大当たり、一攫千金を狙っても、外れたらそこにかけた時間やお金は失ってしまいます。
大当たりではなく小当たり、ちょっとしたものでも確実なものを狙っていったほうがいいのではないでしょうか。夢は買えませんが。
※プレミアム商品券 Leica Q
大当たりは難しい
宝くじで1億円当てて悠々自適に暮らすというのはなかなか難しいでしょう。
独立後、仕事で大当たりして、しばらくはゆっくりできるというのもなかなか現実的ではありません。
「大当たりは難しい」と考えていたほうが気は楽です。
独立当初はガッツリ稼いでゆっくりしようという考えもありましたが、ふたを開けてみれば日々を食べていくのも精一杯でした。
仕事をしないでゆっくり過ごすというのが楽しいかどうかは経験していないのでわかりませんが、仕事は楽しいもので生きがいであり、ちょっとずつ仕事をしながら、大当たりはなく小当たりを積み重ねていく道を選んでいます。
その小当たりというのは仕事に限らず世の中に意外とあるのではないでしょうか。
そんなに大きな金額ではないけど確実に得するというものです。
小さくても、確実に得するものを狙う
たとえば冒頭の写真のプレミアム商品券。
制度の趣旨はむむむ……というところはありますが、ある以上活用したいものです。
(2016年4月2日から2019年9月30日までに生まれた子供がいる場合などに支給されます)。
・1枚500円のプレミアム商品券を4000円ずつ買うことができる。最大で2万円まで
・4000円で5000円分の商品券が買える。最大で2万5000円
・使ったときにお釣りは出ない
・使える店は住んでいるところと同じ市区町村にある対象店舗(サイトで確認可能)
・2020年2月28日まで買うことができ、2020年3月31日までに使う必要あり
25,000円分を2万円で買うので、5000円、20%得します。
「5,000円」と思うかもしれませんが、確実に得するものであれば使っておきたいものです。
5,000円の売上を立てるのは、かんたんではありませんし、こういった収入には税金がかかりません。
・買いに行く手間(平日の9時から17時が窓口のところがほとんど)がかかる
・買うときに身分証が必要
・商品券を現金で買わなきゃいけない
・使えるところが限られている
といった条件はありますが、工夫すれば何とかなります。
私はちょっとずつ使うのもあれなので、どこかでまとめて使うつもりです。
その他キャッシュバックも、確実な得でしょう。
先日は、QR コード決済のPayPayが一日限りで20%ポイントバックをしていました。
私が使ったのは近所のスーパーで、食料品を5,000円買って、20%の1,000円のポイントバックです。
(最大で利用金額5,000円、還元1,000円でした)。
Paypay は2018年12月に20%ポイント還元をやっており、このときは利用限度額が25万円(還元ポイントは5万円)だったので、その限度額で買おうと思っていたものを買いました。
2019年でも6月に、ヨドバシカメラがヨドバシドットコムでヨドバシゴールドポイントカードを使って買えば20%ポイント還元(実質は通常の10%+1%+9%)というのをやっていたので、これも利用しました。
7月~9月にはイオンカードが、20%キャッシュバックをやっていたのでこれも利用しています。
どの店で買ってもキャッシュバックだったのでお得でした。
Amazon でも使えますので。
今はJCBカードの20%キャッシュバック(スマホ決済の場合)があるので、近々利用します。
必要なものがありますので。
【JCB限定】JCBでスマホ決済!全員に20%キャッシュバックキャンペーン! – リクルートカード(Recruit Card)
プレミアム商品券 5,000円
PayPay 5万ポイント+1000ポイント
ヨドバシ 3万ポイント
イオン 10万円
JCB 5万円
と、ポイントも円と考えると、23万円ちょっとの還元であり、1億円には到底届きませんが、確実な得です。
9か月間限定ですが、キャッシュレス決済5%還元もあります。
5%(2%)還元。キャッシュレス・ポイント還元事業の活用方法 | EX-IT
普段のポイントは、JALカードSuicaで、マイルをためるようにしています。
マイルだと、急に帰省するときにも便利です。
もちろん、キャンペーンがあるからキャッシュバックがあるからといっても他のものを買っては意味がありません。
元々買うつもりだったものを買います。
これは節税と似ていて、節税の制度があるからといって何か行動を起こすのではなく、どっちみちお金を払うものが節税になるのであれば積極的にしたいものです。
「税金で行動を変えない」がお得。増税でも行動を変えない。 | EX-IT
大きな節税にはなりませんがコツコツと確実に得をする節税はあります。
・会社から自分に給料を出す
・社宅会社で社宅を借りる
・会社から出張手当を出す
また、こういったものも100%確実とはいえませんが、他の使い道と比べると損をする可能性が低いものです。
・小規模企業共済(国の運営している共済制度)
・確定拠出年金
・国民年金(厚生年金)
フリーランス・ひとり社長の「守り」。年金・小規模企業共済・確定拠出年金・生命保険・仕事の分散など。 | EX-IT
投資でも大きな得はしないけれども、損をしない確率が高い投資信託があります。
(ただし、インデックス、パッシブといわれるもの)
また、節税ではありませんがふるさと納税という制度も、確実に得をする制度です。
制度の趣旨は賛否両論ありますが、地域を知り、特産物を楽しむという制度としても、私はありだと思っています。
(特産物が過剰すぎるケースもありますが)
ローリスク→ローリターンときどきミドルリターン
大当たり、大きな得は、大きな損もあり得ます。
詐欺の可能性もありますし、その投資がまったくゼロになることもあるでしょう。
ハイリスク・ハイリターンではなく、ローリスク・ローリターンが基本姿勢で、ときどきミドルリターンがあるというのがちょうどいいバランスではないかなと。
(時々会心の一撃がでるような感覚です)。
独立後の仕事も、やはりローリスク・ローリターンです。
やったぶんだけ、またはちょっとだけプラスになるぐらいを考えておいたほうがちょうどいいでしょう。
ローリスク・ハイリターンを狙っては大きな損をする可能性があります。
「すぐ」、「確実」、「絶対」、「誰でも」「かんたんに」は、ローリスク・ハイリターンを狙うものです。
そのリターンの可能性は低いでしょう。
私が知らないだけで世の中にはローリスク・ハイリターンがあるかもしれませんが、出会えていないので、ローリスク・ローリターンの姿勢は崩しません 。
ローリスク・ローリターンは、手間や時間、知識やスキルとほんのちょっとの行動力が必要なのが特徴です。
ただ、その手間や時間をかければ、リターンも少しずつ大きくなるものです。
そして、手間や時間、知識やスキルは、さらにローリスクにしてくれます。
そのうえで、たまにミドルリターンが出ればいいのではないでしょうか。
(ハイリターンに近いものもあり得ます)
独立そのもののリスクが大きいので、それをハイリスクにしてハイリターンを狙おうとせず、ローリスク・ローリターンで積み重ねて行きましょう。
(小さなお得は使いつつ)
■編集後記
退院後、すでに普通に歩けるようになっていましたが、右脚の筋力がだいぶ戻ってきて、立ったままズボン・パンツを脱ぎ履きできるようになりました。
長らく右脚1本で立てなかったので、どこかにつかまるくせがまだあります。
直さなければ。
プレミアム商品券購入
■娘(2歳)日記
泣いて保育園の準備をしたがらないので、「帰りに何買おうか?」「ピザ?」というと「うん」と。
なんとか着替えて保育園へ。
迎えに行って「ピザ行くよ」というと、しっかり覚えていて、一緒に買いに行きました。
サイゼリヤのテイクアウトで。
399円でちょうどいい大きさです。
現金のみってのはむむむ……ですが。
■著書
『税理士のためのプログラミング -ChatGPTで知識ゼロから始める本-』
『すべてをがんばりすぎなくてもいい!顧問先の満足度を高める税理士業務の見極め方』
ひとり税理士のギモンに答える128問128答
【インボイス対応版】ひとり社長の経理の基本
「繁忙期」でもやりたいことを諦めない! 税理士のための業務効率化マニュアル
ひとり税理士の自宅仕事術
リモート経理完全マニュアル――小さな会社にお金を残す87のノウハウ
ひとり税理士のセーフティネットとリスクマネジメント
税理士のためのRPA入門~一歩踏み出せば変えられる!業務効率化の方法~
やってはいけないExcel――「やってはいけない」がわかると「Excelの正解」がわかる
AI時代のひとり税理士
新版 そのまま使える 経理&会計のためのExcel入門
フリーランスとひとり社長のための 経理をエクセルでトコトン楽にする本
新版 ひとり社長の経理の基本
『ひとり税理士の仕事術』
『フリーランスのための一生仕事に困らない本』
【監修】十人十色の「ひとり税理士」という生き方