ひとりで0.5人分の仕事=人が足りている状態をつくる

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仕事をするなら、人手不足ではなく、人は十分足りている状態をつくりたいものです。
ひとりでもそれは不可能ではありません。

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※うちの人手(嘘)

 

人手不足はなぜ起こるのか

人手不足、人が足りないという声がよく聞かれます。
なぜ人手不足が起こるのか。
その1つの理由は、人に対して仕事量が多すぎるからです。

人<<<<<<<<<<<<<仕事量

人手不足を解消するには、人を増やすか、仕事を減らすかしかありません。
人を増やすことも、仕事を減らすことも通常は難しいことですので、人手不足が解消しないわけです。
仕事を減らすことができないのであれば、人を増やすしかありません。
そのためには、より多くのお金が必要になるわけです。
人が十分足りている状態というものは、なかなか難しいでしょう。

これはひとりで仕事をやっている場合も同様です。
仕事を減らすこともできない、人を増やすこともできない。
結局は自分が2人分、3人分、4人分、5人分・・・と仕事をせざるを得なくなります。

そうしてしまうと、目の前の仕事をこなすだけになってしまい、プライベートに時間を使えず、将来に対するリスクも、大きくなってしまうでしょう。

リスクが大きい独立後。
むしろ、ひとりで0.5人分の仕事をするぐらいがちょうどいいとは思っています。

ひとりで0.5人分の仕事をする

ひとりで0.5人分、自分がフル稼働しないような状態であれば、思わぬリスクにも対応できますし、新しいこともできますし、勉強だってできます。
人が足りているという状態だからです。
その0.5人分で食べて行ける+αを実現できれば、残りの時間は別のことに使えます。

・自分がやりたい仕事が来たときにはすぐに対応することができる
・こういうことを仕事にできたらいいなと思うことを形にできる
・仕事以外のことをすることにより仕事のヒントやスキルを身につける。
といった効果もあるでしょう。

私自身、0.5人分ぐらいで抑えているつもりです。
常に0.5人分というわけでありませんが、少なくとも1は超えないようにしています。
独立して感じたのは、売上につながる仕事以外にも、営業や勉強など意外とやることは多いということです。
そして、仕事以外にもやりたいことは多いし、家族と過ごしたいし、休みたいし、ゲームしたいし、運動したいしと考えると、フル稼働していたら人生が終わってしまいます。

そうでなくても思わぬトラブルはあるもので、むしろ仕事だけにフル稼働できる日のほうが少ないものです。
そういった状態で、フル稼働、ましてや2人分、3人分働こうとすると、何かが犠牲になりますし、自分自身もストレスを抱えてしまいます。

0.5人分だけ働くと考えておいたほうが楽です。
8時間働くと考えると4時間と考えます。

ひとりで0.5人分の仕事で抑える秘訣

ひとりで0.5人分の仕事に抑えるには、次のようなことをやってみましょう。

利益率を考える

ひとりで0.5人分ということは、0.5人分の働きで、食べていかなければいけません。
となると利益を徹底して考えないと不可能です。

売上ではなく利益です。

売上を増やすだけではなく、利益を増やすとなると、いろいろと考えなければいけません。
売上から経費を引いたものが利益ですので、売上を得るために多額の経費をかける、たとえば広告宣伝費や高額なセミナー代、紹介料、システム代などを払っていると利益はなくなるわけです。

経費を300万円かけて、売上を350万円上げてもしかたありません。
それなら、経費をかけずに売上50万円のほうがいいでしょう。
経費を300万円かけて、売上が200万円ということもあるのですから。

経費が少ないとしても、売上自体が少ないと利益も当然少なくはなります。
売上は単価×数ですので、数を増やさないなら単価が低いと、売上は少なくなるものです。

利益を考える=単価を考えることになります。

また、時間当たりの利益も考えなければいけません。
大きな利益を得られる仕事であっても、拘束時間が長かったり、ストレスが多く悩む時間が長かったりすると、時間当たりの利益は低くなります。
時間当たりの利益が低いと、長時間、つまり2人分、3人分働くことになってしまうわけです。

時間の自由度の高い仕事をする

ひとりで0.5人分、人が足りている状態をつくるのは、自分が動ける時間をつくるということです。
自分が動ける時間が多ければいいわけですので、時間の自由度が高い仕事が欠かせません。

たとえば本を書く仕事やブログを書く仕事というのは、自分で時間を選べます。
この時間に書こうと思っていて、そのときに新しい仕事が来れば対応できますし、お客様からの相談があれば対応できるわけです。

私が講演=他社開催で講師として話す仕事をほとんどやらず、自主開催のセミナーをやっているのは、時間の自由度を上げるためでもあります。
講演で先のスケジュールを抑えられてしまうと、プライベートの予定も入れにくくなるのです。

同様の考えから、自分のメディアにしか書きません。
講演や他のメディアに書いたほうが、露出度は高まり、多くの方に知っていただけるかもしれませんが、どっちみち0.5人分しか働けないわけです。
だからこそ、自分のセミナーやメディアに集中して、数は少なくても精度を高めるほうを選んでいます。
1億人に知っていただこうとせず、自分を必要としてくださる100人、ときには1人に届けばいいと考えましょう。

時間の自由度も意識して、メニューを考えたいものです。

効率化にこだわる

そして、もちろん効率化にもこだわらなければいけません。
純粋に自分のスピードを上げることも大事ですし、効率の悪いことを1つずつ小骨を取るように取り除いていくことも大事です。
厳密には、「効率の悪いことで必要ないこと」を取り除きます。

効率が悪いから駄目だというわけではなく、効率が悪いことこそ違いをつくることにもなりますし、結果的に効率にもつながるものです。
たとえば勉強することは効率が悪いことでありますが、必要なことですので、地道にやらなければいけません。

営業活動も効率がよいとは限りませんが、必要なことです。

仕事と向き合い、お客様に個別対応することというのは、効率がよいことではありません。
しかしそういった仕事をしたいのであれば、他のこと=俗事(必要ないこと)を効率化して時間をつくるしかないわけです。

ひとりにしかできない、小回りの利く仕事、個別に対応する仕事、深く関わる仕事は、大手や「安く多く」との明確な違いを出せます。
0.5人分で抑えておかないと、そういったことを考える余力もありません。

ひとりで2人分、3人分……と考えずに、むしろ0.5に抑えることも考えてみましょう 。

 



■編集後記

昨日は個別コンサルティングで、テーマは音声認識入力。
実際にブログを書く過程をお見せしようと、朝書かずに午後にとっておきました。
目の前で音声認識入力するのは新鮮な体験でした。

 

「1日1新」

音声認識入力をテーマに個別コンサルティング

 

■娘(2歳)日記

ムーミンのリトルミィが一目で気に入り、「ミィちゃん」と持ち歩いています。
アニメはそれほど見せていませんが、毒舌っぽかったような……。

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