旅行にどういったカメラ・レンズを持っていくか。
その考え方と最近の事例をまとめてみました。
※鳥羽・名古屋旅行に持っていったカメラ・レンズ by iPhone SE
旅行時の軽さ・小ささと撮れる写真のバランス
旅行は、荷物を少なく、軽くしたいもの。
カメラもそうでしょう。
・スマホ
・コンデジ(コンパクトデジタルカメラ)
という選択肢もあります。
スマホが最も手軽でしょう。
どっちみちスマホは持っていくわけですし。
スマホの性能は上がり、カメラなしでも十分という考えもあります。
ただ、私が選んでいるのは、カメラです。
撮れる写真が違うというのもその理由ですし、ファインダーを使うという違いもあります。
そのカメラを旅行に持っていくなら、どういったものを持っていくか。
ポイントは、3つです。
・荷物を少なく→持っていくカメラ・レンズは最小限に
・荷物を軽く→小型のカメラ、レンズ
・シャッターチャンスを逃さない→広い範囲をカバーする
荷物を少なく、軽くするなら、カメラ1つ、レンズ1つが最小です。
小さくて軽いカメラ・レンズなら、マイクロフォーサーズがいいでしょう。
(カメラはセンサーサイズによりマイクロフォーサーズ→APS-C→フルサイズの順に大きく重くなります)
マイクロフォーサーズもいい写真が撮れますが、物足りない点があるのも事実。
今も、マイクロフォーサーズ(Panasonic G100)を持ってはいますが、旅行には持っていっていません。
フルサイズでもカメラ・レンズは、以前と比べると、小さく軽くなっています。
今使っているものもそうです。
一方、広い範囲をカバーすることを考えたいもの。
レンズは焦点距離というものがあり、
・数字が小さいと近く広い範囲が撮れる→24mm前後→広角レンズ
・数字が大きいと遠くのものが撮れる→100mm以上→望遠レンズ
という種類があります。
そして、レンズは、ズームできるものとズームできないもの(単焦点)があり、
・ズームできる→広い範囲を撮れる。ただ、暗くなる
・ズームできない→特定の範囲しか撮れない。ただ、明るくボケる
という特徴があるのです。
すべてを満たすレンズはありません。
(それがまたカメラの面白いところですが)
・荷物を少なく→持っていくカメラ・レンズは最小限に
・荷物を軽く→小型のカメラ、レンズ
・シャッターチャンスを逃さない→広い範囲をカバーする
といった条件を満たすなら、高倍率ズームと呼ばれるレンズ1本で旅行に行くのがセオリーです。
私も、Nikon 24-200mmF4-6.3というレンズを持っています。
これを持っていくこともありますが、物足りないことも。
・24-200mm→24mmよりも広く、200mmよりも遠く撮りたくなる
・F4-6.3→F4よりも明るく、ボケが欲しいときがある
といった理由からです。
なんだかんだカメラ・レンズを複数持っていっています。
「迷うなら持っていってしまえ、ホトトギス」と。
・広い範囲が撮れるレンズ
・遠くが撮れるレンズ
・明るくボケるレンズ
を基本構成にしています。
前提として、ピークデザインのキャプチャーとクラッチを使い、リュックに2つ+αという出で立ちです。
(Amazonは品切れになるとプレミア価格で出品されているので、他サイトも比べていただければ)
2つ持ち歩けば、
・広い範囲が撮れるレンズ
・遠くが撮れるレンズ
をそれぞれつけておくことができます。
iPhoneで娘に撮ってもらった写真。
今は、同じくピークデザインのエブリデイスリングというウェストポーチを使い、そこにカメラを入れることが多いです。
こういった前提で、最近の旅行での事例をまとめてみました。
鳥羽・名古屋旅行に持っていったカメラ・レンズ
娘(5歳)と2人旅をした鳥羽→名古屋(2泊3日)。
娘と一緒のときも
・広い範囲をカバーする
という原則は同じです。
水族館と動物園に行く予定だったので、遠くを撮れる=望遠レンズは欠かせません。
持っていったのは、
・Nikon Z7Ⅱ+14-24mmF2.8(広角)、50mmF2.8(マクロ)、105mmF1.4(望遠)
・Sony α7SⅢ+24-70mmF2.8(標準)、70-200mmF2.8Ⅱ(望遠)
・Leica M10+50mmF1.4
です。
名古屋でプロフィール写真撮影の仕事があったので、105mmF1.4や三脚を持っていっていました。
メインは、Sony α7SⅢ+70-200mmF2.8Ⅱ(望遠)。
望遠でF2.8という明るさがあると便利です。
新型のⅡは、軽く、近くも撮ることができます。
望遠レンズなんて使いのでは?と思われるかもしれませんが、普段でも使えます。
最短撮影距離が短め(70-200mmF2.8Ⅱは40cm)のものを選んでおきましょう。
これは、70mmで撮ったパフェ。
動物園でも大活躍です。
テレコンバージョンレンズというものをつけると、焦点距離が1.4倍、2倍になります。
私が持っているのは2倍。
70-200mmF2.8→100mm→400mmF5.6となるのです。
暗くなる点に注意です。
ただ、屋外なら十分撮れます。
広角レンズがあるとこういった写真が撮れます。
24mmあれば十分なときも多いのですが、14mmあるとさらに便利です。
12mmというものもありますが(以前持っていました)、12mmと14mmはさほど違いを感じず、12mmは出目金レンズ(レンズフィルターを付けられない、扱いに気を使う)というデメリットも。
12mm?14mm?16mm?広角レンズは、どこまで必要か。
後述する17mmと14mmだとかなり差を感じます。
これらは、14mmで撮った写真。
スマホでも機種によっては13mmを撮れますが。
50mmの単焦点でF1.4という明るいレンズだとまた違った楽しみがあります。
そして今回はマクロレンズも持ってきました。
マクロレンズとは、
・近くで撮ることができる
・大きく撮ることができる
というもの。
通常のレンズは、近くで撮れず、大きくどころか同じ大きさには撮れません。
たとえば、40cmまでしか近くで撮れず、0.2倍くらいというのが通常のレンズ。
このマクロレンズ(Nikon 50mmF2.8)は、16cm、1倍で撮れるのです。
こういった写真が撮れます。
荷物が増えてしまいますが、小さいマクロレンズが1つあると便利です。
私が持っているものは、ウェストポーチに入ります。
レンズを減らすなら、
・マクロは、クローズアップレンズ
・広角は、遠くから撮る
・望遠は、トリミング(写真を切り取って大きく見せる)やクロップ(カメラにある機能。切り取るもの)
・ボケは、遠くから望遠レンズで撮る、近くで撮る
・明るさは、ISO感度を上げる
といった方法もありますので、試してみましょう。
河津トライアスロンに持っていったカメラ・レンズ
次に言ったのは静岡県の河津(かわづ)。
トライアスロンのためです。
妻と娘と3人で行きました。
トライアスロンのときは、より軽く望遠のレンズが必要です。
妻に持ってもらいますので。
(いつもありがとう)
Sony α7SⅢ+70-200mmF2.8Ⅱだとちょっと重いのです。
そのため、小さくて軽いCanonの100-400mmF5.6-8を使っています。
APS-Cやマイクロフォーサーズを使う手もありますが、このレンズがあるので、フルサイズのCanon R6を使えるのです。
私自身も使い、写りもよく、気に入っています。
このレンズを軸に、河津に持っていったのはこういったものでした。
・Canon R6+100-400mmF5.6-8(望遠)、EF17-40mmF4(広角)
・Sony α7SⅢ+24-70mmF2.8(標準)、70-200mmF2.8Ⅱ(望遠)
・Leica M10+50mmF1.4
100-400mmで撮ったレース中はこんな感じです。
これは、70-200mmF2.8を使って妻に。
一時的なら。
動物園では、70-200mmF2.8がやはり活躍します。
Canon R6には動物園では、EF17-40mmF4を。
このレンズ、古いもの(2003年)なのですが、17mmという広角から40mmまで撮れます。
14mmがあればと思う場面もありますが、便利さはこちらのほうが上です。
安いですし。
(ミラーレスで使う場合には、アダプターが必要です)
ある意味旅行におすすめとも言えます。
広角から標準(40mm、50mm)までというレンズがなかなかないのが残念です。
昔使っていたPanasonic20-60mm(カメラごと売却)は、かなり便利でした。
河津バガテル公園では、50mmF1.4も。
旅行時にはだいたい朝ランをするので、より小さくて軽いFUJIFILM X-E4を持っていくことも多いです。
フジフィルムのカメラを買い直した話。FUJIFILM X-E4を選んだ理由。
旅行に持っていく場合、カメラを1つで必要最小限にするなら、
・広角(24mm以下)、望遠(100mm以上)の2本
か、
・高倍率
でしょうね。
前者だと、カメラが2つあるとより便利です。
後者だと
・Sony 24-240mm、タムロンの28-200mm
・Nikon 24-200mm
・Canon 24-240mm
・Fujifilm(APS-C) 18-135(フルサイズだと27-206)
・Panasonic(マイクロフォーサーズ) 14-140mm(フルサイズだと28-280mm)
・OLYMPUS(マイクロフォーサーズ)12-100mm(フルサイズだと24-200mm)
あたりでしょうね。
「旅行用」として、妥協するよりは、普段使いもできてお気に入りのものを持っていくほうが後悔は少ないかと。
「迷うなら持っていってしまえ、ホトトギス」です。
(「悩むなら買ってしまえ、ホトトギス」も。買いすぎには注意ですが)
■編集後記
朝からチェックのための通院、その後赤坂へ。
入手困難だったZoffのクリーニングクロス(カービィ)を手に入れるためです。
前日時点の情報で在庫ありになっていたので。
無事入手できました。
戻って家族でハッピーセット(すずめの戸締まりの本)→トイザらス、夜はプールに。
■1日1新→Kindle『1日1新』
Zoff赤坂
赤坂→新橋を徒歩で
■娘(5歳)日記→Kindle『娘日記』・ Kindle『娘日記Ⅱ』
トイザらスのサンタポストへ。
自分で全部書けました。
ちょっと字数オーバーでしたが。
プレゼントも無事決まり、一安心です。
まだまだ先の話ですけど。
■著書
『税理士のためのプログラミング -ChatGPTで知識ゼロから始める本-』
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