カメラをはじめたいというときに、どういった選択肢があり、どのくらいのお金がかかるか。
その値段のしくみについて取り上げてみました。
※旅立ち前 by Leica M10+35mmF1.4
新しいものは高い
カメラに限らず新しいものは高いです。
高いなと思ったら、その発売年を調べましょう。
特に2021年くらいより後は、コロナや物価高騰の影響もあり、10万円前後高いです。
その価値があるかどうか。
もちろん、新しいものは改善されているところもあるのですが、あくまで改善。
古いものでもいい場合も多いです。
新しいと何が違うのか。
小型化していたり、操作しやすくなっていたり、対応するカードが増えたり。
最も最たるものは、オートフォーカスです。
ただ、最新のオートフォーカスでも完璧ではなく、あくまで目安。
そう考えると、ちょっと前の機種でも十分です。
そして、新品よりも中古が安いのも事実。
新品と中古だと、5万円から10万円、ときにはそれ以上の差があります。
中古なんて大丈夫?と思われるかもしれませんが、マップカメラやフジヤカメラ、キタムラの状態のいいもの(美品、良品)ならほぼ大丈夫です。
リスクがあるので、メルカリ、ヤフオクでは私は買いません。
各社の中古価格は、マップカメラのセール<フジヤ、キタムラの通常<マップカメラの通常という関係性。
昨日(2025/3/21)もやっていたマップカメラのセールだと、後述する値段の2万円から5万円ほど安いです。
私は新発売のもの以外は、ほぼマップカメラのセールで買っています。
安く買えば、同じくらいの値段で売れることもあるので。
(ただ、Canonは人気からか、その差額が大きいです)
また、今(2025年3月22日)も各社でやっているキャッシュバックキャンペーンだと、新品&キャッシュバックのほうが安いことも。
次に取り上げるセンサーサイズと合わせて、おすすめを後述します。
センサーサイズが大きいものは高い
カメラにはセンサーのサイズがあり、大きいものは、高くなります。
大きい順にフルサイズ、APS-C、マイクロフォーサーズという種類です。
フルサイズだときれいかというと、きれいではありますが、大きな違いは高感度。
暗いところでも撮りやすいというのがメリットです。
その分、高く、大きく、重くなりがちなのはデメリット。
フルサイズだとレンズも高く大きく重くなります。
ただ、私は、最初にフルサイズを買っておいたほうが後悔は少ないかと。
どっちみちフルサイズが気になることが多いですからね。
(APS-Cは確実に小さくて軽いので、そのメリットをとるのもありです)
最初のカメラを選ぶなら、ざっくりとSony、Canon、Nikonから選ぶといいでしょう。
なお、カメラの種類では、古くからある一眼レフ、今主流のミラーレスがあり、一眼レフのほうが安く買えますが状態がよくないものもあり、今買うならミラーレスでしょうね。
Sonyだと、α7、α7Ⅱ、α7Ⅲ、α7Ⅳが標準モデル。
その他の7Sシリーズ(高感度=暗いところでも撮れる)、7Rシリーズ(解像度が高い)、α9シリーズ(連写)、α7cシリーズ(小型)、α1シリーズ(全部入り)は、特殊なので、まずは外していいかと。
(α6400、α6700、ZVシリーズはAPS-C、α99などは一眼レフ)
α7、α7Ⅱは、古すぎるので、α7Ⅲ(15万円)、α7Ⅳ(30万円)が現実的でしょうね。
私が持っているα7Ⅲは、1200万画素で扱いやすく暗いところに強いのでおすすめではあります。
Canonだと、R、RP、R6、R6mk2、R8が標準モデル
その他のR1、R3(全部入り)、R5シリーズ(高解像度)は外してもいいでしょう。
(R7、R10、R50、R100はAPS-C。5D、6Dなどは一眼レフ)
R,RPは古めですが、問題ないかと。
手ぶれ補正はありません。
R8も手ぶれ補正がないのですが、やや安く小さくて軽くておすすめです。
R6は手ぶれ補正もあり、mk2が出てだいぶ安くなっています。
20万円くらいですが(セールだとさらに)
R6は、左側に電源スイッチがあるのが私としてはデメリットですが、気にならなければ。
Nikonだと、Z5、Z6、Z6Ⅱ、Z6Ⅲ、Zfが標準モデル。
Z7シリーズ(高解像度)、Z8、Z9(全部入り)は、特殊です。
(Z30、Z50,Z50Ⅱ、ZfcはAPS-C。D6、D850,D7500などは一眼レフ)
ちょっと持ちにくいのですが、レトロな外観に最新(当時)の技術というZfはおすすめです。
今だとキャッシュバックつきで24万円。
私も現役で使っている機種です。
中古だとZ6Ⅱがいいでしょうね。
Z6Ⅲはある意味特殊なので。
Z6、Z7は特殊なカードしか使えないのでやめておいたほうがいいかと。
まあ、その分安いのですが。
Z5も安くてコスパは高いです。
暗いときのオートフォーカスが弱めですが。
カメラはレンズも必要なので、最後はレンズについて。
F値が小さいものは高い
レンズも新しいもの、フルサイズ対応のものが高くなります。
さらに、F値が小さいものは高いです。
F5.6よりF4、F2.8、F1.4と高くなります。
Fのあとの数値が小さいと、明るく撮れる、背景がぼけるというメリットがあるのです。
シャッタースピードを遅く、ISO感度を高くすることでも明るくすることができますが、シャッタースピードを遅くするとブレやすくなり、ISO感度を高くすると画像が粗くなるというデメリットがあります。
室内や体育館で子どもの写真を撮るとブレるのは、カメラがシャッタースピードを遅くして明るくしているからであり、画質が悪くなるのは、カメラがISO感度を上げているからです。
AIと同じで(カメラにもAIが入っていたりしますが)、何を自動でやっているかを確認してみましょう。
撮った写真の数値を見るといい鍛錬になります。
そのF値を小さくするのはデメリットがありません。
まあ、高くなる、大きくなる、重くなるというのはデメリットですが。
カメラのメリットは、その操作性、そして、ボケ、望遠。
スマホだと限界があります。
(機械的な処理でできなくはありませんが)
望遠は、子どもの撮影にも便利ですし、日常でも遠くのものを撮れるのは便利です。
ボケ、望遠は、レンズによるもの。
その上でおすすめを挙げてみます。
Sonyだと、ボケなら24mmF1.4、35mmF1.4(GM)、50mmF1.4(旧、GM)、85mmF1.8あたり。
望遠だと70-200mmF4(古いほうでも)、決定版なら70-200mmF2.8Ⅱ。
万能だと、24-105mmF4。
値段も10万円ほど。
万能レンズはおもしろみがないのですが、1本あると便利です。
昔は苦手でしたが最近はなじみました。
望遠は100-400mmというのもありますが、私は明るい70-200mmのほうが好きです。
Sonyはミラーレスの歴史が長いので(Canon、Nikonより5年ほど長い)、古いレンズはさすがに古いというものもあります。
ハズレのレンズも多いです。
Canonだと、ボケなら、35mmF1.8、50mmF1.8あたり。
Canonは安いものと高いものの差が激しく、これらは安い部類(それでいていい写り)です。
望遠だと100-400mmF5.6-8が破格の値段(8万円ほど)。
万能でも24-105mmF4-7.1が安くてそれなりの写りです。
Nikonだと、ボケなら35mmF1.8、50mmF1.8、85mmF1.8あたり。
35mmF1.4、50mmF1.4もありますが、私はそれぞれ買って試して、F1.8を残しました。
写りの面で。
望遠かつ万能で、24-200mmF4-6.3がおすすめです。
ちょっと暗めで近くのものが撮れませんが安いですし。
24-120mmF4のほうが写りはいいのですが、範囲は狭くなります。
今はCanonを手放し、Sony、Nikonがメインです。
値段を考えずにベストを挙げると、
Sony 24mmF1.4 50mmF1.2 70-200mmF2.8Ⅱ、300mmF2.8
Nikon 14-24mmF2.8 24-70mmF2.8 50mmF1.2 135mmF1.8
といったものを愛用しています。
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より広い範囲を撮れる広角(目安として24mmより小さい数字)は、必要あればでしょうね。
風景、室内、走る子どもを近くからというときに便利です。
今のiPhoneだと、標準は26mm、広角は13mm、望遠は60mmから120mmくらいなので、目安にしてみていただければ。
■編集後記
昨日はタスク実行デー。
本の執筆を中心にしつつ、写真館サイトのメンテ、毎週のタスクも。
■1日1新→Kindle『1日1新』
上野動物園レッサーパンダ舎のつり橋
わかめのど黒スープ
わさびしおアボカド丼
■娘(8歳)日記→Kindle『娘日記』・ Kindle『娘日記Ⅱ』
転校した友達が来るので、その計画を。
娘(というよりもママ)が連絡係になっていて、みんなに伝える役を。
ただ、連日言うのを忘れていて……。
昨日は言えたようです。
■著書
『税理士のためのプログラミング -ChatGPTで知識ゼロから始める本-』
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