要約こそAIより人

by 税理士 井ノ上 陽一

AIの使い道として、要約はどうか。
私は要約こそ人ができることであり、違いがあると思っています。

※メルマガの要約 by Nikon Z9+24-120mmF4

AIで楽々要約

AIは便利なこともありますが、例のごとく過熱しすぎているところもあるなーと日々感じています。
独立前だったら、仕事をちゃちゃっと片付けるのに役立っただろうなーと思いますが、独立後は、自分の仕事へのスタンスは違うもの。
AIでちゃちゃっと片付けたくないものです。
むしろ、片付けるという感覚もありません。

このブログを、「ちゃちゃっと片付けなきゃ」と思っていたら、どうか。
AIにまかせてちゃちゃっと書けますが、そうはしていません。
ブログの意味がないからです。
苦労しなきゃということではなく、自分で書かないと、ミスマッチもありえますし、おもしろくなくなるでしょう。

AIの使いどころは、スキルです。
その使いどころとして、要約はどうか。

AIがテキストを要約してポイントだけ教えてくれれば、効率的です。
読まなくていいのですから。

今や、GmailにもAI(Gemini)があり、[このメールを要約]というボタンもあります。
クリックするとこのように要約してくれるのです。

メール、メルマガも要約してくれる時代です。
その要約機能は、使えるものなのでしょうか。

AIの要約はOK?

これは私の今朝もメルマガの要約です。
間違っているわけではなく、これはこれでいいかと。
ただ、この号で伝えたかったことが全部伝わっているかというとそうではありません。

AIはきれいに要約してくれていますが、伝わらないと意味がないかなーと。

メールを要約してみました。
まあ、これもOKですが、肝心の連絡先がありません。
※この記事の件です→トラブルは1日1新にあらず

 

これも、肝心のことが抜けています。
カードへのリンクや振込先です。
私が要約するなら、それらを入れます。
(私以外でもそうするでしょう)

 

ChatGPTでも要約はしてくれます。
このように難解な税金の法律の文章もスッキリと。
ただ、十分ではありません。
これ以外にもっと大事なことはありますから。

AIは勝手に要約する傾向があります。

セミナーの音声または動画をテキスト化し、それを整えるときに、要約してしまうのです。
「要約せずに」といれると多少聞いてくれますが。

しかもその要約が、今ひとつ。
人により、目の付けどころ、大事だと思うところが違うからです。
だからこそ要約をAIに頼っていません。

要約こそ人

今後、AIが進化し、また事情が変わってくるかもしれませんが、現状は、要約を任せていません。
AIにだけではなく、人にも頼みないのです。
書籍の要約サービスや書評も私は使いません。

自分の目で確かめたほうが精度は高く、速いからです。
私がどうのこうのというわけではなく、誰もが好みやこれまでの知識・経験、目的が違うもの。
要約するとしても、人のほうが精度は高く、自分でやったほうがいいのではと。

そのためにはテキストを高速で読み取るスキルが必須です。
速読とも言われています。
動画 速読入門セミナー – タイムコンサルティング オンラインショップ

もちろん、AIの要約スピードは、人がかなうものではありません。
ただ、速くても精度が低い、自分と合わないなら意味がないでしょう。
元のテキストを確認しなければいけませんし。
要約、つまり、すばやくインプットするスキルは鍛えておいて損はありません。
しかも、人とは違う視点で。

目のつけどころは、違いになりえます。

そして、要約はアウトプットにも役立つもの。
むしろ、アウトプットこそ要約です。
自分が知っていること・できることを要約してことアウトプットができます。
このブログのような発信も要約です。

インプットして要約して、それをアウトプットするという流れを日々続けておけば、要約スキルを鍛えることができます。
AIの要約精度がいくら上がっても、人が要約する意味はあるのです。
要約スキルを磨きましょう。

 



■編集後記
昨日は、午前中と午後にZoom個別コンサルティング。
それぞれYouTubeや営業、確定申告についてでした。
確定申告は無事提出までサポート。

夕方はスタバへ。
強烈な大声の方がいらっしゃいましたが、イヤホンでなんとか。
曲の切れ目には聞こえますが……。

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■娘(7歳)日記→Kindle『娘日記』・ Kindle『娘日記Ⅱ』
一緒に観ているドラゴンボールにちょっとハマってきました。
先を話したいのですがぐっと我慢しつつ。
改めて観ると、意外な伏線が序盤にあったりしますね。
一方で、学校でつくった工作の写真を撮ってほしいと。
はりきって撮りました。

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