他社開催の講演と自主開催セミナーはオンラインでも違いがあります。
その違いについてまとめてみました。
※自宅の撮影設備 by Leica M10
オンラインでの他社開催講演
新型コロナウイルス後、オンラインでの講演、セミナーも増えてきています。
とはいえ、「オンラインだとちょっと」という声もまだまだあるでしょうが、今後この状態がしばらく続くと考えると、開催側も受講者側も、どこかで切り替えが必要かもしれません。
講演、研修となると、参加される方の人数も多くなり、感染防止の観点から、開催はなかなか難しいところです。
私は2020年2月から自主開催のセミナーをオンラインに切り替えてきました。
他社開催の講演も承っております。
私の場合、自宅から配信するということで講演を承っています。
セミナー開催の機材やノウハウがあるからです。
昨日も自宅から配信しました。
リアルタイムで配信する場合と収録動画を提供する場合があります。
今のところ、リアルタイム配信のほうが多いです。
このオンラインでの講演とオンラインセミナー(自主開催)は、違いがあります。
オンライン講演とオンラインセミナーの違い
オンライン講演だと、
・告知しなくてもいい(お任せ)
・参加者の受付、入金確認などをしなくてもいい
といった特徴がある一方で、
・ご依頼いただいた方(会社)の運営方針に沿って講演する
という特徴があります。
参加費、配信のスタイルなどは講演元のご希望に応じることとなるわけです。
講演に関する打ち合わせも必要となります。
自主開催セミナーだと運営方針は自由であり、自分で決めなければいけません。
講演のテーマに関しては、ご依頼いただいた方のご要望に応じますが、ここについて私は妥協しないようにしています。
自分が話せる、話したい、お役に立てるテーマでなければ、お受けすることはできないからです。
ただ、テーマ自体で講演をお断りしたことは、これまでありません。
自分がどういったテーマで話せるかということは、一応、日々発信しています。
もし、まったく筋違いのテーマ(集客!や拡大!など)で講演依頼が来たとしたら、こちらの落ち度とです。
その他運営方針についても、ある程度の希望はお伝えするようにはしています。
質問を受け付けるタイミングや、質問を受け付けるかどうかということも、こちらの希望も伝えることにしていることの1つです。
オンライン講演とオンラインセミナーの大きな違いは参加者の方です。
自主開催のオンラインセミナーの場合は、何かしら私を知ってくださっている方なのですが(自分のメディアでしか告知していないので)、オンライン講演の場合はそうとも限りません。
そのため、講演の場合は、スライドの冒頭も多少変えています。
オンラインセミナーだと自己紹介スライドのようなものは入れないのですが、講演の場合は少し入れるようにしているわけです。
また、オンラインで講演やセミナーをやるときには、「参加者の顔を映し出すか・映し出さないか」という選択があります。
オンラインセミナーの場合はご存知の方や私を存じてくださってる方なのですが、オンライン講演の場合は決してそうではありません。
(オンラインセミナーの場合は、ビデオオフの場合がほとんどです)
通常の講演の場合だと気にならないのですが、 オンライン講演の場合は、ある意味めちゃくちゃ近くに参加者の方の顔があるわけですので、私はちょっと気になります。
もし、講演が「参加者の顔を映し出す」場合には、こうやって適当なアプリを重ねて見えないようにしたりもしていました。
申し訳ないような気もしますが、十分価値提供するために、こちらが話しやすくすることも大事だと思いますので。
(Excelのある位置に参加者の方の顔が表示されています)
オンライン講演とオンラインセミナーの違いはあるのですが、ベースは自主開催しているオンラインセミナーでありますので、自分のスタイルを持っておくのが大事です。
(なんでもご要望にお応じます!のほうが好ましいのかもしれませんが)
どんなカメラを使うのか
照明をどうするのか
画面共有を使うのか
どんなマイクを使うのか
スライドをどういうものにするか
配布資料を準備するか
などといった軸は、日々磨いておきましょう。
オンライン講演の依頼を受けられるようにしておく
これまで講演やセミナーをリアルでやっていた場合で、もしオンラインでもそれらをやるのであれば、積極的に依頼を受けられるようにしておきましょう。
・オンラインでも受けるのか
・オンラインじゃないと受けないのか
など自分のスタンスは明確にしておきたいものです。
オンライン講演を受ける場合は、自宅から配信するのか(できるのか)、どこか収録場所が必要なのかも依頼する側としては大事なポイントでしょう。
もちろん「オンラインで話す」トレーニングとして、動画収録やセミナー自主開催というものを積み上げていくことも大事です。
YouTube、オンラインセミナー、動画教材の比較。どれからはじめるか。
仕事の1つのバリエーションとして、話す仕事を考えてらっしゃるのであれば、オンラインでの講演・セミナーはできるようにしておいて損はありません 。
■編集後記
昨日は、オンライン講演。
税理士向けIT効率化というテーマでした。
■「1日1新」
とあるオンライン講演
■娘(3歳7ヶ月)日記
絵本でディズニーのインサイド・ヘッドが気に入っていて、今度動画で見ようと約束しています。
■著書
『税理士のためのプログラミング -ChatGPTで知識ゼロから始める本-』
『すべてをがんばりすぎなくてもいい!顧問先の満足度を高める税理士業務の見極め方』
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