スピードの秘訣は、条件分岐

生きていく上で効率化する、スピードを上げる秘訣は、シンプルなルールです。


※おねえちゃんとスピード by Nikon Z f+24-120mmF4

もしスピードのルールが複雑だったら

トランプのスピード。
・手元から、その山の2枚のカードと同じ色または同じ数字、続きの数字を出す
というルールです。

スペードの5が出ていたら、
・スペード

・6

・8
を出します。

シンプルなルールだからこそ瞬時に判断できるのです。
保育園時代に鍛えた娘は強く、反射神経ではかないません。

ただ、これがもっと複雑なルールだったらどうか。
・ダイヤの場合は、大きい数字しか出しちゃいけない
・スペードの4のときは、同じものしか出せない
・クラブの場合は同じ数字でもクラブしか出せない
と。

「そんなイレギュラーなルールにしないよ」と思われるかもしれませんが、現実の仕事では、こういった複雑なルールがありえるのです。

条件分岐があると処理が増える

複雑なルールというのは、条件分岐です。
条件分岐とは、条件によって処理が変わるもの。

プログラミングでよく出てくるものです。

たとえば、値段設定。
90分で55,000円、180分で99,000円と決めていれば、シンプルなのですが、ある方のみ変えているというケースがあると、処理が増えます。
処理が複雑になり、スピードが落ちるのです。
間違える可能性も高くなるでしょう。

プログラミングだと、こうなります。
左がシンプルな場合、右が複雑になった場合。

プログラミングをする手間も増えるのです。


特別なルールが無数に増えていくと、ろくなことはありません。

メニューが整っているというのは、それだけでスピードアップになります。
特殊なルールを減らしましょう。

また、たとえばブログを書くという場合も、
・気が向いたら書く
・時間があったら書く
・ネタを思いついたら書く
・20分で終わりそうなら書く
・予定がなかったら書く
など、様々なルールがあると判断が鈍ります。
「毎日書く」のほうがシンプルで、速いのです。

仕事の依頼だと
・ひまだったら受ける
・◯◯さんだったら受ける
・紹介だったら受ける
・5万円だったら受ける。ただし、◯◯だったらそれ以下でも受ける
・◯◯という仕事なら受ける。ただし、10万円以下では受けない。けど、〇〇さんの依頼だけは受ける
などなど。

できる限り分岐がないようにしておくと、迷いも減ります。

シンプルなルールこそスピードを上げる秘訣です。
では、どうやってシンプルなルールにするかをまとめてみました。

シンプルなルールに

シンプルなルールにするために
・やらないことを決め、守る
・ルールを整える
・プログラミングを学ぶ
といったことがおすすめです。

やらないことを決めると、ルールがシンプルになります。
「イレギュラーなルールをつくらない」をやらないことにするのもおすすめです。
ひとりで仕事をしていれば、ルールを決めるのは自分。
組織よりもシンプルです。

ただ、お客様のため、よかれと思ってルールを増やすことはあるもの。
気をつけましょう。
お客様のことは、配慮しつつも、こちらが苦しみすぎる、スピードが落ちすぎることは避けたいものです。

ルールを整える意識も欠かせません。
継続的なサービスを提供していて、昔からのお客様だと、ルールを整えるのが難しいことがあります。
・従来のお客様だけ連絡方法が違う
・お一人だけ紙での提供
・値段が今のお客様と違う
というように。
それでも、少しずつ、1つ1つ、整えていきたいものです。

そして、プログラミングを学ぶのもやってみましょう。
プログラミングで、イレギュラーが増えると、手間がかかるということを体験するのがいい学びになるのです。
シンプルなルールにしなければ、プログラミングで効率化できませんから。

独立後、しばらくたつと、ルールが複雑化するもの。
ひとりだとしてもです。
むしろひとりのほうが人に仕事を振らない分、複雑になることもありえます。

ルールを常に見直しておきましょう。

 



■編集後記
昨日は、午前中にメルマガ税理士進化論限定のZoomオフ会。
今年独立または今年受験した方に限定しての開催でした。
その後片付け、買い物をし、妹一家とランチ。
たこ焼きやピザ(妻手づくり)などで。

1日1新Kindle『1日1新』
近くのイオンの土産コーナー
甥っ子とワンピースリバーシ

■娘(7歳)日記→Kindle『娘日記』・ Kindle『娘日記Ⅱ』
妹一家が来て、おねえちゃんと遊びつつ、甥っ子とも。
LINE交換したり、トランプのスピードをしたり。
みんなでババ抜き、七並べも。