独立後、サービスを提供する側として、キャッシュレス決済を導入するかどうか。
「キャッシュレス決済」はサービスだと思っています。
サービス向上の一環として入れるという考え方もあるでしょう。
※PayPayの画面 RICHO GRⅢ
キャッシュレス決済できないと売上が落ちるかどうか
とある調査で、キャッシュレス決済を導入しない理由として「現金で十分だから」「現金で払えばいいだろう」というものがトップでした。
確かにキャッシュレス決済じゃないから、現金でしか払えないからといって、売上が落ちるとは限らないでしょう。
商品に魅力があれば、現金でしか払えない場合も利用せざるを得ません。
私の利用する場合は、キャッシュレスの方がうれしいので「キャッシュレスかどうか」というのは、買う・利用する理由の1つではあります。
しかもそれなりに優先順位が高いです。
自宅から、最も近いカフェは現金決済のみで378円という端数の値段なので、行かなくなりました。
スーパーで現金なら3%還元というサービスは使っていません。
飲食店も、現金のみであれば、代わりになるようなところでキャッシュレスのところがあれば、そちらを選びます。
気に入ったお店、行きつけのお店がキャッシュレスになるとうれしくなり、そこをより利用したくなるものです。
(愛用する美容院、整体は、キャッシュレスです)
うれしいことに、昨日行ったお気に入りのカフェがLINE Payに対応していました。
しかしながら、こう考えるのは少数派でしょうし、キャッシュレスかどうか気にしない人のほうが多いでしょう。
キャッシュレス決済にしなければ売上が落ちるというわけではなく、キャッシュレス決済にしたからといって売上が上がるということもないでしょうが、キャッシュレス決済というのはサービスの一環と思っています。
だからこそ、私が提供するサービスもすべてキャッシュレス対応です。
キャッシュレス決済だとお客様が喜ぶ可能性がある
キャッシュレス決済だと、お客様が喜ぶ可能性があります。
お客様が喜ぶ可能性があるものは、「サービス」といえるでしょう。
キャッシュレス決済だと、次のような点をうれしく感じます。
現金を準備しなくていい・扱わなくていい
現金は、使うと財布の中からなくなってしまいますので、 ATMで補充しなければいけません。
この手間が めんどくさく、補充が必要ないキャッシュレスが楽なのです。
キャッシュレスなら、コインが増えて財布がかさばることもありません。
現金を合わせなくてもいい家計簿も経理も楽です。
支払いが早い
現金で払う場合は、その金額に応じて出す紙幣や硬貨(コイン)を考えなければいけません。
お釣りの受け渡しにも時間がかかります。
キャッシュレス決済だと、現金より早くなることが多いです。
カードを出したりスマホをかざしたりしたりする手間もあり、読み取りエラーもあるので手間がかかることもありますが、双方が慣れれば支払いは早くなります。
慣れている現金だと支払のスピードは限界がありますが、キャッシュレスだと「慣れれば」という可能性があるわけです。
なお、私は現金で払う場合も、レジの方が受け取り体制になったら時間切れと考えて、紙幣をさっとだすようにしています。
考えているときりがないので。
探すくらいなら紙幣だけ出します。
メリットがある
キャッシュレス決済ではポイントやマイルがついたり、キャッシュバックがあったりすることが多く、キャッシュレスで払えばそのポイントを貯めることができるというメリットがあります。
利用者側にこういったうれしいポイントがあるのであれば、自社のサービスの一環としてキャッシュレス決済を入れても損はないでしょう。
キャッシュレス決済にはある意味お得感もあります。
キャッシュレス決済を導入するには
キャッシュレス決済を導入するには手続きが必要です。
振込
最もかんたんなキャッシュレス決済としては振込があります。
事前振込、事後の振込によってお支払いいただく方法です。
振込にネットバンクを使っていただければ、それほど手間はかかりませんし、こちらもネットバンクを使えば入金確認の手間は減らせます。
支払い側も、受け取り側も記録が残るのも、家計簿や経理の上で助かることです。
ただ、他のキャッシュレスの手段に比べると多少なりとも手間がかかるのが事実であり、ポイント還元などのメリットもありません。
キャッシュレス決済は7pay(セブン・ペイ)の事件(不正利用)があったことにより、イメージがガタ落ちというです。
キャッシュレス決済=危険というわけではないのですが、キャッシュレス決済と同様に振込も準備しておいたほうがいいでしょう。
私も振込という支払手段は準備しています。
対面でキャッシュレス決済
対面で販売して、キャッシュレス決済するのであれば、 QR コード決済が便利です
PayPayならこちらの手数料もかかりませんし、どのスマホでも対応しています
Suicaやクレジットカード決済はこちらも手数料もかかりますし、それなりの手間もかかりますが、対面であるなら準備しておきたいものです。
Airペイを導入すれば、数多くのキャッシュレス決済に一度に対応できます。
Airペイ(エアペイ)|カード・電マネ・QR・ポイントも使えるお店の決済サービス
私の場合は、対面で決済することはほぼありませんが、PayPayの決済はできるようにしました(使っていませんが、スクエアのリーダーもあります)
もし対面で決済の必要性があるとき(コンサルティングを延長)は、その場または後日に、後述するネット上のキャッシュレス決済で対応させていただいています。
不特定多数へのサービスではないなら、ネット上のキャッシュレス決済のみでも十分でしょう。
その他セミナーの懇親会の支払いは Amazonギフト券を送っていただくことで、手数料なしのキャッシュレス決済もできるようにしています。
手数料なしキャッシュレス決済にAmazonギフト券 | EX-IT
ネットでキャッシュレス決済
ネット上でキャッシュレス決済をするのであれば、 PayPal、Square、Stripeといったサービスと契約する必要があります。
ネット上で QR コード決済というのは現状ほとんどできず、ネットのキャッシュレス決済は、クレジットカード決済がメインです。
お客様の利便性やメリットを考えると、クレジットカードで払ってポイントが付いたりマイルが貯まったりするのは好ましいことでしょう。
私はAmazonPayを導入しています。
Amazonのアカウントでログインし、Amazon に登録した支払い方法でそのまま決済できるというものです。
情報の入力も必要ありません。
WordPressでネットショップ。WooCommerce+AmazonPayの設定方法。 | EX-IT
キャッシュレス決済をサービスとして入れておくことは、お客様の利便性やメリットとなりますので、考えてみましょう。
手数料や手間がかかったりする場合もありますが、手間は最初だけです。
手数料だけでサービス向上できるのであれば安いものです。
私が使っている AmazonPayは、4.5%の手数料がかかりますが、逆にいえば95.5%の粗利ということになります。
そして、キャッシュレスであることがメリットとなり、月に1件でもお申し込みが増えれば、手数料分は十分ペイできるものです。
そして、キャッシュレス決済を自社のサービスに入れるのであれば、利用者側として一通りのキャッシュレス決済のサービスを使っておきましょう。
自分が使ってその利便性を感じることができれば、導入の必要性も高まります。
自分が欲しいものを提供するというのが、独立後に仕事をするときの大きなヒントとなるものです
■編集後記
東京オリンピック(7/24~8/9)の期間、どう過ごすか。
セミナーは開催できないかなぁとも考えています。
自宅近くも会場になっているので、いろいろ対策も必要です。
KO-SO CAFEでLINE Pay
■娘(2歳)日記
昨日は3人で美容院へ。
前髪だけではなく、後ろや横も切りたいと。
美容院のハンモックに一人で乗れるようになったり、ヘアカタログの雑誌を見て、これがいいと言ったり。
毎回いろいろと変化があります。
■リハビリ日記
退院してから1週間。
歩いている姿を撮った動画を見ると、まだまだ不自然。
■著書
『税理士のためのプログラミング -ChatGPTで知識ゼロから始める本-』
『すべてをがんばりすぎなくてもいい!顧問先の満足度を高める税理士業務の見極め方』
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