法律改正後のスタバ モバイルオーダー&ペイの損得|電子帳簿保存法2022年1月改正

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2022年からの法律改正で、スタバのモバイルオーダー&ペイのようなデータ取引の経理は、手間が増えます。
その損得を考えてみました。
※延期となりました。
最新情報は、こちらの記事で→「経理を効率化する」と「法律を守る」の両立。電子帳簿保存法(電子取引)改正後の結論。 | EX-IT

※モバイルオーダーペイ

データで受け取ったらデータで保存

2022年の法律(電子帳簿保存法)改正で、データで受け取ったもの(電子取引)は、データで保存しなければいけなくなります。

この記事、YouTubeを参考にしていていただければ。
メールで請求書PDFを受け取るとめんどくさくなる?すべてのフリーランス・ひとり社長に関係する2022年1月電子帳簿保存法(電子取引)改正。

実際にどう運用されるか、どこまでやるかはなんともいえません。
解釈のしかたにもよります。

ただ、今回取り上げるスタバのモバイルオーダー&ペイは、この改正の対象になるものです。
データ(スマホアプリ)でしか領収書を受け取らないので。

現状は、原則として、このスクリーンショットをプリントアウトしておかなければいけません。
法律改正後の2022年1月以降は、所定の手続きが必要です。

スタバのモバイルオーダー&ペイ 経理上のデメリット

2022年1月以降、前述の記事のとおり、次のようなことが必要です。
・ディスプレイで見ることができるようにしておく→通常使っているもので問題ありません。
・「原則として訂正削除しない」という規程をつくっておく→前述の記事を参考にしていただければ。
・検索できるようにしておく→これが問題です。

前述の記事に書いたように、
・日付(範囲で指定)
・相手先
・金額(範囲で指定)
という条件で検索できなきゃいけないので、
・ファイル、画像に連番
・Excel等で管理(検索できるので)
というのが現状考えられる手間です。

スマホでスクリーンショットを撮って、AndroidならGoogleフォト、Google Keep、Googleドライブに保存できます。
どれも一長一短で、うまく流れをつくる必要があります。
今のところは、Googleドライブに保存し、連番をファイル名につけ、あとでデータとして記録するというのがいいかなと。

問題はデータ化。
日付 科目(会議費等)金額 内容
を会計ソフトに入れる(ひとまずExcelかスプレッドシート)必要があります。
ファイルを見ながら、月に1回入れるか、その都度か、翌日か。
月に1回でいいような気もします。

Google KeepやGoogleフォトに入れて、テキスト化するのも手です。

このように。
データを拾う(コピーする)手間を考えると打ったほう早いかもですが。

私は、今も使っている自家製のプログラム(GAS)でやります。
Gmailの注文情報からデータを自動的に集める方法です。
連番をどうするかは考えなければいけませんが。
スタバ Mobile Order &PayのデータをGmailから集めるGAS

2022年1月以降にモバイルオーダー&ペイでスタバを利用し、経費にするなら、上記の手間がかかります。
モバイルオーダー&ペイを使うかどうかで経理の手間が変わるわけです。
その損得を考えてみました。

 

なお、訂正削除しないという件。
税務当局は、それを警戒していますが、訂正するのは大変です。
画像をダウンロードして、PDFを編集できるアプリで開いて……と。
総合計だけ変えてもダメですし。

これを3万円とか30万円の領収書にするのも無理があります。
データ保存する→改ざんしやすくなるというわけでもありません。
まあ、ごく少数のケースのために全体が厳しくなるのは世の常ではありますが。

 

スタバのモバイルオーダー&ペイの損得

私にとって、モバイルオーダー&ペイなしなんて、もはや考えられません。
これがあるから、さらにスタバ依存になりました。
コーヒーの味ではなく。
他のカフェだとこういったしくみはないので。

モバイルオーダー&ペイだと、
・スタバに近づく、または、スタバで席を確保してから、スマホで注文・決済

・多くの方が並んで待っている中、ひょいっとコーヒーを受け取る
だけです。

このあと、またレジに並んで領収書をもらうこともできますが、手間もかかりますし、美しくありません。
せっかく列に並ばずにすんでいるのに。

モバイルオーダー&ペイを使わないと、
・列に並ぶ(並ばなくていいときもありますが)

・注文を伝える(商品名、アイスかホット、サイズ、店内かテイクアウト、支払い方法)

・支払う

・レシートを受け取る

・商品が出てくるのも待って受け取る(ドリップならその場、そうでないならカウンター)
という手間がかかります。

バリスタ(店員さん)と話せる、マイボトルを使えるというメリットはありますが。
経理上は、受け取ったレシートを見ながら記録し(スキャンもできますが)、そのレシートをとっておきます。

まとめるとこんな感じです。
私はモバイルオーダー&ペイかなと。

  メリット デメリット
モバイルオーダー&ペイを使う 並ばなくていい、待たなくていい、レジで注文・決済しなくていい データを保存する手間
モバイルオーダー&ペイを使わない データ保存せずに受け取ったレシートを保管しておけばいい 紙を保存する手間

身近な事例をもとに、2022年1月からの法律改正を考えておきましょう。

 


■編集後記
昨日は、タスク実行デー。
新しい体験をしつつ、セミナー準備や毎週のタスクなどを。

1日1新Kindle『1日1新』Instagram『1日1新』
Think Lab
スタバ予約席

■娘(4歳6ヶ月)日記→Kindle『娘日記』
保育園のご飯が苦手なものだったようで、お腹がすいていたらしく、「今日は早く帰る!」と速攻で帰りました。
シャキシャキの野菜はまだまだ苦手です。
にんじん、小松菜とか克服したものも多いのですが。

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