待つのが嫌いなので、お客様をお待たせしないためにもしています。
そのために捨てていることをまとめてみました。
※待ちたくない……(モバイルオーダーで待つ必要なしですが) by Leica M10+35mmF1.4
電話
お客様をお待たせないように捨てているのは電話。
電話はどうしてもお待たせしてしまいます。
こちらもいつでも電話をとれるわけではありませんので。
留守電にしても意味がありません。
お待たせしてしまいますから。
じゃあ、誰かを雇って電話番をお願いすればいいか。
そこで、仮にマニュアル的な対応をして済むこともあれば、そうでないこともあるでしょう。
結果、お待たせしてしまいます。
電話を取り次ぐのは、お待たせするということです。
とはいえ、メールやチャットもすぐに返信するわけでもありません。
電話とメール・チャットは同じかというと、また違うかなと。
電話は「すぐ出てくれるかも」という期待値がありますから。
そもそも、電話はコールする間、お待たせしてしまいます。
1コールでなかなか出ることができないでしょうから。
(昔は3コール以内に出るとかいうのがありましたが、今もあるのかどうか……)
メールやチャットもできる限りお待たせしないようにしています。
日中(おおむね9時から18時)なら、その日、遅くとも翌営業日には返信するという自分のルールです。
まったくお待たせしないというのは、無理ですので。
お客様をお待たせしないようにするなら、電話はやめましょう。
繁忙期
繁忙期、仕事が多い時期があると、お客様をお待たせしてしまいます。
だからこそ繁忙期を捨てているのです。
繁忙期とまでならなくても、仕事が増える、いわゆる「忙しい」という状況をつくるとお待たせしてしまうでしょう。
仕事量をコントロールすることで、お客様をお待たせしなくて済みます。
私の場合、いわば完全予約制ですので、お待たせすることはありません。
なおかつ、予定と予定の間は空けており、むしろ、1日1件限定が原則です。
そうすれば、「前の仕事が長引いて……」とお待たせすることはありません。
繁忙期があると、メールやチャットの返信も滞ります。
最近、依頼しようと思った仕事も、4日ほど返信がありませんでした。
忘れたころに連絡がありましたが、まあ、なしですよね、どんなに他が魅力的だったとしても。
娘関係で妻が連絡をとっていた方も、依頼前に連絡が途絶えたということ。
どんだけ「忙しい」のか……。
お待たせしてしまっては、仕事=売上を失うことにもなります。
目の前の仕事も大事ですが、中長期的な視野も大事です。
お待たせしないためにも、中朝的に食べていくためにも、仕事を減らしていきましょう。
時間をコントロールできる仕事を持つのもおすすめです。
そうすれば、予定はいくらでも空けられますから。
今日1日、時間をコントロールできる仕事をしていました。
いざとなれば、お客様との予定を入れることができたわけです。
明日の午前中、明後日の午前中、その次の日の9:40以降も空いています。
新規のお客様、顧問のお客様をお待たせしないために。
(まあ、新規のお客様はいらっしゃらないかもしれませんが)
11月の予定はこんな感じでした。
14から16は稚内でしたので、少々詰まっていましたが、メール・チャット、Zoomはできた状態です。
水は、娘の学校が早く終わるので、予定をブロック。金曜日はマイルールによりブロックしているので、いざとなればそこを空けることができます。
(明日は、娘と約束しているので、空けられませんが。それで午前中と夕方は空いています。)
こういうことをなしえるには、もう1つ大事なことがあります。
人気
それは、人気を捨てる、人気が出すぎないようにすること。
人気店は、どうしてもお待たせしてしまいます。
そうならなければいいのです。
私は、それほど人気があるわけでもありません。
だからこそ仕事がちょうどいい量なのです。
もともと人気がないことに加えて、
・値付けを工夫している=安くはない
・仕事内容を限定している=なんでもしない
・変わり者、マニアック
といった要素があります。
負け惜しみかもしれませんが、それでいいのです。
特定少数のお客様のお役に立てれば。
お客様をお待たせしてまで人気を出したくありません。
それでも食べていける+αを稼ぐことはできます。
人気を出そうと思い、安く、なんでも、一般的なものを提供していると、逆に食べていけなくなる可能性があり、時間はなくなり、お待たせしてしまうでしょう。
安くなく、仕事内容を限定していても、人気が出すぎると、時間はなくなりお待たせしてしまいます。
人気があって、電話が鳴り響き、忙しくて、お客様をお待たせしてもいいのかどうか。
人気があるからしかたない、待たせておけばいいという態度の店に私は行きません。
お客様の時間も自分の時間もつくれるくらいの人気を狙いたいものです。
そのほうが、トータルの利益も出やすくなります。
そこそこの人気で食べていくには、他との違い=強みが必要です。
強みがあれば、値付けを工夫でき、仕事内容も選べ、変わり者のままでいられます。
安くしてなんでもやって、忙しくなって、丸く収まらないようにしましょう。
むしろ、独立前はそれが求められました。
独立後は違うのです。
とんがって強みを磨くことで、時間をつくり、その時間でさらにとんがることができ、お客様もお待たせしなくてすむ。
そんな好循環を目指しましょう。
■編集後記
昨日は、午後にEvernoteユーザーのためのNotion入門セミナーを開催。
動画も発売しました。
EvernoteユーザーのためのNotion入門セミナー
ブラックフライデーセール対象です。
その他、新契約の準備など。
YouTubeは、音声の収録ミス……。
映像を見ながらアフレコしました。
こういうときに限って1時間の大作……。
■1日1新→Kindle『1日1新』
Nikon Z fc+Leica35mmF1.4
■娘(6歳)日記→Kindle『娘日記』・ Kindle『娘日記Ⅱ』
ダンス教室の日だったので、眠そうでご飯の途中でがっつり寝ました。
起きてから、水曜日(学校が早い日)にむけて、プレゼン。
楽しそうなところを見つけたので。
ちょうどパパの用事もあるので、よかったです。
■著書
『税理士のためのプログラミング -ChatGPTで知識ゼロから始める本-』
『すべてをがんばりすぎなくてもいい!顧問先の満足度を高める税理士業務の見極め方』
ひとり税理士のギモンに答える128問128答
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