独立して16回目の確定申告。
今、どのような流れで確定申告をしているか、流れをまとめてみました。
※確定申告サイト by Sony α1+24-70mmF2.8Ⅱ
確定申告に向けて日々やっていること
確定申告は1日してならず。
私は確定申告に向けて日々経理をしています。
といっても経理は、確定申告のためだけにするものではありません。
自分の状況を数字で確認するために経理をしています。
そのついでに確定申告もして税金を払っておくかという感じです。
私は日々次のようなことをしています。
これは、家計(個人)、個人事業主、法人のすべてでやっていることです。
このうち個人事業主の分は所得税の確定申告(いわゆる「確定申告」)をし、法人の分は決算月の6月から2ヶ月(8月)後の末までに確定申告をしています。
・レシートを受け取ったものは、翌日朝に経理→Googleスプレッドシートに入力
・預金の取引はネットバンクをアプリ(MoneyTree)に連動
・売上データは請求書Excelで整理
・毎月1日にExcelで前月の数字をまとめ、チェックする
日々の経理では会計ソフトを使っていません。
どの会計ソフトも非効率であり、私の場合は3つ(家計、個人事業主、法人)の経理を同時に、効率的にしたいからです。
今日は12月29日。
11月までの経理は終わっています。
12月の経理は、1月1日にする予定です。
ただ、前月の経理をまとめるのは、第1営業日ということにしているので、3日にすればいいことにしています。
(2日は振替休日)
確定申告に向けて日々経理をしているのは、ためて経理をするよりも楽だからです。
そして、確定申告が近づいてきたら、12月の中旬くらいになったら、やっていることがあります。
確定申告が近づいてきたらやっていること
確定申告の期限は3月15日。
「確定申告が近づいてきたら」というのは、期限が近づいてきたら、2月や3月ということではありません。
私の場合、「確定申告が近づいてきたら」は、12月です。
例年1月4日に確定申告をしているので。
今日は、12月29日。
まさに「確定申告が近づいてきたら」なのです。
その年のことは、年明けにやってしまいましょう。
1月4日から確定申告はできます。
売上、経費がそのときに確定していないとしても1月中にはできるはずです。
なお、確定申告は、2月16日から3月15日といわれていますが、1月1日以降に出してもかまいません。
ネットで提出(e-Tax)なら、「早いです!」と断られることはないのです。
(税務署だと断られる可能性はあるでしょうが)
確定申告が近づいてきたら、次のようなことをやっています。
・経理のExcelの数字を最終チェック
・暗号試算関係があれば、その計算、チェック(今回はあります)
・源泉徴収税額(天引きされている分)のチェック
・確定申告用Excelで、前年以前と比較
・ふるさと納税の金額を計算
・医療費の金額のチェック、集計
・給与(自分の会社から)の源泉徴収票づくり
・給与をRPA用に整理
・事業の売上(月別)、損益計算書、貸借対照表をRPA用に整理
・Excelのデータを会計ソフトへインポート
会計ソフトは、必須の総勘定元帳をつくるために利用しています。
確定申告に使っているのは、国税庁の確定申告書等作成コーナー。
会計ソフトや税務ソフトの対応は、遅く、1月中旬から下旬になるからです。
例年1月4日から使えるようになるので、それまでの準備を1月3日までにやっています。
あとは、確定申告当日にやることです。
確定申告当日にやっていること
当日(1月4日)には、次のようなことをやっています。
・RPAでログインから給与入力まで実行
・RPAで事業所得(個人事業主の売上、経費)を入力
・RPAで医療費、ふるさと納税を入力
・社会保険料、小規模企業共済、生命保険料などを入力
・画面上で確認、Excelとチェック
・提出、納税
・確定申告書の控PDFを保存
・会計ソフトで総勘定元帳を保存
・確定申告時点のExcelをバックアップ
2019年以降、活用しているのは、RPAのUiPathです。
Excelからデータを読み取って確定申告サイトへ入力しています。
会計ソフトを使っていれば、連動するので楽です。
私は、前述の理由もあり、使っていませんが、通常は会計ソフトを使いましょう。
確定申告で必要なデータはマイナポータル(マイナンバー連動のサービス)で連動できるものもありますが、使いにくく非効率なので使っていません。
毎年何かしら(意味なく)変更されているので、やめてほしいところですが……。
人の目では、変更なしに見えるので、誰も文句は言わないでしょうけど。
まあ、手で入力してもそれほど手間ではありません。
ただ、私の場合、お客様の確定申告がこの後ありますので、そのときにもRPAは役立ちます。
自分の確定申告で毎年テストしているわけです。
最後に、控や総勘定元帳といった書類をつくり、この日のうちに完了します。
もう次の年がはじまっているので、前の年のことで時間を使いたくありませんので。
RPAやExcelはちょっと(だいぶ)特殊ですが、
1 日々やること
2 確定申告が近づいてきたらやること
3 確定申告でやること
は、どんなソフトでも共通することで、freeeであれ、マネーフォワードであれ、弥生であれ、基本は同じです。
確定申告までに整理しておくことが欠かせません。
1の日々やることを外注してしまうというのも手でしょうね。
私は請け負っていませんが。
個別コンサルティング では毎年、2と3をサポートさせていただいております。
(3だけの場合もあります)
日々経理をするのがベターですが、そうでない場合も、「確定申告が近づいてきたら」準備しましょう。
そして、その「確定申告が近づいてきたら」を12月や1月にしたいところです。
動画 フリーランス確定申告入門セミナー – タイムコンサルティング オンラインショップ
■編集後記
昨日は、『動画WordPressブログ入門セミナー』の発売や本・Kindle本の執筆など。
夕方は家族で公園へ。
■1日1新→Kindle『1日1新』
とある公園へ3人で
とある新車を借りて運転
■娘(5歳)日記→Kindle『娘日記』・ Kindle『娘日記Ⅱ』
ママが15時半まで仕事だったので、それを待って公園へ。
船の形の遊具があり、なぜかパパとママは、船に待機。
自分は偵察に船から降りたり船に乗ったり。
途中、派手に転ぶくらい、はしゃいでいました。
寒いのに。
■著書
『税理士のためのプログラミング -ChatGPTで知識ゼロから始める本-』
『すべてをがんばりすぎなくてもいい!顧問先の満足度を高める税理士業務の見極め方』
ひとり税理士のギモンに答える128問128答
【インボイス対応版】ひとり社長の経理の基本
「繁忙期」でもやりたいことを諦めない! 税理士のための業務効率化マニュアル
ひとり税理士の自宅仕事術
リモート経理完全マニュアル――小さな会社にお金を残す87のノウハウ
ひとり税理士のセーフティネットとリスクマネジメント
税理士のためのRPA入門~一歩踏み出せば変えられる!業務効率化の方法~
やってはいけないExcel――「やってはいけない」がわかると「Excelの正解」がわかる
AI時代のひとり税理士
新版 そのまま使える 経理&会計のためのExcel入門
フリーランスとひとり社長のための 経理をエクセルでトコトン楽にする本
新版 ひとり社長の経理の基本
『ひとり税理士の仕事術』
『フリーランスのための一生仕事に困らない本』
【監修】十人十色の「ひとり税理士」という生き方