拡大できます。
こんな感じです。
クロップズームじゃなくても、切り取ればこうなります。
また、望遠でもおもしろいです。
このレンズは、300mm。
5倍だと1500mmという超望遠になります。
5倍、1500mmの写真。
ぼやけていますが、使えなくはないかなと。
とんがっているように見えるスカイツリーのてっぺんがこういう形というのがわかります。
現状、6000万画素なのは、SIGMA fp Lのほか、Sony α7RⅣがあり、α7RⅣも1.53倍のズーム(APS-Cクロップ)はついています。
プリントアウトしない場合も、あえて高画素機を選ぶメリットはあるといえるでしょうね。
シグマ FP L デジタルカメラ
ソニー SONY フルサイズミラーレス一眼 α7RM4 ボディ ILCE-7RM4
値段分の差があるかというと、なんともいえませんが。
カメラに関しては、こちらでも日々配信しています。
■編集後記
昨日は、朝は公園へ撮影に。
今日の記事のネタのためです。
妻と娘もその後合流。
いったん帰って再度出かけて運動会。
右脚のため、車椅子で観戦でした。
カメラ3台持って。
娘の運動会。1ヶ月右脚を使えないので車椅子で。
装備は、Panasonic S1+70-300mmF4.5-5.6、Panasonic G9 PRO+200mmF2.8、Sony α7S +70-200mmF4。
動画中心で。 pic.twitter.com/iHIwQOevaw— カメラ入門@井ノ上 陽一 (@YoichiCamera) October 2, 2021
夜はオンラインブランディング講座のライブセミナー、税理士業以外の柱づくり入門講座を開催しました。
■1日1新→Kindle『1日1新』 ・Instagram『1日1新』
車椅子で娘の運動会
石巻ベーグル
■娘(4歳6ヶ月)日記→Kindle『娘日記』
運動会。
「今年は泣かないよ」と。
去年は、パパママと離れたときに泣いちゃったので。
今年は堂々と、ラジオ体操、かけっこ、ダンス、親子競技を楽しんでいました。
親子競技ができなかったのが残念ですが、今年はママに。
運動会の撮り方、もっと練習せねば……。
動画か写真かの選択も悩ましいです。
運動会からの帰り道。
Panasonic S1+70-300mm。2歳のときはダンスで直立不動、3歳のときはパパママと離れて泣きじゃくり。
4歳の今年は完璧にこなし、ファインダー越しに涙目。 pic.twitter.com/wUBRpjqvmL— カメラ入門@井ノ上 陽一 (@YoichiCamera) October 2, 2021
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