ITを使いこなす上で、壁となるのが、しれっと変わること。
今は、機能、見た目や操作性がしれっと変わります。
その対応について書いてみました。
※しれっと日本語になったサービス by Sony α7S +70-200mmF2.8
今のITはしれっと変わる
ソフト、アプリ、サービスといったIT(ということにします)。
基本的にこういったものは、パソコンにインストールして使います。
昔は、そのインストールしたITをアップデートなり買い替えれば、新しい機能が追加されたり、見た目が変わったり、操作性が改善されたりするものでした。
今、というよりも近年は、そのアップデートも自動です。
特にクラウド。
ブラウザ(ChromeやEdgeなど)で使うクラウドは、今日開くと変わっていることもあります。
・機能が変わる
・名称が変わる
・見た目が変わる
・操作が変わる
など。
冒頭の写真のサービス(Streamd Yard)も、日本語に変わりました。
日本語に変わるといいようでそうでもありません。
今まで英語で慣れていたので、調子が狂います。
日本語訳がおかしなところもありますし。
機能もちょっとずつ変わっています。
これに気づいたのは、オンラインサロンでのライブ配信前。
ひさしぶりに使おうとしたら日本語でした。
(事前に準備しておけばよかったんですけど)
Googleのサービス(Gmail、カレンダー、ドキュメント、スプレッドシート)はもちろん、MicrosoftのOffice(Excel、Word、パワポ)もしれっと変わるようになりました。
ある日突然ボタンが増えたりしています。
こういうものにどう対処すればいいか。
ITを使いこなすには、対処していかなければいけません。
「対処」というよりも「適応」です。
ITが変わるしくみに適応
「変えたくない。せっかく慣れてきたのに」というのが通用しないということです。
まずは、そのしくみをあきらめましょう。
「なんで変わったんだろう」「なにもしていないのに」と思い悩む必要はありません。
そういうものですから。
「勝手に変わった」と思うかもしれませんが、ネットにつなげていると、その変更(アップデート)の処理ができるのです。
ただ、そのアップデートのタイミングは、
・こちらが選べるもの
・こちらが選べないもの
があります。
選べるもの=今までどおりにできるものとそうでないものがあるのです。
ご自身がお使いのもので、選べるかどうかをざっくりとでも把握しておきましょう。
基本的にブラウザ内で使うものは選べません。
有無を言わさず変わってしまいます。
私が使っているものだと次のようなものです。
・Google Chrome
・Microsoft Edge
・Safari
・WordPress
・Gmail
・Googleフォト
・Googleカレンダー
・Google Keep
・feedly
・YouTube
・YouTube Studio
・オートビズ(メルマガ配信)
・Fecebook
・Twitter(Tweetdeck)
・Amazon
・Streamd Yard
・Amazon Pay
・Amazon Photos
・ネットバンク
・freee
・マネーフォワード
・LINE公式アカウント
・e-Tax
最近だと、
・Facebookライブ
・オートビズ
・Microsoft Edge
が大きく変わりました。
Edgeは私の使い方だとちょっと困る点が。
RPAやPythonを使っていると、しれっと意味なく変えられると困ります。
e-Taxはちょいちょい変わるので困りものです。
その他、こちらでアップデートのタイミングを選べるものもあります。
ただ、アップデートにはセキュリティに関するものもあり、「アップデートしないとリスクがある」というものもあるのです。
基本的には、アップデートの通知がきたら、アップデートしておきましょう。
特に
・Windows(OS)
・Mac OS
・WordPress自体
はしておいたほうがいいです。
これらはアップデートのタイミングを選べます。
パソコンだとこのような状況ですが、スマホやタブレットは、基本的にアップデートのタイミングを選べるタイプです。
アップデートすると動かなくなる、遅くなるということもありえますが……。
しれっと変わるにしろ、自らアップデートするにしろ、適応することが欠かせません。
ITを使う上で大事なことの1つは、「ま、いっか」。
変わったことはしかたありません。
そこで止まらずに、
・何が変わったのか
・自分がやっていたことはできるか
を考えつつ、さわってみましょう。
「何が変わったのか」は、更新情報で分かる場合もあります。
それをさらっと見るのもおすすめです。
基本的には、よくなっているはずですが、ときには使いにくくなる=改悪の場合もあります。
改悪の場合、乗り換えることも大事
もちろん、いい変更もあれば、そうではない変更もあります。
つくり手がよかれと思って、変えてくれるのですが、そうではないこともあるわけです。
クラウド会計ソフトは、エンドユーザー(一般の利用者)ではなく、税理士の声を聞いて変更しているので、エンドユーザーにとっては、必ずしも使いやすくはなりません。
声を聞かず、開発側の意向のみで変えている場合も多いです。
ITは現場でこそ使うものなのですが。
しれっと変わることに対して、適応することも大事ですが、もし使いにくくなったときは、乗り換えることも大事です。
常に、他の選択肢を意識しつつ、適応していきましょう。
特定のITをずっと使い続ける、ずっと使い続けなければいけない(囲い込み)状況は好ましくありません。
最近だと、
・Evernote→パソコン、スマホともに使いにくく遅くなった→乗り換えを検討しつつ、一部Google Keepに切り替え
Evernote改悪問題対策にEvernote Legacy・Google Keep
・WordPress の投稿画面、ウィジェット画面が変わった→プラグインClassic Editor、Classic Widgetで対応(前のように使える)
と言ったことがありました。
完全に乗り換えてはいませんが。
メルマガ配信システムの改悪時は、ダメ元で問い合わせたら、反映していただけました。
こういうこともあるものです。
会計ソフトは、ちょっとだけ取り入れていただきました。
まあ、声が小さいので。
ダメ元で意見を出すのも大事でしょうね。
だいたい「社内で共有させていただきます」で終わりますけど。
また、複数のITを使うというのもいいトレーニングになります。
そうすれば、しれっと変わったときの適応力も身につきますので。
OSが違うもの、WindowsとMac、iPhone(iOS)とAndroidを使うのもおすすめです。
ITが得意だから複数のものを使う
ということもありますが、
複数のものを使うからITが得意になる
というのもあります。
■編集後記
昨日はYouTube収録、原稿執筆・提出など。
新イヤホンが届くのを待ってカフェに出かけました。
夜は、Amazonから届いたコートを試着。
妻と娘の意見をいただきながら。
■1日1新→Kindle『1日1新』 ・Instagram『1日1新』
Shure AONIC FREE
Prime Try Before You Buy
■娘(4歳8ヶ月)日記→Kindle『娘日記』
鬼滅の刃 遊郭編を一緒にみました。
が、1話が終わり、「あれ?」と。
続きをみたいようで、ごねました……。
通常の動画は、どんどん続きを観れますので。
TVを録画しているアンパンマンやプリキュアと一緒で、ちょっとずつしか観れないことを説明しました。
■著書
『税理士のためのプログラミング -ChatGPTで知識ゼロから始める本-』
『すべてをがんばりすぎなくてもいい!顧問先の満足度を高める税理士業務の見極め方』
ひとり税理士のギモンに答える128問128答
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