やらない営業・やっていく営業の見極め

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独立後は、自分で営業をしていかなければいけません。
どういった営業をしていくか、やってはいけない営業・やっていく営業を決めていきましょう。

※営業の1つ、ブログ by Panasonic G9 PRO

 

食べていくための営業

食べていくためには、営業をしていかなければいけません。
「営業しなくても食べていける」
「営業しなくても食べてこれた」
「営業なんかしたことない」
ということも聞いたりします。

営業が苦手としていれば、うらやましいことでしょう。
私自身もそういった話を聞いていました。

独立するまで1円も売ったことがなく(ゲームソフトを売ったことはありましたけど)、値付けをしたこともない私は、営業なんてできないと、考えていたのです。
しかしながら、いざ独立となったとき、何かやらなきゃと思い、自分なりにやってきました。
今も営業し続けています。
このブログもそのひとつです

その一方で、やってはいけない営業も決めています。
その指針となるのは自分の怒りです。

 

やってはいけない営業を決める秘訣は、「怒り」

営業を受けてイラッときたり憤りを感じたり、悲しくなったりしたら、それはチャンスです。
そこで感じたことを、自分の営業に組み込むことができます。

「自分がされて嫌な営業でも、効果的であれば自分はやる」という方法もあるでしょう。
しかしながら、私は自分がされて嫌な営業は自分もしないと決めています。
だからこそ、「やらない営業」を決めることができているのです。

「やらない営業」を決めると、「やるべき営業」も見えてきます。

たとえば、こういったものは、「やらない営業」です。

・アポなしで訪問する
・テレアポ電話で営業をする
・メールアドレスを取得し勝手にメルマガを送る(勝手に送られたと思われるような曖昧なものも含む)
・ Facebook で友達申請をして、営業をかける
・ブログや SNS の投稿欄で営業をする
・初めて会った方に営業する
・DMを送る
・問い合わせフォームや仕事の依頼フォームから営業する
・コピペメールで営業する

上記のうち、DMは独立当初にやったことがあります。
効果もありましたが、違和感もあったのですぐに封印しました。
その後、自分が納得いく営業だけを残してきています。

特に、いきなりメールを送られるのは好きではありません。
いきなりじゃないからいいだろうと Facebook で友達申請するのはもっと腹が立ちます。
「友達」じゃないだろうに。

こういう手法が通じるからこそやっているのでしょうが、仮に効果があるとしても、私は自分が好きではないのでやらないようにしています。

100人に送ってそのうち10人に成約していただいたとしても、残りの90人に嫌われたり、嫌な思いをさせたりするのであれば、他の営業方法で10人の方に営業し、ご利用いただいたほうがいいと思っているのです。

そういったメールに限って井上様を山本様や佐藤様に変えても通じるようなコピペメールです

だいたいこういったツッコミをがあります。
・突然の連絡申し訳ございません→謝るならこういった方法は使わない方がいいかなぁ

・ Facebook から友達申請しました→友達申請をしたからといって営業を許すわけではない。というか、そういう目的なら友達でもないし。

・ 繁忙期でお忙しいところ申し訳ございません→繁忙期とわかっていてなぜ営業をかけてくる。というか繁忙期など私にはない。

・ご存知かもしれませんが、株式会社◯◯と申します→「ご存知かもしれません」は余計かも……。

・現在◯◯社と契約させていただいています→いくらたくさんの方が利用していても決めるのは自分です。しかもその◯◯社がすごいかどうかは微妙。

・株式会社◯◯様も契約していただいており→だからといって契約するわけではない。そもそもそこを知らないことも。

・テレビの取材を受けました→テレビの取材を受けたことが、お墨付きにはならない。取材されたからといって、こちらが買うわけではない

・本を出しています→本を出しているからすごいというわけではない。本を出している私も別にすごくないし。また、その出している本が自費出版だったりも

・ 事業拡大に役立てばうれしいです→そもそも拡大考えてないし。拡大志向ではない発信を一応しているのに見ていただいていない

・ 15分でかまいませんので打ち合わせをさせていただければ→その15分を生み出すのにこちらは、血のにじむ効率化をやっているわけなので、そんな時間を提供はできませぬ。

・ ご希望の日程を教えて欲しい→ OK していないのに、日程を聞くのはいかがなものか。

・◯◯日の何時から何時、何時から何時が空いている→候補がめちゃくちゃ多い。本当にそこは空いているのか。

・すでに重複してご連絡をしていたら申し訳ございません→誰に営業をかけたのかわからないぐらい管理していないのか。そういったスタンスの営業では通じないかと。

・井ノ上様、井ノ上様と多用→名前を挿入できるシステムを使っているのだろうが、使いすぎ。余計にうさんくさい。

上記のような営業を受けたら、0.1秒で判断してスルー、または気が向いたら返信しています。
特に仕事の依頼フォームからの営業、勝手メルマガ、Facebook 経由は、「そういうことをやめてほしい」という旨を伝えている次第です。
効果はないでしょうが。

私が怒りすぎかもしれませんが、私は怒るのは、自分の営業に軸を持っているからです。

他人の営業に怒るくらい、自分の営業に軸を持とう

自分が営業に軸を持っていれば、他人の営業に憤りを感じることもあるでしょう。
もちろん怒らないですむほうがいいのですが、それぐらい軸を持っておきたいものです。

私はやっている営業は上記のようなことをせず、「もしお役に立ているのであればご利用いただければ」というもの。
そのための判断材料は、日々、ブログやその他の発信で提供し続けているつもりです。

この営業は、楽しいものではあるのですが、楽なものではありません。
もちろん営業力があれば、1通のメールや一時の会話で買っていただくこともできるのかもしれませんが、現実的には、コツコツと築いていくしかないのです。
コツコツと築かずに、楽して買っていただこう、商談の時間をいただこうというのはちょっと違うかなと。

仮に魅力的な商品だとしても、その方法が好ましくなければ、断ります。
魅力的な商品だったことはありませんが。

いただいた提案に飛びつくくらい、自分が仕事=お金に困らないよう、自分なりの営業を日々築き上げているつもりです。

営業はトップや上司にやらされている場合もありますし、同情する部分がないこともありませんが、それとこれは別ですので、キッパリと断っています。

独立後は、そういったやらされる営業はありません。
どんな営業をどれだけするかも自由ですし、自分がいいと思う営業を続けていくことができます。
世の中に多くある営業でも違和感があるなら、やらなくてもいいのです。

自分なりの「やらない営業」「やっていく営業」を築き上げていきましょう。

無理な営業をしなくても、自分がお役に立てる仕事、お客様に出会うことはできます。

 



■編集後記
昨日は、所用で銀座→秋葉原へ。
新刊『リモート経理完全マニュアル』を見に、有楽町有隣堂、丸の内丸善、日本橋丸善にも行きました。
0時にエヴァンゲリオンの予約開始でしたが、あえなく寝落ち。
早朝無事予約できました。

「1日1新」
Zeon’s Diner TOKYO
猿田彦珈琲 秋葉原

■娘(3歳11ヶ月)日記
ゲームを売ろうとして準備していたら、どうぶつの森をみつけて「あーこれやりたかったのに!」と。
以前ちょっとやって、妻がやっていたのですが、最近どちらも遊ばなくなったので売ろうと思っていました。
が、娘がやりたい(見たい)ならと、売るのをとどまり、夜、再スタート。
気分一新で。
髪型や色を決めたり、いろいろ拾ったり見ていると楽しいようです。
またやってみようかと。
そして、昨日も忘れず鬼太郎。

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