自分の砦を守る3ステップ。違和感→断る→ルール化する

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ひとりで仕事をするなら、自分の砦を守ることが大事です。
なんとしてでも死守しなければいけません。
EX IT SS
※日テレにて。砦を守るイメージ。

攻めも大事だが守りも大事

ひとりで仕事をする、つまり独立・起業すると、やはり「攻め」が気になります。
攻めて仕事を増やしていかないと食べていけないからです。

ただ、その一方で、守りも大事にしなければいけません。
すべての方に役に立てるわけでもありませんし、自分を犠牲にしすぎても意味がないからです。
来る仕事、やっている仕事を断らざるを得ないときも必ず来ます。
むしろ、思ったよりも早くそのタイミングが来ることも多いです。

「ここは譲れない」という自分の砦を作ってきっちり守りましょう。
砦というと、敵が侵入してくるのを防ぐものです。
(Wikipediaでは「外敵等から戦略上重要な地点を守る為に築かれた構築物」)
「お客様」であるはずがいつのまにか「敵」になってしまうこともあります。

自分の砦を守る3ステップ

自分の砦を守るには、次の3ステップがあります。

1 違和感をもつ

「あれ、なんか変だな」
「お金は入るけどつらいな」
「自分のポリシーに反するな」
「会いたくないな」
「やりたくないな」
といった違和感に鋭くなりましょう。

「お金を払っていただいているから当然」
「食べていかなきゃいけないから」
「お客様は神様です」
と思っているだけではいけません。

あれ?と思うことが大事です。

2 断る

違和感をもったときに、その後どうするか考えましょう。
すぐには断れない場合もありますので、慎重に考えるべきです。
その結果、「断る」という結論になったら、なんとかして断りましょう。

3 ルール化する

断って、「あ〜よかった」と終わってはいけません。
そのままだと自分がまた繰り返してしまう、または同じような事例が起きてしまうからです。

ルール化してこそ、砦が強化されます。

私自身、同じような過ちを繰り返してしまうことが多かったので、このルール化を徹底しました。
ルール化とは次のようなことです。
・メモに書いて忘れないように見返す
・HPやチラシ、看板の文言を変える
・告知のしかたを変えてみる
など、こちらの行動を変えます。

「あ〜変な人が来たな」で終わらせてはいけません。
自分にも必ず原因があるのです。
なぜその違和感ある人が来たのか、砦に侵入されそうになったのかをつきつめて考えないとまた来てしまいます。

私の場合は、HPで「お役に立てないと思われる方」として書いたり(一般化して書きますが)、Evernoteのやらないことリスト(非公開)に書いたりします。

軌道修正するしかない

最初から自分の軸が決まっていれば、それに応じた砦を作っておけばいいのですが、なかなか最初はわかりません。

軌道修正して、自分の砦を作り上げていくしかないのです。
私は今でも砦にちょっとずつ手を加えています。

たとえば、営業時間外でのサービスを求められ、「特別に」と思って対応していたらいつのまにかそれが普通になってしまったというケース。
営業時間内に来てくれと頼んで、それでだけなら断るしかありません。
断った後は、「営業時間外は対応しない」というルールを作るだけです。

もちろん、営業時間外も対応するというサービスも大事かもしれませんが、自分が嫌ならやめておくべきでしょう。

この事例は、私にも昔ありましたし(毎月土曜日しか打ち合わせできないといわれていた&たばこ・・)、最近友人でもありました。

どういった砦にするか、どこまでを許容範囲にするかは自分で決めることができます。むしろ自分で決めなければいけません。決めていないとずるずると攻め込まれてしまいます。

砦は敵から身を守るだけではなく、自分の信念、軸をあらわすものです。
お客様に対しては、いい効果を発揮することも多く、自分の砦をきちんと持っておけば、一定の仕事は減りますが、他の仕事が入ってきます。

「断るといい仕事が入ってくる」というのは、断らないと体験できません。





【編集後記】

昨日は「ひとり税理士マーケティングセミナー」を開催(メルマガ『税理士進化論』読者限定)。昼の部、夜の部と2回(同内容)で開催しました。
いずれも独立前の方に参加していただき、感謝です。

「マーケティングなんてやってんの?」と思われるかもしれませんが、まあ、それなりにやっております・・。

【昨日の1日1新】
※詳細は→「1日1新」

新オフィスの会議室でセミナー開催
マーケティングセミナー昼・夜2回開催

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