2014年に書いた『フリーランスのための一生仕事に困らない本』がタイで翻訳出版されました。
これを機に「仕事に困らない」とはどういうことかを改めて考えてみました。
※セミナー会場にて Pixel 3
タイで『フリーランスのための一生仕事に困らない本』
翻訳出版は、『ひとり社長の経理の基本』『毎日定時で帰っても給料が上がる時間のつかい方をお金のプロに聞いてみた!』が台湾で出版されたのに続き3回目です。
出版社のダイヤモンド社でも、タイで出版されるのははじめてということでした。
この本は、独立して仕事に困らないようにしようという本であり、2014年12月に出したものですが、今も私が続けていることです。
本の性質上しかたのなのですが、本のWordPressブログ、税金の部分は古くなっているところもあります(現在サーバーはwpXを使っています)
前半の仕事に困らない術というのは今でも使えるものです。
まあ、本をこの部分だけで書く手もあったのでしょうが、編集者さんと相談した結果、ブログのテクニカルな話や税金の話を入れています。
タイ版の中身はこんな感じです。
台湾版では、漢字なのでなんとなくわかったのですが、タイ版はまったくわかりません。
図解のところに来るとなんとなくわかってはきますが、やはり文字は読めません。
この図は、複数の柱をつくることのメリットを示しています。
これは今もやはり感じてはいるもので、
・無理に営業しなくていい
・相乗効果がある
・自分を磨ける
・リスクヘッジになる
という4つのメリットです。
せめて自分の名前のタイ語を解読してみたいと、
Google翻訳で見てみると、この部分が、私の名前「井ノ上陽一」であることは確かでした。
タイ語は、発音記号と文字の組み合わせで、なかなかなじみのない構造なのですが、「井ノ上陽一=Yoichi Inoue」だとこんな感じに分析できました。
Yoichiの表記のように、ようの「う」は伸ばす記号がついています。
タイ版が発売されたのを機に、本を読み返してみて、タイトルにもなっている「仕事に困らない」とはどういうことかについて考えてみました。
仕事に困らないようにしたい方は多い方と思いますので、まとめてみます。
「仕事に困る」とは
そもそも仕事で困るとはどういった状態でしょうか。
次の3つが考えられます。
仕事がなくて困る
仕事がなくて食べていけません。
文字通り、仕事に困る状態です。
独立当初はもちろん独立後安定してきたと思いきや、あれ今仕事がないなというようなことがあり得ます。
ずっと気をつけなければいけないことですし、必要最低限考えなければいけないことです。
仕事が多すぎて困る
仕事が多くなりすぎると困ります。
欲しくて欲しくてたまらなかった仕事が来て食べていけるようになって、そこからがまた次のステージです。
ベジータを戦った後、フリーザと戦うような。
バッファローマンと戦った後に、悪魔将軍と戦うような。
その後にどのぐらいの戦いが待っているかはわかりませんが、ずっと続くものだと思っています
その続く戦いの中、仕事が多くなりすぎると時間がなくなり、やりたい仕事をする時間が無くなり、新しいことをする時間がなくなり、勉強をする時間がなくなり、プライベートの時間もなくなってしまいます
もちろんこの状態を好むという方もいらっしゃるでしょうが、もしそうではない場合、やはり仕事に困るという状態です
仕事があるけど困る
「仕事があって何で困るんだ、お金が入ってくるじゃないか」
と思うかもしれません
その仕事がもし、
・安すぎる場合
・人が合わなかった場合
・内容が合わなかった場合
・リスクが大きすぎた場合
・支払がない、遅れる場合
・時間が拘束されすぎる場合
などといった状態なら、「仕事に困る」となるでしょう。
「一生仕事に困らない」とは
上記のような仕事に困るという状態を一生なくしたいというスタンスで、『フリーランスのための一生仕事に困らない本』を書きました。
いろんな仕事の困り方を見てきて、そして、自分自身いろんな困り方を経てきたわけです。
2014年12月に発売して4年ちょっと。
幸い今は仕事で困ることはありませんが、今後もそうとは限りません。
油断はできないものです。
「一生仕事に困らない」といえば、例えば、一時期集中して働いて稼いで、あとは悠々自適に過ごす、働かないで収入を得るようにするというようなイメージもあるかもしれません。
しかし、私はこの本の「はじめに」でも書いたとおり、そうではない考えです。
私も独立当初はそう思っていました。
がっつり稼いで、あとはゆっくりと。
しかしそんなことはできませんし、一生遊んで暮らせるだけのお金が手に入るということはなかなか難しいでしょうし、もしそれが手に入ったとしてもその人生が楽しいかどうかは楽しいかです。
そうなると、独立後は、仕事をずっとしていくということを考えなければいけません。
複数の柱から、水がちょっとずつ湧き出てくるように、どこかからバランスよく仕事が入ってきて、仕事を楽しみながら人生を楽しみながら過ごしていくという方向性です。
もちろん年齢によって働き方や仕事のしかたというのは徐々に変わっていくでしょうし、周りの環境も変わっていきます。
自分と周りの変化に対応しながら、仕事に困らないようにしているのが、今のスタイルであり、『フリーランスのための一生仕事に困らない本』に書いたことです。
仕事は楽しいものですし、一生やっていきたいと考えている方も多いのではないでしょうか。
だからこそ、その仕事を嫌いにならないような、仕事に困るようなことは避けなければいけません。
もし仕事に困ってしまうと、自分がお役に立てる方へ何も提供できないことになってしまいます。
お客様のためにも自分が困るということはなくしたいものです。
仕事に困らないように日々工夫しましょう。
このブログを日々書いているのもその工夫の1つです。
短期的に言えば、ブログネタに困ることはありますが。
■編集後記
昨日は日本橋付近に行ったので、丸善日本橋店へ。
ここは、私の本を平積みで末永く置いてくださっているので、ありがたいです。
■昨日の「1日1新」
とあるところ
窒化ガリウム 充電器
■昨日の娘日記
昨日、夜コンビニに付き合ってもらおうとしたら張りきって先に靴を履きだしました。
準備をしていると、「そろそろ行くよー」とか。
どこで「そろそろ」覚えるのか不思議です。
また、靴を履いてこっちに上がってこようとするのですが、最近は靴で上がっちゃダメとわかっていて、靴を履いたままひざをたてて進んだり、這ってきます。
靴を脱げばいいのでしょうが、その姿もかわいいもんです。
■著書
『税理士のためのプログラミング -ChatGPTで知識ゼロから始める本-』
『すべてをがんばりすぎなくてもいい!顧問先の満足度を高める税理士業務の見極め方』
ひとり税理士のギモンに答える128問128答
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ひとり税理士の自宅仕事術
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『ひとり税理士の仕事術』
『フリーランスのための一生仕事に困らない本』
【監修】十人十色の「ひとり税理士」という生き方