独立後は、メンタルの強さも大事です。
ただ、メンタルだけを鍛えるのはなかなか大変です。
※はなももマラソン後 iPhone X
独立後に必要なメンタル
独立後、メンタルの強さを求められます。
独立前も
・めんどくさい上司にひるまない
・理不尽な会社に屈しない
・部下にびしっと
・同僚に流されない
・仕事をブロックする
・残業しないことに引け目を感じない
・給料が上がらないことにへこまない
・転職することも常に考える
・昇格より自分の力を磨くことを重視する
などといったメンタルの強さは必要でした。
ただ、それまでとは、また違うメンタルの強さが必要です。
なんせ誰も守ってくれません。
独立前は、めんどくさい上司でも盾になってくれることはありましたが、独立後は無防備です。
自分しかいません。
仕事をとるのも、物事を決めるのも、仕事をこなすのも全部自分です。
メンタルが弱ければ、流されてしまいます。
ちやほやされるなぁと思っていたら、とんでもないものを売られたりしますし、お金だけではなく時間を奪われてしまいます。
新しいことをやろうと思っても、諸先輩方が気になり躊躇することもあるでしょう。
値付けも仕事のうちで自分で決めるものです。
そして、いい人過ぎてもいけません。
様々な局面でメンタルの強さが求められるわけです。
メンタルだけを鍛えられるかどうか
一般的に「メンタル」といいますが、どういったものなのでしょうか。
私は、自分の軸、決意、覚悟だと思っています。
これを鍛えておかないと、攻めも守りもできません。
かといって具体的にどう鍛えるか。
・失敗を繰り返して学ぶ
・本やセミナーで学ぶ
・徐々に鍛えていく
といった方法があるでしょうが、決定打はありません。
独立当初、私も多くの失敗をし、本やセミナーで学び、メンタルを鍛えていたつもりでした。
ただ、それでも今一つ覚悟が決まりません。
そんな状態が、3年ほど続きました。
体を鍛えることは、メンタルを鍛えること
もともと気が弱く(今も弱いのですが)、小さいころ、父によく怒られていました。
「内気な僕」という作文を書いたくらいです。
大きくなっての自分の道を決められず、挙句の果てに流れ着いた独立。
断り切れず、行きたいない泊りがけに研修や飲み会に行ってしまったり、嫌な人とまた飲んでしまったり、仕事を安く引き受けてしまったり、呼び出されるとすぐに出て行ったりしていたものです。
なんだかんだ、ちょっとずつ強くなったかなと思えたのは、体を鍛えたからでした。
といっても、格闘技を学び、戦えるようになったというわけではなく、もくもくと鍛えただけです。
マラソンとトライアスロンで。
2010年7月1日にトライアスロンへの挑戦を決め、9月に初のレース、12月に初のマラソン10㎞、そして、2011年12月に初フルマラソン、2013年6月に最も長いトライアスロン(スイム3.8㎞バイク180.2㎞ラン42.2㎞)を戦ってきました。
この間で、メンタルは強くなったと自覚しています。
以前、開催したセミナーで、「最初のほうのブログはしょうもなかったけど、2011年頃から変わってきた。何がきっかけだったのか」と聞かれました。
(もっとやさしい言い方でした)
そのくらいの頃、まあ、いろいろあったのですが、理由の1つは、トライアスロン・マラソンを本格的にやり始めた時期です。
体を鍛える、体だけを鍛えるイメージですが、そうではなく、心(メンタル)もめちゃくちゃ鍛えられます。
よくよく考えると、悟空も戦ってこそ、体を動かしてこそ強くなっていますし、歴代のヒーローも体を動かしつつ強くなっているものです。
体を極限まで、ときには限界以上に使ってこそ、メンタルも鍛えられるのではと感じています。
だからこそ、トライアスロンとマラソンは、ずっと続けているわけで、むしろ仕事のうちです。
これまで50回のトライアスロン、20回のフルマラソン、その他ハーフマラソンなどに出て、幾度となく死にかけました。
「死にかけると強くなる」というサイヤ人理論もあてはまります。
独立後が、
・孤独
・自分で決めなきゃいけない
・自分が責任を持つ
・新しいことをやっていく
・諸先輩方に配慮する
・業界の慣習に沿わなきゃいけない
・値段を決めなきゃいけない
・仕事を断らざるを得ない
・毎日ブログとメルマガを書かなきゃいけない
・締め切り前の漫画家のごとく原稿に追われる
・ほしいものがあっての自腹
・ネタになるからといってお金が出ていく
・昼間歩いていると変なおっさんに思われる
・セミナー会場、懇親会の手配も全部自分
・経費で落ちるって言っても自分のお金
・有給休暇はない
などなど、いろいろありますが、まあ、特にトライアスロンでのピンチに比べたらって感じです。
・海を泳ぐ前の不安
・呼吸したいのに緊張でどきどきして呼吸もできない
・かといってゆっくり泳いでたら完走できない
・落ち着きたいのにがつがつぶつかられる
・まっすぐ進んでるつもりが曲がってしまう
・トライアスロンバイクでのクラッシュのピンチ
・絶望的な上り坂をさけられない苦悩
・上り坂の途中で曲がったら、その先も上り坂。
・雨が降ってバイクが滑る中、走り続けなきゃいけない
・バイク中に眠くてつらい
・補給しようと思ったら忘れ物
・8時間冷たい雨に降られる
・走っているときに気持ち悪くなる
・足が痛くて走れない
・足も気持ちも元気だけど、心臓がばくばくいって走れない
・リタイアしたいけど、完走ネタをかけなくなるからリタイアできない
・リタイアすれば楽になるという誘惑
・パトラッシュ、なんだか眠いよ・・という幻覚
・走れないけど、小さい子に応援されて泣きそうになる
・暑くてやばいけど、着ぐるみは脱げない
・右足のけがをかばって走ってたら左足が痛くなる
・寒くて走るどころじゃない
・腰がいたくてバイクをこいでられない
・補給したいけど、体が受け付けない
・疲れたけど、ゆっくり走ってたら時間切れになる
・いつもは時間に追われていないのに、追われ続ける
・ゴール間近で涙が流れてくる
・15時間もかかって、勤務時間より長くてつらい
などなど。
特に鍛えられたのはこの3レースです。
マラソンも何回走っても楽にならず、直近の3/11はなももマラソンは、ポムポムプリンの着ぐるみで出て撃沈しました。
練習不足、コンディション不足で暑くて・・。
ここでも鍛えられました。
すべからくトライアスロンをやりましょうとは言いませんが、「体を鍛えること=メンタルを鍛える」ということは意識しておいていただきたいことです。
もし、私をまねしたいという稀有な方がいらっしゃり、「トライアスロン以外は真似してやってみます」と言うなら、ほかのことも真似できないでしょう。
私がやっているすべてのことは、トライアスロン・マラソンによるメンタルが土台になっているので。
まあ、そんな稀有な方はいらっしゃらないでしょうが。
仮に将来成功して(何が成功かはなんともいえませんが)、その秘訣を語るとしたら、まずはトライアスロンをやってからだ!と言うのが夢です。
楽してメンタルを鍛えることができればいいのでしょうが、体を鍛える、体を使うことが手っ取り早く結果的に効果的かつ効率よく鍛えることができます。
仕事を1つ減らしてでも体=メンタルを鍛える価値はありますので、ぜひ。
【編集後記】
掃除機が必要になったので、そういやダイソンの新型が出たな・・と調べてみました。
なんと、赤いダイソンが。
スペック(パーツ)的にはもう1つの下のモデルでもよかったのですが、赤いダイソンを見逃すわけにもいかず。
掃除が楽しくなりそうです。
その後、ダイソン抱えてセミナーに参加しました。
【昨日の1日1新】
※詳細は→「1日1新」
【昨日の娘日記】
昨日は2人で新宿へ出かけました。
ベビーカーじゃない日だったので、だっこひもで。
パンを食べさせながら、AppleStoreを見学し(外から見ただけ)、ヤマダ、ヨドバシへ行ってきました。
■著書
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ひとり税理士のギモンに答える128問128答
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ひとり税理士の自宅仕事術
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