読書管理サービス、メディアマーカーが終了することになりました。
長年使っていたサービス、残念ですが、仕方ありません。
同様のサービスへの移行をひとまずやってみました。
※カフェにて iPhone XS
メディアマーカーからデータのエクスポート
メディアマーカーとは、読書管理サービス。
読んだ本を登録し、記録できます。
冊数を管理したり、お気に入りの本を管理したり、自分を読んだ本を分析したりと、愛用していました。
このサービスが、終了します。
これまで利用させていただき、感謝です。
2008年11月から利用し、これまで約10年、すべての本を記録してきました。
記録したのは、トータル、4864冊です。
私の読書習慣のかなめの1つでした。
井ノ上陽一のバインダー – メディアマーカー
すでに新規登録はできず、2019年1月には、これまでの記録も見ることができなくなります。
ただ、メディアマーカーから、データを取り出すことはできますので、ひとまずデータを取り出しておきましょう。
別のサービスへ移行することもできますし、そのままExcel管理もできます。
エクスポートできないサービスもある中、エクスポートさせていただけることに感謝です。
データ移行は、自分のバインダーの[設定]→[CSVエクスポート]で、できます。
すべての項目を出しておきましょう。
(移行サンプルはすべての項目を出した場合に対応しています)
こういったデータができ、Excelで確認できます。
Excelで、メディアマーカーデータをブクログ取込用に変更し、取込
ブクログに取り込むには、ブクログのアカウントをつくり、ログインする必要があります。
このページを開きましょう。
(ブクログ、慣れが必要なのか、それぞれのページへのリンクがわかりにくいような・・・。上記リンクを利用していただければ)
ここに、「ブクログ形式」という取り込む(インポートする)ファイルの形式が書いてあります。
インポートファイルのサンプルを開くとこんな感じです。
や
・サービスIDは、1(Amazon)
・アイテムIDは、ASINコード(Amazonの商品コード)
・ISBNコード(書籍のコード)
・カテゴリ
・評価
・読書状況
・レビュー
・タグ
・読書メモ(非公開)
・登録日時
・読了日
といった順に並べます。
メディアマーカーのデータをこのように並べれば、ブクログへインポートできるわけです。
ただ、やっかいなのは、
・各項目をダブルコーテーションで囲む
・項目はカンマでくぎる
・テキストでつくるべし
とあること。
カンマ区切りだけなら、Excelでつくって、CSVファイル形式で保存すればすみます。
それぞれの項目をダブルコーテーションで囲むというのは、ちょっとやっかいなのです。
私もやりかけていましたが、「なくてもいけるんじゃ?」と思い、試してみました。
結論はOKです。
「めんどくさいと思ったら、なくせ」
というのは、やはり座右の銘ですね。
というわけで、サンプルは、こちらです。
このあとの設定、注意点をお読みの上、使っていただければ。
それぞれの設定があるので、マクロは使っていません。
シート「media」にメディアマーカーのデータをExcelで開き、貼り付けます。
まずは、1つのデータで試してみていただければ。
シート「booklog」へ数式で連動しています。
A列は、Amazonを示す「1」
(それ以外は、それぞれ変えるか、数式を入れていただければ)
B列は、ASINコードをシート「media」のM列から連動。
C列は、ISBNコードをシート「media」のJ列から連動。
D列は、カテゴリ。私は何も入れていません。
必要に応じて入れていただければ。
E列は、評価。
メディアマーカーのT列から連動しました。
私の場合、お気に入りかどうかだけつけていて、メディアマーカーでは1、ブクログでは「お気に入り」はなく評価の5なので、5と変換します。
それ以外は、ブランクにするので、次のような数式です。
F列は、読書状況。
メディアマーカーには、読了のものしか入れていないので、ブクログの「読み終わった」を固定で入れています。
読んでいない本を入れても、その状況を変更するのがめんどくさいので。
ここもお好みで変えていただければ。
G列はレビュー、H列は、タグ、I列は、読書メモ。
いずれも空欄にしています。
J列は、登録日時。
シート「media」のN列から連動。
K列は、読了日。
シート「media」のX列から連動。
シート「booklog」の1行目の数式を整えたら、データの数だけコピーします。
これでインポートデータは完成です。
Kindleは、ISBNコードが空欄、ASINコードのみとなっていましたが、問題なく取り込めました。
このExcelファイルを保存(Ctrl+S)してから、名前を付けて保存(F12)で、[ファイルの種類]を「CSV(コンマ区切り)」で保存します。
エクスプローラー(Windows+E。MacだとFinder)でみると、こういった名前になっているので、名前と拡張子を変更します。
拡張子が出ていない方は、エクスプローラーの[表示]→[ファイル名拡張子]のチェックを入れていただければ。
こういった警告が出ますが、気にせず、「はい」に。
結果、こういったファイル名になります。
ファイル名はなんでもかまいません。
ファイルの中をみると、こうなっています。
ダブルコーテーションで囲まれていませんが、取り込めました。
テキストファイルをこのページで取り込めば、移行完了です。
当初、登録数は0ですが、そのうち反映されます。
本のタイトルや装丁の勉強にもあるので、便利です。
ブクログ移行の注意点
ブクログへ移行、移行後の注意点をまとめてみました。
再読本の扱い
再読(2回目以降)した本もメディアマーカーでは登録できました。
何度か読み返したくなる本もあるものです。
この場合、ブクログへまとめて登録した後、エラーがでます。
登録済みと。
自動的に削除されるので、えいやっと取り込んでもかまいません。
一応、ブクログでも再読記録をすることはできますが、手入力です。
4864冊を移行し、ブクログに登録されたのは4727冊でした。
それ以外は再読です。
本の登録
ブクログには、iPhoneアプリがあり、カメラを使ってバーコード登録もできます。
メディアマーカーでも昔できていましたが、アプリがなくなったので、これはうれしい点です。
読書数グラフ
読書数のグラフもメディアマーカーと同様に見ることができ、目標設定もできます。
ブログパーツ
ブログに本棚をパーツとして表示できます。
このページです。
私は、フッター(ページ下)につけてみました。
が、小さい……。
大きくはできないようで。
Amazonアソシエイト
ブログを書いている人向けとして、Amazonアソシエイトの設定もできます。
こちらのページです。
https://booklog.jp/setting/amazon
ただし、この本棚のページからだと、ブクログのアソシエイトになります。
無料で利用できるので、まあ当然といえば当然です。
(このしくみはどこかに書いているのかどうかですが‥‥)
こういったレビューページのリンクは、自分のアソシエイトリンクになっています。
レビューを書けば・・というところでしょうね。
私は、読書管理サービスを
・レビューは書かない(星もつけない)
・交流しない
というスタンスで使っています。
これは、メディアマーカーでもブクログでも同じです。
なお、小さいブログパーツからだと、このページに飛びます。
CSVで一括取込ができるということで、今回ブクログを選びました。
また、ブクログからもCSVエクスポートできます。
これも大事なポイントです。
Webサービスは、なくなることも多いということを意識しておきましょう。
(ブクレコというサービスも昨年なくなっています)
メディアマーカーからブクログへの移行に、今回のサンプルを使ってみていただければ。
自分で自分のページに同じようなしくみができないかと考え中です。
匿名のメッセージで、「ブログ記事、ぱくられてますよ」と。
見てみると、丸ぱくり。
多少変えたらいいのになぁ・・と。
どう対処しようかなと考えつつ、連絡してみて、削除していただきました。
こういうときの対処方法は、記事にしておこうかなと考えています。
メッセージいただいた方、ありがとうございました!
■昨日の1日1新
※詳細は→「1日1新」
IKAYAKI STAND
■昨日の娘日記
昨日は、妻の友人(女性)が自宅に。
娘はダメでした。
人見知りなのか、近づかず、怖がって。
そういう時期なのかもしれません。
11月は妹に一時預けるのですが、だ、大丈夫かな・・と。
■著書
『税理士のためのプログラミング -ChatGPTで知識ゼロから始める本-』
『すべてをがんばりすぎなくてもいい!顧問先の満足度を高める税理士業務の見極め方』
ひとり税理士のギモンに答える128問128答
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