行列ができる店。
うらやましい面もありますが、目指していません。
※水道橋にて iPhone X
誰がための行列?
行列ができる店は、
・人気がある
・行列してでも買いたい、利用したい
・売上は多い
といった特徴があります。
行列ができれば、話題にもなりますし、人気はますます出るでしょう。
すいている店よりも、そこそこ混んでいる店に行きたくなる心情もあります。
ただ、ただ、並ぶほうは大変です。
今日、娘と出かけていき、多少の行列は予想していましたが、それを超える長蛇の列。
炎天下の中、90分から2時間待たないと入れないそうです。
子供向けの施設、小さな子も当然並んでいます。
行列に並んだ末、入ったとしても、くたくたではないでしょうか(少なくとも親は)
人気があるのはいいとして、なんとかならんかな…という気持ちです。
プラス料金を払って並ばなくてすむファストパスや、ネット予約や抽選という方法もあるでしょう。
行列は、サービス提供側からすると、それなりの宣伝効果にもなります。
行列に対応する労力やコストもあるので、そのままにしておくことが多いのではないでしょうか。
とはいえ、延々と並ばせるのがいいのかどうかです。
予約制にしたり、事前決済にしたりする工夫はできますし、チケットのチェックに時間がかかるのなら、スマホで買えるようにしておき、バーコードを読み取るようにもできます。
現金決済ではなくクレジットカード、Suica決済にして決済の手間はなくすこともできるでしょう。
(現金しか使えない人はどうする?という問題はありますが、全体の最適化を考えるべきです)
現にそういったところは徐々に増えています。
行列を見るたびに、誰のための行列なんだろう?と考えてしまうわけです。
まあ、過去にこんなものに並んだことがありますが。
・ジャレコの燃えるプロ野球
・ファミスタ
・ドラクエⅢ
・スーパーファミコン
・iPhone 4
・iPhone 4s
・iPhone 5
・Nintendo Switch
・PS VR
自分のビジネスでは、行列はありがたいのですが、むしろつくらないようにしています。
行列をつくらない理由
店舗ビジネスではないので、私のオフィスの前に行列ができることはありませんが、それでもお待たせする可能性はあります。
もし、待たせてしまうと、
・利用したいときに利用したい
ということができなくなります。
思い立ったら吉日。
申し込もうと思っても2,3か月待ちとなってしまうと、「じゃ、いいや」となってしまうでしょう。
そうなると、本当に必要な方へ届かなくなってしまう可能性があります。
そして、行列ができると、私も大変です。
当然、仕事をずっとしなくてはいけなくなります。
「今日はこれくらいで」
「ふらっと家族旅行へ」
「ゼルダ、すすめよっと」
「トレーニングを集中的にやろう」
「娘と遊びに行こう」
といったことができません。
人を雇わざるを得なくなる可能性もあるでしょう。
なによりも、インプットやアウトプットといった鍛錬の時間がなくなり、ブログも書けなくなります。
次から次へラーメンを作ることも大事なのでしょうが、スープを研究したり、麺を改良したり、他のラーメン店を研究することも大事です。
こういった理由があるので、行列ができないように工夫しています。
まあ、考えすぎかもしれませんが。
行列できるほど売れてませんので……。
ただ、万が一、行列ができるようにあったら後戻りできません。
できないうちから考えておくべきでしょう。
それが自分の軸にもなります。
行列をつくらない工夫
行列をつくらないように、次のようなことをやっています。
予約制
事前に必ず予約していただくスタンスです。
かっこよくいえば、完全予約制。
こうしないと、ふらふら店を開けることはできません。
今は、自宅兼オフィスですが、以前、オフィスを借りていたときは、
「近くに来たので寄ってみました」
が本当に迷惑でした。
苦手な人、会いたくない人に限ってそういうことがあるという。
予約制にするのは、何も有料の仕事だけではありません。
むやみに人に会わない、特に「営業」や「ご挨拶だけ」に付き合わないことも大事です。
予約制にすることで、待つのか待たないのかがわかるわけです。
スケジュールの枠をネット上(個別コンサルティングのページ)明かしており、かつ、それがすべて埋まらないようにしています。
今週でいえば、平日は、18日、19日、20日が空いているので、行列はできない感じです。
空白をつくっておく
さらには、予約枠以外でも空白をつくっています。
いざというときは、その空白を使えるわけです。
基本的に、「12時から18時の時間帯でお願いします」としつつも、例外として10時~や19時~、土日祝も予備枠にしています。
もし、平日に行列ができても、まだ予約はあるという形です。
この空白は自分にとっての空白でもあります。
前述した鍛錬や研究は、この時間にやっていますので、まるっきり空白ではありません。
そういった時間を意図的につくることはやはり大事です。
売れすぎない
そして「売れすぎない」。
売れることを考えつつ、売れすぎないことも意識しています。
そんなこと考えなくても大丈夫なのですが、おおげさにそう考えておくと、自分の軸になるのです。
利用する側のわがままとしては、売れすぎて予約できなったら困るというものがあります。
私が、利用しているコンサルティング、セミナー、整体、美容院など、すべてそうです。
かといって売れなさすぎてもダメで、そのサービスや店自体がなくなってしまいます。
ちょうどいいバランスでいてほしいなと思うわけです。
そして、自分もそうありたいと思っています。
おおげさなのですが、売れすぎないようにと考えておくと、
・無理に売上を増やさない
・利益を考える
・経費を真剣に考える
・時間を大事にする
・それでいて食べていけるようにする
と、難易度が上がるのです。
売って売って拡大していくほうが楽な部分もあります。
そうではなく、拡大せずに、時間とお金のバランスをとっていくのは難しいものです。
自分の欲や、外野の誘惑とも戦わなければいけません。
また行列ができるということは安すぎる可能性もあり、対象が広すぎる可能性もあります。
値段の見直しも必要です。
対象が広いということは敵も多く違いがつくれないということ。
だから安くせざるを得なく、かりそめの行列ができているとしたら、意味はありません。
人を雇っていれば、行列させ、多くの仕事を、人に任せることができますが、ひとりだとそれはできないことです。
私自身、行列ができるほどの器ではなく、そうはならないでしょう。
ただ、行列ができないようにしようと考え、行動することは、時間とお金のバランスをとり、仕事に追われないようにするための工夫にもつながります。
閑古鳥がなく状態でもなく、行列ができるわけでもなく、いい状態を目指しましょう。
【編集後記】
修理に出したAppleWatch、有償=27,000円との判定。
バラモンキング応援のときに落としたのが引き金だったかもしれません…‥。
まあ、しかたありません。
修理に出している間、iPhoneでSuicaを使っていましたが、やっぱりAppleWatchのほうが便利ですので。
桝本 辛麺
とあるアンケート
【昨日の娘日記】
昔買ったりもらったりしたおもちゃで急に遊びだすことがあります。
最近は、ひもでひっぱって歩くアヒルや虫のおもちゃ。
木でできていて、カラカラと鳴るのがおもしろいようです。
■著書
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ひとり税理士のギモンに答える128問128答
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