アウトプット、書く仕事、話す仕事は効率がよくない部分と効率がいい部分があります。
それらを意識しつつ、取り組んでいきましょう。
書く仕事・話す仕事という柱
独立後、書く仕事、話す仕事という柱を持つことをおすすめしています。
書く仕事とは、
・ブログ
・メルマガ
・SNS
・記事執筆
・出版
といった文章を書くもの。
話す仕事とは、
・1対多で話すセミナーや講演
・1対1で話す相談やコンサルティング
といったものです。
仕事の柱、売上の柱が複数あったほうがリスクヘッジにもなりますし、相乗効果もあります。
私が独立後、そう心がけつつも、なかなかうまくいかず、書く仕事・話す仕事・それ以外の仕事については、次のような割合の割合で推移してきました。
青が話す仕事、黄が書く仕事、赤がその他の仕事、私の場合は税理士業。
こういった推移を経て、書く仕事・話し仕事には、効率がいい部分とそうでない部分があると感じていますので、それをまとめてみました。
書く仕事・話す仕事の効率のよくない点
書く仕事、話し仕事の効率のよくない点というのは、次のような点です。
時間がかかる
とにかく時間がかかります。
売上になるにもその仕事自体にも時間がかかるものです。
書くスピードというのは限界がありますし、書くスピードがあっても、頭の中を言語化するに時間がかかるものです。
工夫しようはありますが、どうしても時間がかかってしまいます。
スピードが上がっても上がると表現したくなることが増えていきますのでいつまでたっても楽にならないという具合です。
話す仕事も準備に時間がかかりますし、話すその時間を短縮することはできません。
たとえば5時間のセミナーや90分の個別コンサルティングを効率化して短縮するということは不可能なのです。
ある意味、時間がかかるのは効率がよくない部分ではあります。
修行が必要
書く仕事、話す仕事に限らないことではあるのですが、修行が必要です。
やるたびに改善点があり、ちょっとずつ改善しながら、新しいことも試しつつ、書くこと話すこと自体もトレーニングしていくということが欠かせません。
そうそうかんたんにはできないということです。
売上が安定しない
売上になったとしても、その売上は安定しません。
安定している方もいらっしゃるのかもしれませんが、私は書く仕事・話す仕事については予想がつかない状態ではあります。
書く仕事はご依頼をいただけるかどうか、その本が売れるかどうかというものは何ともいえないもので、ブログ収入にしても Google の手のひらの上で踊っている感じです。
話す仕事も、セミナーを告知してもお申し込みがない場合もありますし、おひとりの場合もあります。
(おひとりでも開催する主義です)
売上が安定しないというのは効率がよくないことといえるでしょう。
そこに注ぎ込んだ努力に見合った売上が入ってくるわけではありません。
書く仕事・話す仕事の効率のいい点
一方、書く仕事・話す仕事には、効率のよい点もあります。
相乗効果がある
書いたり話したりすることで、それぞれに相乗効果がありますし、他の仕事にも相乗効果があります。
書く・話すということは自分の考えや知識・スキルを外に出す、つまりアウトプットするということですので、自分のためにもなるのです。
書いたことを別の切り口で話すこともできますし、話したことを対象を変えて書くこともできます。
もちろんそういったことができるようになるには修行が必要ではあるのですが、そこを乗り越えた先にある相乗効果は効率がよいものといえるでしょう。
また、自分が既に持っている知識やスキル、経験、生き方、働き方を書いたり話したりすることができれば、それは効率がいいことでもあります。
たとえば私はブログを書くことによって思考の整理もしていますし、そのブログ自体も仕事にしていますし、ブログを書いていることで習慣化という切り口でセミナーをすることもできますし、仕事の柱と1つとして本を書くこともできます。
もちろんブログによって知っていただくこともできますし、自分の軸を磨くことにもなります。
ブログには、1日平均して131分かけていますが、十分私は元を取れており、
逆にいうと元が取れるようにブログを書いているわけです。
セミナーのテーマも、
・自分が本当にやっていること
・力を注いでいること
・時間をかけていること
・お金をかけていること
から選んでいます。
だからこそ投下した時間や労力を回収できている面では、非常に効率がよいのです。
利益率が高い、限界突破がある
書く仕事・話す仕事は、売上につながるまで時間がかかるものですが、売上につながれば利益率が高いものです。
もちろん、それに対する膨大な 仕入があるわけではあるのですが、書く仕事・話す仕事のためだけにそのとき仕入れるものではありません。
それが別の仕事だったり普段の行動だったり思考だったり、これまでの生き方だったりするわけですので、考えようによっては仕入0ともいえるでしょう。
そして書く仕事や話す仕事は、ひとりの限界を突破できる可能性があるのです。
書いた本が売れれば、そのぶん印税は入りますし(条件によりますが)、それが数年に渡って入ることもあります。
話す仕事で、1日に複数人にご参加いただければ、それはまとまった売上になります。
違いをつくれる
書く仕事、話す仕事は前述したように効率がよくない部分もあります。
それが
いいのです。
効率がよくかんたんな方法だったら、他の方も大勢やるでしょうし、違いをつくることができません。
日々効率化しているのは非効率なことに時間を注ぐためでもあります。
一瞬で終わることは一瞬で終わらせればいいですし、やる必要がないことはやらないことで時間をつくり、そこで効率のよくないことに時間を注ぐわけです。
その効率のよくないことが書く仕事・話す仕事ではあります。
時間や力を注いだことは他との違いになるものです。
だからこそやるべきでしょう。
書く仕事ももちろん話し仕事もやっている方が少ないものです。
だからこそすすめていますし、私はやり続けています 。
(この記事を読んだ方が全員やったとしてもそれでもまだまだ少ないものです)
もし、書く仕事・話す仕事をやりたいと思ってらっしゃるのあれば、非効率な部分もあるからこそ地道に続けていきましょう。
■編集後記
昨日はWordPressブログ入門セミナーを開催。
リクエストがきっかけでの開催でした。
ありがたいことです。
そもそものきっかけは友人の紹介だったことが判明。
ありがたいことです。
まさかこの記事のこととは思わず。
リアルな声に勝る宣伝効果なし。縁が円を呼ぶ。 | 自由に生きるめがね会計士のブログ。
■昨日の「1日1新」
ムスブ田町寿司屋 持ち帰り
Anker USB-Cケーブル1.8m
■昨日の娘日記
最近、風呂は、「お風呂入る!」と自分で行くくらい気に入っています。
朝の保育園は、「保育園行かない」と。
なにか1つ(以上)は嫌がります。
■著書
『税理士のためのプログラミング -ChatGPTで知識ゼロから始める本-』
『すべてをがんばりすぎなくてもいい!顧問先の満足度を高める税理士業務の見極め方』
ひとり税理士のギモンに答える128問128答
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