「1日1冊本を読んでるけど、ちゃんと読んでるの?」と聞かれることも多いです。
全部を読んでいるわけではありません。
この読み方はフリーランス・ひとり社長にこそおすすめです。
アウトプット用の読書
読書の目的の1つは、アウトプットです。
・ブログ
・メルマガ
・書籍
・雑誌記事
などのメディアはもちろん、通常の仕事も含めて、アウトプットの質を高めなければいけません。
そのためにやっていることの1つが、読書です。
もちろん本を読み、知識・視点を得るのは楽しいのですが、いわゆる「本を楽しむ」とはちょっと違うかもしれません。
戦うため、生き残るために読んでいるので、私にとっては読書自体が戦いといえます。
その戦いは、
・いかにいい本を選ぶか
・本代を無駄にしないか
・どれだけ本を読むか
ではありません。
・いかに自分に刺激を与えるか
・アウトプットにつなげて、投資を回収できるか
・自分の専門分野の質・量をいかに高められるか
を意識しています。
いい本に出会うかは、確率論です。
その確率を高めるためには、選択眼も必要ですが、ある程度の量も欠かせません。
そのために多読をしています。
多読するには
多読をするために次のようなことをやっています。
1 本を読むスピードを上げる
絶対的なスピードは必須です。
いろんな読書法を試しましたが、本を日々読み続けるのが一番効果がある気もします。
35年ほど、ほとんど読書をしていなかった私が、独立して本を読むようになり、それを痛感しました。
Kindleが出てきた頃も最初は本を読むのが遅かったのですが、次第に速くなっています。
こう考えると、読書には、目の動きや慣れ、フィジカルな側面もあるのではないかと思うのです。
ひさしぶりに運動をしたとき、勝手が違い、やけに疲れたり筋肉痛になったりします。
これと同じようなもので、常に本を読んでいれば、速くあるのではないでしょうか。
もちろん、知っていることやどこかで読んだことがあることが増え、そのために速くなることもあります。
最近はメモもとっていません。
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2 わりきる
フィジカル面の一方でメンタルも大事です。
1,620円の本の元を取り返そうとすると、読むスピードは上がりません。
読書という行為全体で取り返せればいいと考えています。
いい本は10冊に1冊と考え、1,620円×10=16,200円かかっても、その中の1冊で、それ以上のリターンを得れば10冊分を取り返せます。
3 本を持ち歩く
常に、本を数冊持ち歩いています。
Kindle本が増えてきて、持ち歩かなくても済むようになりましたが、やはり紙の本を持ち歩くことが多いです。
紙の本の方が、「読んだ!→売る」という達成感があるからでもあります。
ただ、荷物の重さにもよるので、これは敷居が高いことかもしれません。
4 暇があれば、本を読む
電車での移動中、待ち時間中、ちょっとした合間に本を読むます。
逆に、本しか読んではいけないマイルールです。
Kindleなら、レジ待ち、エレベーター、トライアスロンの大会の合間などいろんなところでさっと読むことができます。
5 流れを作る
本を買って、読み、処分するor保管するまでの流れを作っておくとスムーズに多読できます。
・本を買う(Amazon or 書店)
↓
Amazonなら翌朝の掃除の時間に段ボールや袋を空け、段ボールや袋、本にはさまっているものを捨て、本棚の未読棚に入れる
書店も同様に袋を捨てて、未読棚へ。
↓
未読棚から本を取り出し、読む
↓
読んだあとに、処分するかとっておくかを決める
↓
処分する場合は、段ボールにいれ、ある程度たまったらブックオフオンラインへ。
保管する場合は、保管棚へ入れます。
フリーランスは、多読への投資の回収がしやすい
多読はお金も時間もそれなりにかかります。
お金で言えば、月10万円くらいです。
しかし、私のようなフリーランスなら、その回収の可能性は高まります。
読書というインプットをアウトプットにつなげて売上に変えることができるからです。
・アウトプットにつながるインプットをする
・インプットをアウトプットする(仕事にする)
という2つのアプローチがあります。
インプットするということは、興味があるもの・好きなものであるはずなので、それをアウトプットにつなげることができれば、好きなことを仕事にできるはずです。
アウトプットがそれほど好きなことでなければ、インプットも嫌々になるでしょう。
アウトプットが楽しければ、多読というインプットも楽しくなるので、楽しいこと・好きなこと、インプット、アウトプットをつなぐのが読書です。
読んでいる本は、自分が興味がある本の他、自分の専門分野の本がほとんどで、次のような本を読んでいます。
・Excel、マクロ
・仕事術
・生き方、働き方
・起業
・お金
・ブログ、WordPress
・PC
・Mac
・効率化
・税金
・経理
・会計
・整理術
・文章術
・出版
・Webマーケティング
こういった分野の本をひととおり目を通そうと思ったら、多読しかありません。
その理由は次の3つです。
専門分野をとがらせる
知識が偏るのではないか?という危惧もありますが、そもそも専門分野をとがらせるには偏りが必須です。
フリーで働くということは、まんべんな知識を仕入れて勝てるような場でもありません。
リサーチ
じっくり読んだ方がいいのではないか?という思われるかもしれませんが、専門分野は下地となる知識をすでに持っているはずですので、読まなくてもいい部分も多いです。
知識よりもアウトプットの仕方、視点を学び、さらには、多読することにより「世の中に出ていない情報、視野」がわかり、自分がアウトプットするときに役立ちます。
専門分野に関しては、著者自身がリサーチしておくべきです。
逆に学ぶ
読まなくてもいいと思う本もありますが、そういう本こそ宝になります。
難しすぎる、専門用語が多すぎる、上から目線、あたりさわりのないことを書いている、独自性がないなど、逆に学ぶことが多いからです。
私が多読をしているのは、今のフリーで働いているという立場によるものだといえます。
働き方、生き方、考え方など、自分の仕事・人生をよりよくする読書も多いです。
こういった読書を活性化するには、他者の仕事・人生をよりよくするアウトプット、つまり仕事をすることが欠かせません。
その1つがこのブログです。
アウトプット、仕事の柱が増えれば増えるほど、多読の必要性がでてきます。
そのバランスをとることは欠かせません。
「すべてをちゃんと読んでいるか」という問いに対しては、
・本を読む目的が、アウトプット(仕事)するためなので、読むというよりも目を通している
・アウトプットにつながるもの、ヒントになるものを拾っている
・自分の専門分野にしぼっているので、読むのも速くなる
というのが答えです。
本を書いている身としても、本はお得だと思います。
1,000円くらいから2,3,000円の投資で、著者の知識やスキル、経験が手に入るからです。
アウトプットを磨くためにも、多読をおすすめします。
友人のすすめもあり、無農薬にんじんをどっさり注文してみました。
が、多すぎて冷蔵庫を占拠しています・・。
スロージューサーでジュースにするとやっぱりおいしいです。
【昨日の1日1新】
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法人でとある契約
■著書
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