天が落ちてくる「杞憂」とうまくつきあっていく日々の工夫

2015年4月23日

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「杞憂」という言葉が結構好きで、ポジティブに考えつつ、常に意識しています。

1 「杞憂」という言葉
2 「杞憂」のバランス
3 「杞憂」に押しつぶされないようにする工夫

「杞憂」という言葉

「杞憂」という言葉があります。

Wikipediaによると、

極端な心配性や取り越し苦労のことを杞憂と言うが、これは杞に住むある男が、「いつか天が落ち、地が崩落して身の置き所が無くなってしまうのではないだろうか(中国では昔、大地は正方形で、四隅を天柱という柱が支えていると考えられていた)」と心配して、夜も眠れず食事もとらなかったという故事に由来する。出典は『列子』。

という意味で、「空が落ちてくる」と過剰な心配、不安を抱えることをいいます。

これを、ポジティブに意識することが多いです。

「杞憂」のバランス

究極的な心配事は、「いつか命が終わってしまうこと」で、気にしすぎてはいけませんが、それなりの覚悟と準備は必要です。

仕事柄、そういった場面も見てきていますし、私も準備を始めています。
（毎月、万が一ファイルはアップデートしています）
【関連記事】40歳になったらエンディングノート・万が一ファイルの準備を。『銀行がつくったセカンドライフノート』を監修しました。 | EX-IT
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最近読んだ、この本も勉強になりました。
知識として仕入れておくとともに、自分にもしものときがあったら、どうすればいいか？の視点でも読んでいます。

親が死んだ5分後にあなたがしなければならないこと

posted with ヨメレバ

三村麻子,内田麻由子永岡書店 2014-02-17

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命の次に、杞憂と考えるのは、
・仕事が来なくなったらどうしよう
・今のお金がつきたらどうしよう
・失敗したらどうしよう
といった、無数のものがあります。

これも、考えなさすぎてもダメで、考えすぎてもダメでしょう。

いいバランスは、自分に刺激を与え、さぼらないように、慢心しないくらいには心配することです。
「もし空が落ちてきたら・・・」とシミュレーションをしても、食事がのどを通らないくらいになってはいけません。

「杞憂」に押しつぶされないようにする工夫

「杞憂」のバランスを取り、おしつぶされないようにするため、日々次のようなことを考えています。

1　現実を見る

日々、経理をして、お金の管理をしています。
これは現実を見るためです。
今、○○円持っていますが、これがなくなると、食べていけなくなります。
そのお金が減りすぎないように、現実を見ておく必要があるのです。
逆に、使わなすぎてもいけません。

そのバランスを取るためには、現実のお金の残高、使い道を、把握しておく必要があります。

2　仕事をとる

お金を得るためには、仕事が必要です。
フリーで働いている以上、今ある仕事で、満足していてはリスクがあります。
仕事がなくなったときのことを考えて、仕事をとる流れは常に磨き続け、自分も磨いておかなければいけません。
これは、会社員でも、経営者で人をたくさん雇っていても同じことでしょう。
会社がなくなるシナリオは常に考えておくべきです。

私の仕事である、税理士という制度もなくなる前提で働いています。
そうなってもいいように考えて動いているのです。

ただし、不安を仕事だけで埋めないようにしています。
仕事をしていれば、ガンガン働いていれば、一時的に不安は消えるかもしれません。
しかし、その3年後、5年後の不安は大きくなります。
逆説的ですが、目の前の仕事だけをせず、次の手、次の手を考え、それに向けて考え、行動することが必要なのです。