私には「そんなことも知らないのか」がありません。
もともとそういう体質でしたが、さらに意識して消すようにしました。
こういったことも強みです。
※知らないことがやまほど。国を勉強中。by Nikon Z9+105mmF1.4
「そんなことも知らないのか」がない
「そんなことも知らないのか!」
税理士業界に入ったころ、怒鳴られたことがあります。
それも複数回、複数箇所で。
(ほんとしょうもない)
業界に入ったばかり、そりゃ知らないこともあります。
それを怒鳴られても……と思うのです。
そういった方々は、お客様に対してもそう思っていました。
直接言うことも……。
プロである以上、お客様よりも多少知っているのは当たり前。
「そんなことも知らないのか」を言うことはもちろん、思うことすら私にとっては禁止です。
税理士業でも、IT、Excel、独立、写真、ブログなど私が提供するすべてのことで、「そんなことも知らないのか」を捨てています。
私が考える強みの1つです。
そんなこと強みになるのか、強みじゃないよと思われるかもしれませんが。
「そんなことも知らないのか」が出ていると、聞きたいことも聞けないし、相談したいことの相談できないですから。
それでは十分な価値を提供できません。
「質問がない」ということは本来怖いことでもあります。
知らないことがあるからお金をお支払いいただいているわけです。
それを「そんなことも知らないのか」を思うことはお客様への裏切りでもあります。
「そんなことも知らないのか」を思う人のほうが多いもの。
少ないということは強みになるのです。
動画 強みづくり入門 – タイムコンサルティング オンラインショップ
知識=知っていることは価値ではありますが、それだけではないかなと。
たまたまそれを知っている、詳しいだけですから。
知らないというだけで、価値を判断したくありません。
「知らないとバカにされる」ということはあるもの。
それが怖くてみんなが知っているようなことを知るようにしてしまいがちです。
その結果、「そつなく知っているけど強みがない」ということになってしまいます。
お勉強はできるけど……ってやつです。
独立後、足並みをそろえるお勉強は一切していません。
「そんなことも知らないのか」を捨てれば、お勉強を捨てることができます。
そもそも知識だけなら、検索やネットにかないません。
そこで勝負してもしかたのないことです。
「そんなことも知らないのか」を捨ててみましょう。
そのために私がやってきたことをまとめてみます。
「そんなことも知らないのか」を捨てるには
「そんなことも知らないのか」をなくすには、自分も知らないということを自覚することが必要です。
(自分も知らないことがあるのに「そんなことも知らないのか」を言う人は……)
私が日々新しいことをしているのもそのためのもの。
知らないことは山ほど見つかりますから。
日々発信するのもおすすめです。
自分の知識を整理しながら発信していると、「あれ、これってどうなるんだっけ」と考えることも多く、それがいい鍛錬になります。
想定するよりも初歩的なことを突き詰めて考えながら発信してみましょう。
この想定が甘いことがほとんどです。
私も日々鍛錬しています。
まだまだだ!と。
日々のインプットでも知らないことはあるものです。
本の多読も、自分の無知を自覚するためにやっています。
自分の専門分野の知識を深めるとともに自分の「そんなことも知らないのか」を自覚できるので、読書は欠かせないものです。
じゃあ、その時間をどうつくるのか。
インプットを絞るしかありません。
その一方で、私は知らないことを増やしています。
深く学ぶと知らないことは増えるのです。
そうじゃない方もいるかもしれませんが、私は頭の容量が限られているので、知らないことが山ほどあります。
一般的なこと、多くの方が知っていることを知りません。
(WBCが何かすら知りません)
知らないことがある、それがいいのです。
自分にも知らないことがある、そしてさらにそれを増やしているのは、「そんなことを知らないのか」を捨てるためでもあります。
「すいません、知らなくて」とおっしゃるお客様には、「私にも知らないことがありますから」と言えるのです。
お客様のほうがご存知のことは山ほどありますから。
たまたま特定の分野に詳しいだけ、いばる必要はありませんし、そんな気はありません。
いばる人には絶対勝てます。
私はいばられるのが嫌いですから。
これは娘に対してもそうです。
知らないことがあるのは当たり前。
一方で娘のほうが知っていることもたくさんあります。
それを楽しみたいものです。
「そんなことも知らないのか」をさらに磨きたい方は、
・さらに新しいことを学ぶ
・インプット量、アウトプット量を深めつつ増やす
・知識を徹底的に狭めて、知らないことを減らす
ということを試してみていただければ。
そして、「そんなことも知らないのか」はAIに対しても捨てたいものです。
「そんなことも知らないのか」はAIに対しても捨てたい
AI、たとえばChatGPTでも
「そんなことも知らないのか」
「そんなこともできないのか」
「やっぱりダメだな」
と思いません。
知らないこと、できないことがあるのは当たり前。
AIだとしてもです。
知っていること、できることにフォーカスしたほうがいいでしょう。
なお、AIは進化するもの。
ChatGPTも2022年に登場し、2023年3月にはもう進化しています。
(有料版のみ。この進化を体験するには月20ドルは安すぎます)
AIから「そんなことも知らないのか」と言われる時代もすぐです。
今のうちから手放しておきましょう。
人に対してもAIに対しても。
(私にも「そんなことも知らないのか」と思わないでいただければ)
■編集後記
昨日は、娘のダンス教室の発表会。
今回は撮影の仕事をご依頼いただきました。
娘も撮りつつ仕事もしつつ。
新カメラバックも大活躍でした。
■1日1新→Kindle『1日1新』
とある場所でのダンス発表会
新カメラバッグ使用
■娘(6歳)日記→Kindle『娘日記』・ Kindle『娘日記Ⅱ』
今のチーム(年長)でのダンス発表会はこれで最後。
新作も含めてのびのびと踊れました。
昔は、「緊張しちゃう……」と言っていたのですが、見事なものです。
夜は、リクエストでパパがカレーを。
一緒に買い出しに行き、今回はストウブでつくりました。
リクエストは、玉ねぎはトロトロに、にんじん、じゃがいも、鶏肉というもの。
無事トロトロに(シャキシャキだと苦手なので)
カレールーは、こくまろの甘口。徐々に食べられるようになっています。
■著書
『税理士のためのプログラミング -ChatGPTで知識ゼロから始める本-』
『すべてをがんばりすぎなくてもいい!顧問先の満足度を高める税理士業務の見極め方』
ひとり税理士のギモンに答える128問128答
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ひとり税理士の自宅仕事術
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