独立当初から影響受けてきた吉越浩一郎さんの新刊を読みました。
世界標準の働き方は、残業ゼロです。
私のルーツ、「残業ゼロ!」の吉越さん
独立当初、吉越浩一郎さんの本を読んで衝撃を受けました。
吉越さんは、元トリンプの社長で、残業ゼロを提唱され、19期連続増収増益を達成されています。
衝撃を受けたのは、トリンプという大企業で残業ゼロを実践されていること。
残業ゼロを達成するために、
・2分で決断
・仕事のデッドライン(締切)を必ず決める
・デッドラインファイリング(デッドラインごとにファイリングする)
・早朝会議
・連続休暇をとる
・18時に、ビルの電気が消える
・午後の2時間は離席や会話を禁止するがんばるタイム
など様々なルールがあります。
今でも、私はそのノウハウを取り入れ、残業をなくす努力をしています。
フリーランスでも残業の意識は持つべきです。
残業できないくらい仕事に集中
吉越さんの新刊『世界標準の働き方』は、シンプルなタイトルの中に、熱いメッセージがもりだくさんでした。
“残業できないくらい仕事に集中”
残業できるということは、日中に一生懸命頭を働かせていないということと書いてあります。
確かにそのとおりで、本来はへとへとになるくらい頭を働かせ、考えるべきでしょう。
まだまだ私も足りません。。。20時くらいに眠くなる日もあるにはありますが(^^;)
へとへとになるのは、体力的にではありません。やはり頭がへとへとになるべきです。
吉越さんのいう世界標準では、へとへとになるくらい頭で働き、休暇は、そのへとへとになった頭をリフレッシュさせます。
一方で日本人は、体力的にへとへと、つまり長時間働き、休暇は、その体力を回復させるとのことです。
昔、トリンプは、残業をして、ドイツと同じくらいの業績でした。
そのとき、吉越さんは、「残業をして同じくらいなんておかしい、買って当たり前だ。」と考えたそうです。
日本の生産性は、世界各国に比べても低く、時間だけをかけている傾向にあります。
その傾向に拍車をかけているのが、残業でしょう。
残業はなくさなければいけません。
残業代払うべき
小耳にはさんだのですが、ある国では、残業代をゼロにしようという変な話があります。
残業をなくさずに、残業代だけをゼロにしても意味はありません。
吉越さんも
“私は残業ゼロを目指すために、残業代を極端に高くする法律を作ったらいいと思っています。 “
そもそも、中小企業では、残業代を払っていません。
税理士業界もそうですし、人事労務の専門職社労士業界も払っていない状況です。
「残業してもらうとお金がかかる」というプレッシャーがあれば、残業はなくなるはずなのです。
早く帰ってもらえば早く帰ってもらうだけ、コスト削減になりますからね。
ただ、そうはいっても、仕事が終わらない、早く帰るのを望んでいない人がいるという状況が、今の日本の働き方をおかしくしています。
残業代を生活コストに充てているという現状もあるでしょう。
経営者は、残業代を払うべきです。
私のお客様は、残業代をしっかり払っていらっしゃいます。
残業代を払うようになってから、残業もなくなり、社員の方も喜んでいるとのことです。
「払うようにして、後ろめたいことがなくなってよかった」とおっしゃっていたのが非常に印象に残っています。
「そんなこといったって、無理だよ、あんたは人を雇ってないからわからんよ」といわれるかもしれませんが、私が一人雇っていたときは、きっちり払っていました。むしろ帰らないので「残業したら罰金1000円」といってたくらいです(^^;)
残業をなくすのは、かなり難しく、社員が何をやっているか、社員が何ができるのかを把握しなければいけません。
それがいいプレッシャーにもなっていました。
今は、人を雇わないスタンスでいますが、この場合も、自分が残業しないようにしなければいけません。
自分だけだとついつい使い放題プランに加入してしまいますからね。
働いている側は、残業をなくす努力は日々やるべきです。
・定時以外の予定を断る(20時開始会議など)
・定時にきちんと帰る
・用事がなくても帰る(用事があるから帰るってのはおかしいと思います)
・「すいません、お先に失礼します」の「すいません」をいわない(謝るのはおかしいです。私もやめてました)
・スピードを上げる
・スキルを磨く
・ランチタイムをうまく使う
・段取り、根回しを入念にやる
・残業代はないものと考える
・家に帰りたくない人は無視
などをやっていました。
残業代を払わないのは違法ですし、戦っても勝てます。
といっても、仕事をほったらかしにして帰ってはいけません。
そのために仕事の全体像をとらえ、スピードを上げ、ほったらかしでない状態を作らなければいけないのです。
どうしても残業がなくならない、残業しないことで立場が悪くなるのなら、転職せざるを得ません。
理想論かもしれませんが、人生は理想を目指すべきものです。
吉越さんの本もぜひ読んでみてください。
8年6か月の会社員時代、残業しないようためにしていた6つの工夫 | EX-IT
一昨日、ショックな知らせがありましたが、昨日はいい知らせが。
新刊の企画が通りました。
人生、やはりバランス取れるようになっているのかもしれません。
ショックな方は頭が痛いのですが・・・。
ブログには書きませんが、それなりにいろいろ背負い込んでます(^^;)
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