雇用をうまないジレンマを解消するために、ひとりしごとを増やす

  • URLをコピーしました!

ひとりで仕事をする場合、「雇用をうまない」というジレンマがたちふさがるかもしれません。
そのジレンマを打ち破るために、後進へノウハウを提供しています。
DSC05614
※自宅にて Sony α7

雇用をうむ、雇用をうまない

起業して、事業を拡大し、人を雇う。
雇用をうむのはすばらしいことです。

従業員だけではなく、その家族にまで影響が及びます。
事業で世の中に貢献するだけではなく、「雇用をうむ」という価値も提供できるのです。

ひとりでビジネスをやる場合、誰かに給料を払うこともなく、雇用をうむことはなありません。。
世の中に貢献できても、その部分でジレンマを感じることもあるでしょう。

私は独立当初、このジレンマに悩みました。

ひとりのほうが気楽だよな

でも、税理士も増やしたい
受験生をサポートしたい

雇うと大変だし、それだけ売上が必要
雇って勉強もしっかりしてもらって独立までサポートできるかな・・
独立するときに、心から喜べるかな
仕事を教えたい
そのために作業を増やすことに意味があるかな

でも・・・・

とぐるぐる考えていたのです。

今は、「雇わない」と決めています。
その決め手は、ひとりしごとを増やすという方向性にしたことです。

ひとりしごとを増やす取り組みでジレンマ解消

「雇用をうむ」のは、社員を雇うことです。

雇うといっても、1人、2人、3人・・とじっくり増やしていかなければいけません。
大企業のように、大勢採用するのは無理ですし、そもそもきてくれない可能性もあります。

ちょっとずつ増やしていくと、生涯で何人雇えるか。何人の雇用をうめるか。
そう考えたとき、「たいして増やせないな」と考えたのです。
せいぜい10名でしょう。

それならば、雇わないでサポートし、ひとりしごと、ひとり税理士を増やしていこうと考えました。

・メルマガ
・ブログ
・セミナー
・書籍
・コンサルティング
などで、ひとりしごとのサポートをはじめたのは、その頃、2010年頃です。

結果的に、
・メルマガが独立のきっかけになった
・ブログを読んで独立することにした
・本を読んで、独立を考えるようになった
・セミナーで影響受けた
・コンサルティングで、具体的なイメージがわいた
などという声をいただいています。

今年だけでも7名ほどから独立の報告をききました。
累計でいえば、雇った場合以上の数の方の独立をサポートできています。

雇用をうむのは、給料を払い仕事をしてもらうこと。
独立をサポートし、ひとりビジネスを増やすのは、食べていける道筋を作ること。
結果的に、雇用をうむことと同じことです。

ノウハウを提供するメリット

「ノウハウを提供したら、まねされるのでは?」
「お客さんをとられるのでは?」
と思うかもしれませんが、逆です。

ノウハウを提供したほうがメリットがあります。

1 まねされる

まねされる。それがいいのです。
まねされなければ、自分の方向性は間違っていることになります。
まねされてこそ、うれしいのです。

ノウハウを提供して、まねされなければ、
・伝え方がわるいか
・やり方がわるいか
ということでしょう。

2 業界が活性化する

独立をサポートし、同じひとりビジネスを増やせば、業界が活性化します。
特に、税理士業界は、独立してこそ意味がある仕事です。
主役が組織から個へうつりかわった今、個を増やすことも、雇用をうむことと同じくらい重要なことではないでしょうか。

3 自分へのいいプレッシャーになる

ノウハウを提供していると、自分へのいいプレッシャーになります。
事業をやり、人を雇っていると、自分が一番と感じ、努力を怠ります。
外部に目を向け、自分の後進と接していると、
・まだまだ努力しなければ
・もっと改善しなければ
というプレッシャーがあります。

背中をみられているという意識は常に必要です。
あいつも丸くなったな、落ち着いたなと思われないようにしなければいけません。

人を雇いたくない、人を雇うタイプではないという方で、ジレンマを感じる方は、ひとりしごとを増やす方向性で活動してみましょう。





【編集後記】

昨日は、6/15の出版記念セミナーの準備。
スタバにこもってつきつめて考えてみました。

【昨日の1日1新】
※詳細は→「1日1新」

スタバ TSUTAYA TOKYO ROPPONGI

  • URLをコピーしました!