自分が悩んでいたことで今解決していることは、すぐ答えられるものです。
それを仕事にしてみましょう。
※裁判所前にて Pixel 3
私が数年悩んでいたこと
昔から悩みは多く(だからこそブログを日々書いているわけですが)、数年ときにはもっと長い期間悩んでいたことがあります。
たとえば、
・人を雇うべきかどうか
・このシステムを使い続けるべきか
・この仕事を続けるべきか
といったものです。
数年悩んだ末、結論が出たことあれば、また別のことで悩むこともあります。
今、悩んでいることは解決していないので提供できませんが、これまでに悩んでいて解決した、明確な判決が出たものは、提供できるはずです。
ブログのネタ元の1つとして、「これまで自分が悩んでいたことで解決したこと」というものがあります。
解決したあとは、忘れてしまうものです。
今は普通にやっていること、スパッと決断できることでも、以前は悩んでいたことはあるはずで、そういったものも掘り起こしておくと、提供できるもの、幅は増えていくでしょう。
数秒で判決を下すことを仕事に
そのスパッと判決を下せることは仕事になります。
数年悩んでいたことも、今は数秒で回答できるでしょう。
「それはやったほうがいい。なぜなら」
「こういうメリットとデメリットがあり、こっちのほうがおすすめ」
「それは全力でやめたほうがいい」
といったアドバイスができるわけです。
誰しもそういったものがあるはずではないでしょうか。
そして、そう即決できることを増やしていくのが日々のトレーニングでもあります。
数秒で答えることによって、その方が数年悩まなくてもすむわけです。
限られた一生という時間。
誰しもが時間を増やせない中、悩む時間を年単位でなくせるのは大きなメリットでしょう。
私も、もちろん、そういった回答や気づきを得たことがあり、目の前がぱぁーと晴れたこともあります。
では、自分がそういったものを提供するにはどうすればいいか。
請負の仕事ではそれはなかなかできません。
悩みを聞いて答える、そして、悩みを想定してサービスを提供する方法があります。
それが、書く仕事、話す仕事です。
質問に答える、質問を想定して発することを仕事の柱として育てていきましょう。
日々は、その質問を想定することが大事です。
そうすることによって、前述した、「自分が悩んでいたことで今解決したこと」が掘り出せます。
頭の中で考えればいいわけではなく、実際に人の目に触れる可能性がある場に出すことが大事です。
公開する、つまり真剣勝負の試合といえるべき場に出さないと意味がありません。
だからこそ日々の更新をすすめています。
そのうえで、悩みを解決する、判決を下すサービスを準備しましょう。
書いたり、話したりして「教える」仕事です。
すぐ答えることに躊躇しないためには
すぐ答える、判決を下すことに、躊躇があるかもしれません。
これこそまさに、私が数年悩んでいたことでした。
1 すぐ答えることに価値を感じていただける方からの依頼を受ける
すぐ答える→価値がないと思われる→安くなる
という考えもあるでしょう。
時間をかけて答えたほうが、「大変」「手間がかかっている」というイメージがあり、感謝され、価値があると思われ、高くできるという考えもあります。
しかしながら、すぐ答えられることがかんたんというわけではありません。
そのすぐ答えられることは、それまでの研鑽・トレーニングの結晶です。
目に見えない価値といえるでしょう。
その価値を目に見える形にしなければ評価されないという生き方から抜け出さなければいけません。
時間をあえてかけたり、資料を大量に準備したりするのが価値ではないのではないでしょうか。
独立前のクセが抜けきらないとそうなってしまいがちです。
私がそうでした。
独立前は、時間をかけている風にしないとどんどん仕事が降ってきます。
長時間働いているかで評価が決まる世界です。
独立すればそんなもの関係ありません。
すぐ答えてもらったほうがいいに決まっています。
もちろん、価値の感じ方は人それぞれで、相対的なものですので、どんな人から仕事の依頼を受けるかが大事なのです。
私はそういった方を想定して日々書いています。
2 すぐ答えることが価値になる仕事をする
すぐ答える、判決を下すことが価値になる仕事をしていきましょう。
たとえば、時間が限られた仕事。
セミナーや個別コンサルティングは、時間に限りがあるので、すぐ答えないと価値が薄まります。
そういった武者修行のような仕事をしておくと、躊躇がなくなるものです。
3 すぐ答えられることを事前に出しておく
そして、仕事の依頼をいただけるように、すぐ答えられることを事前に明かしておきましょう。
それがメニュー、プロフィール、そしてブログなのです。
悩みを想定して書いておくことで、その悩みの相談が来たときには、すぐ答えられます。
その方がお読みであるかどうかにかかわらず、もう答えは全世界に公開しているわけです。
躊躇なく答えられるでしょう。
また、書いた自分なら、書いたかどうかくらいは覚えてられますので、瞬時に検索することもできるはずです。
先に書いておくと、すぐ答えられること、判決を下せることも増えていきますし、深くなります。
むしろ躊躇する暇はありません。
すぐ答えられることを仕事にしていきましょう。
■編集後記
昨日は、取材もかねて国会図書館へ。
自宅から行きにくいのが難点なので、シェアサイクルやランを組み合わせています。
■昨日の「1日1新」
JVC HA-ET870BV-A
■昨日の娘日記
昔から、おいしい「だし」が好きで、お吸い物も好物です。
「おしゅいもの!」と求めます。
■著書
『税理士のためのプログラミング -ChatGPTで知識ゼロから始める本-』
『すべてをがんばりすぎなくてもいい!顧問先の満足度を高める税理士業務の見極め方』
ひとり税理士のギモンに答える128問128答
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