在宅勤務、テレワークの管理には限界があると思っています。
実際、テレワークをやっている私としては管理が難しく、ゆるくシンプルなルールにしているところです。
※自宅で仕事をしているところ by Leica M10
テレワークの管理の限界
テレワーク(テレ=離れた場所で、Work=働く)は在宅勤務ともいわれ、場所に限らず、主に自宅で仕事をすること。
私自身もテレワーク、自宅で仕事をしています。
独立して12年ちょっと。
一時的にオフィスを借りたことはありますが、ほとんどが自宅での仕事です。
今は冒頭の写真のように、ヨギボーのクッションに座って、娘の本やおもちゃ入れを背に仕事しています。
「〇ちゃんの絵本、とれないんだけど」とか
「絵本よみたいんだけど!」とかいわれることもありますが。
自分の部屋もあるのですが、娘が生まれてから逆にリビングで仕事することが多くなりました。
このテレワーク、もし管理されたとしたら嫌だなあと。
・常にビデオカメラでチャットできるようになっている
・ビデオチャットの要求があったらすぐ出なきゃいけない
・自分のキー操作が記録されている
・どのサイトを見たかが誰かに見張られている
・マウスを動かす時間で仕事をしているかどうかを判断される
・仕事を始めるとき、終わるときに時刻を報告しなければいけない
・今日何をやったかを報告しなければいけない
・好きなパソコンを使えない
・自分の好きにソフトをインストールできない
・チャットやメールソフトなどを指定される
こういうことがあったら、到底仕事はできません。
今日だと、朝起きてから
・朝必ずやることをやる
・新メニューを告知
・オンラインセミナーの準備
・メルマガを書く
・今日のオンラインセミナーブログ入門セミナーに関するメールを送る
・明日の ZOOM ミーティングの連絡をフェイスブック Message で送る
・明後日の個別コンサルティングに関するメールを送る
ということをやった後、ブログを書き出し、今に至っています。
メールを送るのはともかく、ブログのための写真を撮るところなんて、ビデオで監視されていたら怒られてしまうでしょう。
ブログを書き出すと、「写真を撮らなきゃ」と思って、三脚とカメラをセットしてリモートで仕事風景の写真を撮り、やっぱストロボがあったほうがいいなと思って、ストロボをつけて撮りなおしました。
「いやいやブログには写真載せたいし」といっても、「そんなことしないで書くならさっさと書け」といわれるかもしれません。
もっとも「ブログなんてやらないでこの仕事をやれ」といわれるでしょうが。
新メニューも、思いついたらすぐにアップしていますが、管理されていたらそのお伺いもしなければいけません。
こういった管理が嫌だから、独立せざるを得なかったわけですが。
(そのぶん仕事しないと収入が途絶えるという大きなデメリットがありますし、3か月入院しても誰も代わりはいませんでしたけど)。
自宅というリラックスできる場で、遊ぼうと思ったらいくらでも遊べ(手の届くところ遊び道具はやまほどあります)、寝ようと思ったらいくら寝ることができる状態で、厳しい管理、完璧な管理というのは、逆に難しいかなと。
厳しい管理はあきらめて、ゆるくシンプルにルールにしたほうがやりやすく、テレワーク=自宅で仕事するメリットも活かせるものです。
ゆるくシンプルなルール
自宅で仕事するにあたって私は次のようなルールを決めています。
・朝早めに起きる。4時から5時。
・毎日やることを朝にやる(経理、タスク管理、Evernote整理、パソコン整理など)
・メルマガを書く(8時半配信)
・ブログを書く
・16時まではゲームをしない(遊ばない)
・眠かったら場所を変えるか、いっそ15分ほど寝る
メルマガやブログを書くのが、ゆるいかどうかはわかりませんが、その分内容は自由にしています。
何か決めておかなければ、サボってしまうので、私にとっては、これくらいがちょうどいいです。
ブログまで書いて、あとは何もやらない日もあります 。
これ以外は、どんな動画を流そうと、どんな音楽を流そうと、何を食べようと、いつトイレに行こうと自由にしていますし、外に出かけることも自由です。
その自由な中で、ご依頼をいただいた仕事や自分でやると決めたことをやり遂げる必要はありますので、自然と体が動きます。
ただ、最初からそうできるわけではありません。
テレワークにも練習が必要
「自宅だと仕事ができないのではないか」というご相談を、独立に際して受けることが多いです。
そのためにオフィスを借りるというのはもったいないでしょう。
テレワーク=自宅だと確かにサボります。
特に最初のうちは。
自宅でゆるいながらも自分を制御しながら仕事をするには、練習が必要なのです。
何事も最初からうまくいきません。
私もそうでした。
机と椅子があれば勉強するということと同じように、机と椅子があれば仕事するかなと思ったら、そうでもありません。
寝るときは椅子に座ってても寝ますし、どんな立派な机や椅子があっても集中力が途切れるときはあります。
自宅で仕事をする練習、テレワークの練習が必要なのです。
テレワークを練習するとなると失敗することもあるでしょう。
丸1日サボってしまったとか。
練習の過程ではそれはしょうがないもので、次の日にそのぶん仕事をすればいいだけの話です。
最初からサボらないように完璧にやろうと、ガチガチに管理してしまうと、いつまでたっても上手くなりません。
練習は試行錯誤が欠かせませんので。
練習風景を誰かに監視されたら自由な練習もできないでしょう。
「管理をあきらめる」という割り切りがないと、テレワークの実現は難しいものです 。
自宅で仕事ができるようになると、
・移動の時間や費用がなくなる
・自分好みの環境をつくり仕事の効率が上がる
・プライベートの予定にも対応できる
などともいったメリットもあります。
日中に宅配便を受け取る(BOXに入らないようなもの)とかも大事なことです。
独立するなら、ぜひ、練習して、テレワークができるようになりましょう。
そのためにもゆるめでシンプルなルールにしておく必要があります。
(私も日々練習中です)
■編集後記
昨日は、朝にオンラインセミナーの開催。
YouTubeトラブルなのか、うまくいかず……。
急遽Zoomでのセミナーに切り替えさせていただきました。
夜はTwitter経由でZoom飲み会。
ビール片手に、北海道、姫路とつながりました。
■昨日の1日1新
※詳細は→「1日1新」
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■昨日の娘日記
昨日もキッズバイクで公園へ。
まだ速くすすめないので、いざというときは、バイクを降りて、走り出します。
もどかしいのでしょうね。
■著書
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