ひとりしごとでもオフィスを借りる選択肢はあります。
実際、10年前には借りていました。
そのメリット、デメリットをまとめてみます。
※10年前に借りていたオフィス by Sony α7SⅢ+16-35mmF4
2023年1月から2014年12月 オフィスを借りる
今はオフィスを借りていません。
自宅その他で仕事をしています。
今は2024年。
10年前はオフィスを借りていました。
・場所は、東京の水道橋と神保町の間くらい。
・27.78平米で88,000円(のちに消費税アップで90,720円)
こういった物件です。
シンプルに、机、椅子、ホワイトボードがあるだけ。
後に、iMacやプロジェクターなどを追加しましたが、それでも書棚や書類はありません。
一時期、トライアスロン仲間のバイクが置かれていて、部室みたいな時期もありましたけど。
ひとりなのになんでオフィスを借りたのか。
1つは、めんどくさい大人たちのめんどくさい事情があったから。
このあたりは、週刊メルマガ で語っています。
(その事情を語ったのはバックナンバーになりますが、毎週、他では書かないことをあえて書いています。連載は今、2013年頃です)
もう1つは、そういったネガティブな理由だけだと悔しいので、ポジティブな理由をつくりました。
セミナールームにしようと。
当時もセミナーを自主開催していましたが、セミナーの場所を確保するのに手間がかかっていたのです。
今のようにスペイシーがなかった頃でした。
セミナールームがあれば、セミナーの場所をとらなくて済みますし、打ち合わせの場所にも、自分ひとりで仕事をする場所にも使えます。
9万円の元はとれそう、むしろとるべく自分が動くことを期待しました。
ひとりだとオフィスは必要ないことが多いでしょう。
そういった場合にお金を出してでも借りる価値があれば、借りるという選択肢もアリです。
よかった点、そうでなかった点をまとめてみます。
ひとりでもオフィスを借りてよかったこと
オフィスを借りた約2年でよかったことは、
・セミナースキルを鍛錬できた
・オフィスを借りるデメリットを体験できた
・気が済んだ
というもの。
セミナーを2013年は53回開催できました。
会場代そして、会場予約の手間がかからないので、セミナーをどんどん開催できたのです。
収録に挑戦することもできました。
当時は、会場代があると、セミナーの内容でリスクを負いきれていませんでした。
ただ、自前の会場なら、「このセミナー、誰もいらっしゃらないかもなー」というものも開催できます。
今は、そんなこと考えずに攻められるようになっていますが、それもこの2年の鍛錬があったからこそです。
新しい分野も開拓できました。
まあ、これはオフィスを借りずともできたことかもしれませんが、当時の私には必要なプレッシャーでした。
後述するオフィスを借りるデメリットも体験できました。
・独立当初のマンション(2007年8月〜2011年6月)
・事業用のオフィス(2013年2月から2014年12月)
・後にレンタルオフィス、コワーキングスペース(2016年2月〜2019年2月)
と一通り借りるデメリットも体験できたので、今借りていないのです。
こういうのは、体験しなくても見聞きで十分かもしれませんが、私は体験しました。
そして、気が済んでいます。
もういいやと。
自宅の近くでセミナールームを借りることはあるかもしれませんが。
(今の自宅周りはそういう場所ではなく、確率は低いです。)
通ってまで、借りたくはありません。
そのオフィスを借りてよくなかったことを挙げてみます。
ひとりでオフィスを借りてよくなかったこと
ひとりでオフィスをあえて借りてみてよくなかったことは、
・お金がかかる
・通う手間
・ゴミ捨てがめんどくさい
・変なルールがめんどくさい
・トイレがめんどくさい
・宅急便がめんどくさい
・モノが分散
・飽きる
・解約がめんどくさい
といったもの。
まず何と言ってもお金がかかります。
敷金、家賃、光熱費、ネット代などなど。
その価値があるかどうかです。
もちろん、その分稼げばいいのですが、その分を他のことに使ったほうがいいなと今は考えています。
通う手間もあります。
当時のオフィスは、そのときの自宅から20分、電車1本。
それでもかかりました。
その後、引っ越しして遠くなったのも、解約の理由の1つです。
後半行かなくなりましたし。
オフィスならではのめんどくささは、ゴミ。
事業用ゴミとして捨てる必要があります。
何かを食べても飲んでも。
これがまためんどくさく。
ゴミをちょくちょく捨てられませんから。
当時も今も、いつでもゴミを捨てられるところに住んでいるので、そう感じるのかもです。
そのオフィスはルールがありました。
平日20時以降は施錠、日曜日は入口が施錠されるというものも。
来客ならまだしもセミナーのときは不便で、実質日曜日にセミナー開催ができなかったのです。
したこともありますが。
20時施錠は問題に鳴らなかったですけどね。
トイレは共用。
ゆっくり入れなかったのがめんどくさかったです。
誰かがいると落ち着かないので。
宅急便の受け取りもしなければいけません。
これは、当時も今も宅配ボックスがあるところに住んでいたからでもあります。
今だと置き配もあるでしょうけどね。
ひとりならではのめんどくささです。
オフィスでも自宅でも仕事をしていると、モノが分散します。
どこかに行くときに、オフィスにいったん寄ることも。
あ、自宅だ!オフィスだ!ということも結構ありました。
2つ準備するとまたお金もかかります。
パソコンはノートで常に持っていたので問題ありませんでしたが、オフィスに置いたiMacは、自宅では使えず。
結果売りました。
オフィスだろうと定位置だと飽きます。
集中力が続かず、寝ることも。
これは私の特性によるものですが。
そして、解約コスト。
これがめんどくさかったです。
解約したくなくなるほど……。
不動産会社とのやりとりもめんどくさく、人生で不動産関係の方と接したくないほどです。
(今の自宅は、更新料なしで、引っ越さない限り、接することはありません。そして接するから引っ越しがめんどくさく。今の場所を気に入っているということもありますが)
契約時に敷金6ヶ月で、50万円ほど。
解約は、6ヶ月前告知、かつ、2年以内の解約は違約金で6万円。
結果、違約金を払って解約しました。
6ヶ月待つと、あと18万円(2ヶ月分)かかりましたから。
原状回復とやらで、27万円。
いろいろ交渉したり、他のところに相談したりしましたが、こんな感じでした。
敷金は実質帰ってこないくらいに考えていたほうがいいでしょうね。
マンションだと、敷金が少なかったり、解約告知がもっと後でよかったりします。
オフィスをまた借りたら、また解約のときにめんどくさいので、借りたくないなーと。
というわけで、今は自宅で快適に仕事をしています。
「なんでパパには会社がないの?」と娘に一時期聞かれましたが。
今は娘にとっては、
「パパはどこでも仕事ができるから会社に行かない」
「パパはオジサンが嫌いだから会社行かないんだよね」
ということにもなっています。
オフィスを借りたいなーと思ったときの参考になれば。
■編集後記
昨日は、娘が気に入ったうどん屋(神保町 丸香)へ。
ただ、開店前にありえないくらいの行列で、土日はダメですね。
かわりに別の場所でランチ、お茶。
勝手知ったる水道橋付近なので(税理士受験、オフィスなど)、案内しつつ。
その後、ダンスイベントに。
その後、スタバで休憩しつつ、食材を仕入れて帰りました。
■1日1新→Kindle『1日1新』
家族で水道橋海南鶏飯
家族で水道橋タリーズ
家族でスタバ新田町
■娘(7歳)日記→Kindle『娘日記』・ Kindle『娘日記Ⅱ』
恒例の祭りでのダンスイベント。
その前に気に入ったうどん屋に行こうと思ったら、長蛇の列。
かわりに、カオマンガイを食べに。
着替えて、メイクして、イベントへ。
ちょっと暑めでしたが、しっかり踊れていました。
その後、祭りで、バナナロールやベリージュース、燻製卵など。
■著書
『税理士のためのプログラミング -ChatGPTで知識ゼロから始める本-』
『すべてをがんばりすぎなくてもいい!顧問先の満足度を高める税理士業務の見極め方』
ひとり税理士のギモンに答える128問128答
【インボイス対応版】ひとり社長の経理の基本
「繁忙期」でもやりたいことを諦めない! 税理士のための業務効率化マニュアル
ひとり税理士の自宅仕事術
リモート経理完全マニュアル――小さな会社にお金を残す87のノウハウ
ひとり税理士のセーフティネットとリスクマネジメント
税理士のためのRPA入門~一歩踏み出せば変えられる!業務効率化の方法~
やってはいけないExcel――「やってはいけない」がわかると「Excelの正解」がわかる
AI時代のひとり税理士
新版 そのまま使える 経理&会計のためのExcel入門
フリーランスとひとり社長のための 経理をエクセルでトコトン楽にする本
新版 ひとり社長の経理の基本
『ひとり税理士の仕事術』
『フリーランスのための一生仕事に困らない本』
【監修】十人十色の「ひとり税理士」という生き方