経費を増やすと税金が減ります。
そのため経費を増やそうとするのは当然なのですが、逆に、「経費にならないもの」を充実させると、バランスがよくなるのでおすすめです。
経費の基準は自分で決める
経費の基準は、ある程度のセオリーがあるとはいえ、自分自身で決めなければいけません。
「これは経費、これは経費でない」という基準は人によって、どんな事業をやっているかによって異なるからです。
事業に関係あるもの、売上を上げるために必要なものは、経費になります。
その都度判断するのは大変かもしれませんので、自分で線を引くと楽です。
私の場合、次のようなものは経費に入れていません。
・サッカー雑誌
・ゲーム関係
・家族との食事、帰省
・完全なる友人との食事
・食費その他生活にのみかかわるもの
・トライアスロン、マラソン関係
・私服
など
これらのものでも、人によっては経費に落ちるものはあります。
経費にすべきものはしっかりもれなく経費にする
経費にすべきものはしっかり・もれなく経費にすべきです。
口座を通して支払うものはともかく、個人のクレジットカード払いのものはもれる可能性が高いので注意しましょう。
「経費を増やしたい」「経費にしたい」という思いとは裏腹に、経費にし忘れている事例もよく見受けられます。
また、「経費を増やしたい」と思いが加速しすぎて、お金を使いすぎてはいけません。
税金を払わなくてすむようになっても、お金が残っていないと意味がないからです。
「経費になるからお金を使う」ではなく、「必要だからお金を使う。結果として経費になる」という使い方を目指しましょう。
経費にならないものにお金をかけているか
フリーランス(ひとり社長)は、生活すべてが仕事がらみといってもいいくらいですが、それでも仕事以外の活動はあります。
仕事以外のものにかけるお金、つまり「経費にならないものにお金がかかっていない」ということは、仕事ばかりしているということになります。
「経費にならないものにどれだけお金をかけているか?」
これは、仕事とプライベートのバランスがとれているかどうかの指標にもなるのです。
経費にならないものにお金を使うと、なんとなく「もったいない」気がするのも事実ですが(私も多少なりともその感覚はあります。トライアスロンのバイクが経費の落ちれば・・・と)、むしろ、経費にならないものにお金をかけるようにすると人生がより充実するのではないでしょうか。
プライベートの食事、プレゼント、旅行、帰省、スポーツなど、経費にならないものに、もっともっと目を向けてお金と時間を使ってみてはいかがでしょうか。
そのために仕事で成果を出すといういい流れができます。
フリーランスの場合は、給料を支払えませんのでより強い意志が必要です。
ひとり社長の場合は、自分への給料で支払い、その給料を使えば済みます。
こういったものを経費にしているケースも多いかと思いますし、経費になるケースもあるといえばありますが、無理やり経費にしてしまうと、事業の利益が見えなくなりがちです。
自分で基準を決めるのでどうとでもなるといえばなるのですが、だからこそあえてきっちり基準を作っておいた方が楽で後ろめたさはなくなります。
昨日、お客様から教えていただいたブラーバ。
ぞうきんがけをするロボットです。
(ルンバの雑巾版のようなもの)
前にも買おうかどうか検討して気になっていたのですが、なかなか使い勝手がいいとのこと。
どこで買うか今考え中です。
【昨日の1日1新】
※詳細は→「1日1新」
骨盤枕
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