パソコン1台で仕事ができるようになれば、場所や時間の自由度が増します。
パソコン1台でできる仕事を増やしていきましょう。
※某所にて仕事 by SIGMA fp
パソコン1台で仕事ができれば自由度が増す
場所に限らずどこでも仕事ができると、スキマ時間を有効に使うことができます。
・ここでしか仕事ができない
・きっちりとした環境でないと集中できない
・場所が変わると仕事ができない
と、仕事をできる場所を固定してしまうと、お金を払ってオフィスを借りて、そこで仕事をしなければいけないということになってしまいます。
自宅で仕事できない、カフェでなんて仕事できないなんてことにもなるでしょう。
仕事をする場所が限定されてしまう理由の1つは、「パソコン1台で仕事ができない」というものです。
(集中できないといった理由もあるでしょうが)
パソコン1台で仕事ができず、たとえば紙の資料を見ながら仕事をしなければいけないとなると、どこでも仕事をするというわけにはいかないでしょう。
資料を持ち歩かなければいけませんし、資料を広げる場所も必要になるからです。
パソコン1台で仕事ができれば場所の自由度は増します。
ただそうはいってもパソコン1台でできない仕事はあるもの。
私の場合を考えてみました。
パソコン1台でできない仕事
私は基本的にパソコン1台、今は MacBook Air で仕事をしています。
新Apple M1チップのMacBook Airは、本当に速い。2020年モデルとの比較。
紙の資料は一切使いませんので、その部分の自由度はありますが、それでも、パソコン1台でできない(やりにくい)仕事もあるのも事実です。
・オンラインでの打ち合わせ、動画収録
オンラインでの打ち合わせや動画収録は、カメラやマイク、照明をセッティングしてある自分の部屋のデスクトップパソコンでしかやりません。
いざとなれば MacBook Air でも同様のことはできますが、カメラの画質、背景、照明の問題で、本当にいざというときでないとやりません。
・動画編集
動画編集は、性能が高いデスクトップパソコンでやったほうが効率はよいので、そこでやるようにしています。
MacBook Air でもできなくはありませんし、Adobe CC(動画編集ソフトや写真編集ソフト)などは2台にインストールできるので、デスクトップパソコンとMacに入れています。
・パワポのスライドづくり
パワポのスライドをつくるときにはデュアルディスプレイがあったほうがやりやすく、Windows のパワオのほうが操作性は格段にいいので、デスクトップパソコン(Windows)でやるようにしています。
これも MacBook Airで、できるようにはしてあります。
・ 原稿チェック
原稿のPDF をチェックするのは、 iPad Pro 12.9インチでやっています。
Mac でできないことはありませんが、注釈を入れるのはペンのほうが格段にやりやすいからです。
・税務申告書づくり
税理士業で税務申告書をつくるときには、もう一台のノートパソコンの Windows を使わざるを得ません。
Macでは税務ソフト、弥生会計が使えないからです。
そうなるとパソコン1台(Mac1台)というわけにはいきません 。
パソコン1台でできない仕事を、あえて挙げてみるとこんな感じです。
そうはいっても税務申告書以外は MacBook Air 1台でできるということにはなります。
パソコン1台でできる仕事を増やしておく、パソコン1台でほとんどの仕事ができるようにしておくと、場所の自由度は上がるものです。
パソコン1台でできる仕事を増やそう
私がほとんどの仕事をパソコン1台でできる理由としては、やはり「紙を使わない」ということが挙げられます。
プリントアウトしてチェックすることもありません。
画面上でチェックすることは十分できます。
Excel、データの入力、転記をほぼしないということもその理由でしょう。
こういうことをやるならデュアルディスプレイがあったほうがいいです。
(デュアルディスプレイは単純作業にむいている部分もあります)
転記をするなら、プログラミングで、解決しています。
(慣れないうちは、プログラミングもデュアルディスプレイがあったほうが楽です)
1台のパソコンで仕事をするなら、ディスプレイが大きいほうがいいですが、今は13インチで十分です。
11インチだとちょっと小さい気がします。
そのパソコンの中でウィンドウを整列する、アプリの切り替えをショートカットキーでやると便利です。
・Windows の場合
ウインドウの整列は Windowsキー+←(→)
ウィンドウのアプリの切り替えはAlt+Tab
・Mac の場合
ウィンドウの整列は、Spectacleを入れてショートカットキー
アプリの切り替えは、Command+Tab
ディスプレイをつなげて効率化するデュアルディスプレイ、もちろん私は使っていますが、すべての仕事で必要なわけではありません。
パソコン1台ですむわけです。
前述した中にもあったように iPad があったほうが格段にやりやすい仕事もあるので、パソコン1台に加えてタブレットさえあれば、さらにできることは増えます。
タブレットをディスプレイがわりにすることもできますし。
ノートパソコン1台でできる仕事を増やしておくと、移動中や外出先でも仕事ができます。
自宅の中でも複数の場所で仕事ができるので気分転換もできるのです。
また、いざというときのリスクにも備えることができます。
外出を控えつつも外出せざるを得ないときもありますので、そのときに待ち時間でパソコンを開いて仕事ができるのは大きなメリットです。
こういったことも、パソコン1台で仕事ができるようにしておくからできることです。
私が経験したように入院するということもありえるわけですから。
88日間の入院中、役に立ったIT
パソコン1台でできる仕事を意識して増やしていきましょう。
特に紙を使った仕事はなくしたいものです。
■編集後記
昨日は個別コンサルティング。
法人の年末調整、法定調書、給与支払報告書、源泉所得税支払いなどの一連の仕事をレクチャーいたしました。
■「1日1新」
とあるお客様とZoom
■娘(3歳10ヶ月)日記
「夕焼けを見ていこうよ」というと、「あたし、オレンジ嫌いだし」と。
色で判断か……。
確かにオレンジのものには興味はありません。
■著書
『税理士のためのプログラミング -ChatGPTで知識ゼロから始める本-』
『すべてをがんばりすぎなくてもいい!顧問先の満足度を高める税理士業務の見極め方』
ひとり税理士のギモンに答える128問128答
【インボイス対応版】ひとり社長の経理の基本
「繁忙期」でもやりたいことを諦めない! 税理士のための業務効率化マニュアル
ひとり税理士の自宅仕事術
リモート経理完全マニュアル――小さな会社にお金を残す87のノウハウ
ひとり税理士のセーフティネットとリスクマネジメント
税理士のためのRPA入門~一歩踏み出せば変えられる!業務効率化の方法~
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